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「むしろ素人の方がよい−防衛庁長官・坂田道太が成し遂げた政策の大転換−」 ★★ | |
2014/02/24
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1974年三木武夫内閣で防衛庁長官に任命された坂田道太は、教育畑の議員であり防衛・安全保障問題には全くの素人であった。 本書は上記のような足跡を残した防衛庁長官としての坂田道太を賞賛する方向で執筆された一冊です。 改めて別角度(防衛庁・省のトップ)から見て、外交・防衛というのは本当に難しい問題であると改めて思わざるを得ません。 ※「防衛を考える会」のメンバー、私が名前を知る限りでは牛場信彦、金森久雄、高坂正尭、角田房子と錚々たる顔ぶれが含まれており、かなり良質な会議ではなかったかと思います。 坂田防衛庁長官の登場/坂田が活用した「防衛を考える会」/国会論戦での一手/防衛世論の変化/坂田・シュレージンジャー会談/シュレージンジャー解任と再来日/自衛官への眼差し/基盤的防衛力構想−新しい防衛哲学/画期的な防衛白書/防衛政策の刷新−「防衛計画の大綱」と国防会議/ミグ25機事件/ロッキード事件と濡れ衣/党内抗争を見つめながら/長官退任後の坂田道太 |