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●「100万分の1の恋人」● ★★☆ 新潮エンターテイメント新人賞 |
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2013年07月 2007/02/04
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題名からすると綺麗なラブ・ストーリィを想像しがちですが、予想とは違ってシリアスなラブ・ストーリィ。 主人公とミサキの出会いは幼稚園の頃。そして、私立中学に進んだ主人公がミサキと再会したのは、大学に入ってからのこと。 告白された後の主人公の迷いが、順々と丁寧に書き綴られていきます。その静かで少しずつ積み上げていくような語り口が、私には好ましい。 |
●「もう、さよならは言わない」● ★★ |
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2008/06/08
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幼い息子を残して愛する妻が1年半の闘病後、癌で逝く。 何度も語られるようなストーリィで、ありきたりな物語かもしれませんが、そこから感じ取れるメッセージには新しいものを感じます。 本書は、残された側だけのストーリィではありません。 純なラブ・ストーリィ。 |