“チア☆ダン” ★★ 監督:河合勇人 |
2009年に福井県にある高校のチアリーダー部が、発足僅か3年で全米チアダンス選手権で優勝、という実話に基づく青春部活ストーリィ。 広瀬すずが演じる主人公の友永ひかり、中学時代から仲の良い山下孝介がサッカー部に入部したことから応援をしたいと、チアリーダー部に入部。 ところがそのチアリーダー部、顧問の早乙女薫子のスパルタ指導に反発して先輩部員が揃って退部し、残ったのは新入生だけ。 それでもチアダンスの経験者である玉置彩乃を中心に部活動がスタートします。しかし、チームはてんでバラバラ等々問題だらけ。一時はもう解散?という事態にまで至るのですが、せっかく出来た仲間、絆を守りたいと再び結束。 チアリーダー部を止めて元のバトン部に戻せと主張する教頭に対してひかり、「全米で優勝します!」と啖呵を切り、本当に県大会優勝 → 全国大会優勝=全米チアダンス選手権大会に出場 → 全米制覇 を目指すことに。 そこから猛特訓が開始されるのですが、それはそれでいろいろ衝突だらけ。そんな紆余曲折を経て、どう彼女たちは全米制覇を成し遂げるのか? 青春、部活、仲間との絆という見どころ、感動は満載ですが、こうした作品ならお約束のようなこと。 本作の魅力は、主役を演じる広瀬すずの魅力に尽きる、といって過言ではないでしょう。 広瀬すずのもつ笑顔、明るさ、愛嬌、コメディアンヌ要素、そしてチアダンスでの溌溂とした姿、観ていて楽しいというに尽きます。 ただし、<競技かるた>の次は<チアダンス>か、という思いがないではなし。 2017.03.12 |