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●「本の業界 真空とびひざ蹴り」● ★☆ |
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2001/07/20 |
「真空とびひざ蹴り」というのは、「本の雑誌」巻頭コラムの名前で、出版業界への提言ページだそうです。かつて人気を誇ったキックボクサー・沢村忠の必殺技の名前で、命名者は当時の編集長・椎名誠氏。発行人から目黒考二氏が降りてコラムが終了した為、これまでの23年間分を単行本にまとめたものらしい。 帯には「本を愛するすべての人へ!」「出版界の諸問題に真っ向勝負!」とありますが、それは誇張でも宣伝文句でもなく、本書の内容を適切に言い表しています。
内容は、出版業界や書店の内情から、“ベスト○○”の虚しさ、本が消耗品として扱われる事への懸念、“サン・ジョルディーノの日”等々、本に関するあらゆることに及びます。本好きの人なら、本書の直截な意見に共感すること多いのは、間違いなし! 1979〜83/1984〜86/1987〜89/1990〜91/1992〜93/1994〜95/ |
●「よりぬき読書相談室 どすこい幕の内編」● ★☆ |
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2006/08/25 |
WEB本の雑誌「読書相談室」に2004年06月から05年06月の間に掲載されたものを編集して単行本化した一冊。
「こんな本が読みたいのだけど・・・」という質問に対し、6人の相談員が幅広い読書経験を基にお薦め本を回答する、といったやりとりが、最初から最後まで。 まず、どんな本が出てくるのだろうか、という興味あり。 自分の既読本が出てくると嬉しいですし、あの作品も薦めて欲しいよなぁと思うことも幾度かあり。 本書を読んでとりあえず読むことにしたのは、光原百合ファンにお薦めの本は?という質問の回答に挙げられていた近藤史恵「天使はモップを持って」。 テーマ別こんな本が読みたい編 【相談員】 |
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