ソフィー・リトルフィールド作品のページ


Sophie Littlefield 
米国ミズーリ州出身。専業主婦の傍ら小説修行を続け、「謝ったって許さない」にて長篇デビュー。同書にてロマンティック・タイムズ・レビュアーズ・チョイス賞を受賞。

 


   

●「謝ったって許さない」● ★
 原題:"A BAD DAY FOR SORRY"       訳:嵯峨静江

  
謝ったって許さない画像

2009年発表

2010年10月
角川文庫刊

(840円+税)

 

2010/01/24

  

amazon.co.jp

ミシンの修理&販売店を営む中年女性=ステラ・ハーデスティの裏稼業は、妻に暴力を振るう夫を手ひどく痛めつけ、2度とそんな振る舞いをさせないこと。
そのステラが今回助けたのは、若妻
クリッシー。でもそのクリッシー、男性関係歴を見るとクリッシーにも多少問題が・・・・。
とはいえ、女性たちを救うというステラの決心は変わらない。しかし、そこにクリッシーの幼い息子
タッカーが何者かに誘拐されるという事態が発生。
頼りない若妻から一転してタフな女性に一変してみせたクリッシーと共にステラ、タッカーを探すためマフィア一味に殴り込みをかけることに。さて、その結末は・・・・というストーリィ。

ユーモラスかつドタバタ劇かなと思ったらとんでもない、前半はまるでオバサン版必殺お仕置き人、という感じです。そして後半は、オバサン版ランボー、といった感じか。
いかにもアメリカらしいなぁ、というアクション・ストーリィ。

アメリカなら受けそうな作品ですが、さて日本だとどうなのか。
好み次第と言ってしまえばそれで終わりですけれど、ここまで法律無視となると、ちょっとなぁ。
なお、主人公のステラ、中年の未亡人とはいえ
保安官ゴート・ジョーンズにほのかな想いを寄せたりと、まだまだ可愛げも愛嬌もあり、そのうえ中々悪運も強いといったキャラクター。そこが本作品の魅力の源泉でしょう。

        


 

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