“武士の献立” ★★☆ 監督:朝原雄三 |
「武士の家計簿」の後は“献立”かという気がしないではなかったのですが、予想以上の観応えがあり、充分楽しめました。 江戸時代の加賀藩に実在した、藩主家族の食事を賄うお役目を担う家臣たち、俗に“包丁侍”と言われていたとか。 包丁侍のお勤め風景、料理風景にその料理と、それだけでも楽しいのですが、それに加えて“加賀騒動”と言われた藩内の権力闘争も描かれ、包丁を以ての宮仕えの意義を問う、といった要素も加えられている処が本作品の観応えに繋がっています。 主役となる春と安信を演じる上戸彩、高良健吾の2人、中々の好演です。 2013.12.17 |