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●「シェイクスピア&カンパニー書店の優しい日々」● ★★ |
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2020年04月
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取材活動の失態から危険を感じ、カナダから身一つで逃げ出してパリにやってきた元犯罪記者が身を寄せたのは、シェイクスピア&カンパニー書店という、風変わりだけど、知る人には知られた有名な店。 “シェイクスピア&カンパニー書店”、元々はシルヴィア・ビーチという米国人が始めた書店で、パリで暮らす勝手気ままな人間たちの安息所として機能してきたとして知られた、有名な店だったという。 どういう書店かというと、店の奥へ入っていくと、階段、小部屋が幾つもあり、どの部屋も書棚でいっぱいの他、無造作に本が積み上げられているといった状態。信じ難いぐらい乱雑といった風ですが、有名小説家の直筆の書が沢山残されていたりと、貴重な書類を抱え込んでいる書店らしい。 経営的にはいい加減で、滅茶苦茶と言いたい位なのですが、そんな経営ぶりにもかかわらず半世紀以上続いてきたというのですから、ただただ驚きです。 |