“僕の彼女はサイボーグ” ★★
(2008年日本映画)

監督:クァク・ジェヨン
脚本:クァク・ジェヨン
出演:綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、吉高由里子、吉行和子、竹中直人

 

主人公ジローの元に未来から送り込まれてきた女性サイボーグ。
いつしかその女性サイボーグに惹かれていくジローとの、SFファンタジー的ラブ・ストーリィ。

女性サイボーグを未来から送ってきたのは、未来のジロー自身。銃乱射事件に巻き込まれて重傷を負った彼は、その事件から自らを救うため長い研究の果てに女性サイボーグを作り上げ、タイムマシンで送りこんできたという次第。
しかし、そのサイボーグは、ジローがちょうど1年前出会って恋してしまった女性にそっくりだった。
(※「サイボーグ」という題名ですけれど、明かに「ロボット」)
常に傍らにいてジローを守ろうとする女性サイボーグと同居するうち、いつしかジローには彼女に対する恋が生まれていく。しかし、そんなジローの想いはサイボーグである彼女に通じるのか。
そしてジロー、彼女に大きな危機が迫る・・・。

多少マンガチックですし、ストーリィにも無茶苦茶なところがありますが、最初から最後まで惹きつけられ、予想以上に楽しめました。
その理由は、女性サイボーグを主演した綾瀬はるかさんに尽きます。
綾瀬はるかさんという女優、これまで「
雨鱒の川」、TV「鹿男あをによし」を見た限りでは何やらぼけっとしたイメージがあって、印象度がもうひとつだったのですが、本作品ではとても魅力に溢れています。
サイボーグという役柄・それらしい動作の故ということもあるのでしょうけれど、仕草、メーキャップともメリハリが効いていて、こんなに魅力ある女優さんだったのか、と驚くほど。

ストーリィとかはこの際どうでも良くて、サイボーグを演じる綾瀬はるかさんを観ているだけで楽しい、まさに綾瀬はるかの魅力満開、といった作品です。

なお、最後の結末は、タイムトラベル・ストーリィから言うとちょっと問題ありと思うのですが、幕切れで再び彼女の姿を見ることができたのには満足。

※映画グッズに彼女のフィギュアがあるそうなのですが、つい欲しいと思ってしまった(苦笑)。

2008.06.04

       


  

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