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01.職員室の日曜日 02.ねこ探!−地獄のさたもねこ次第の巻− |
【作家歴】、ダッシュ!、うたうとは小さないのちひろいあげ、空はいまぼくらふたりを中心に、青春は燃えるゴミではありません、こんとんじいちゃんの裏庭、夏に泳ぐ緑のクジラ、みつばちと少年 |
あえてよかった |
01. | |
「職員室の日曜日」(絵:田中六大) ★★ | |
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人気があるらしい“日曜日”シリーズの一冊。 舞台は、せんねん町の、まんねん小学校。 さて何して遊ぼうかという問いに返ってきた言葉は、うそつき大会。ただし、だれかを傷つけるうそはダメ。 個性的な仲間が集まって、お互いに励まし合い、協力し合いながら、ひとつの行動(どんな宝かわからないながらも、どうしたら守れるか)をしようというところが楽しい。 大人目線で読んでしまうとなぁ〜んだ、となりがちだと思いますが、子供だったらどう感じるかとシミュレーションし、子供の目線に立って読むと、すこぶる楽しい物語であると感じられます。 |
「ねこ探!−地獄のさたもねこ次第の巻−」 ★☆ | |
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村上しいこさんの名前と「ねこ探!」という題名からだけで図書館にリクエスト。小学校中学年向きの本とはあとから知ったことです。 「ねこ探!」第2巻目。 文字どおり、猫を主人公にした探偵物語で「ねこたま探偵団」の省略らしい。 家が隣同士という、能天気な銀ちゃんとやたらお姫様ぶりっ子のにこという人間2人が猫の探偵団に加わった。特別な薬を飲んだおかげで銀ちゃんとにこの2人は猫との会話ができる、というのが本書の設定です。 主役の猫たちは、ぼくことピース、ミケねえちゃん、黒ねこのワサビ、サビねこのトサマル、という面々。 奨学生向けなのでそれ程の事件が起きる訳でもなく、探偵活動も単純なものですが、猫たちの繋がり逢い、また小学生2人との絡みぶりが楽しめます。 ※前作は「ねこ探!−ねこもしゃべれば事件にあたるの巻−」 事件捜査に人の手も借りたい猫たちが、家族である人間の子供を巻き込んだ、ということらしい。 |