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2.小公子 |
●「秘密の花園」● ★★★ |
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第43刷 第47刷
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私が初めてこの作品を読んだのは、大学卒業を目前に備えた頃、今から23年も前のことです。 今回は映画の各場面を脳裏に思い浮かべながら読みました。小説のイメージと映画の画面がぴったり合って、とても楽しいものでした。(05.01.02) |
※映画化 → 「秘密の花園」
●「小公子」● ★★★ |
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1886年発表 第23刷
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私が本を読み出した、およそ最初である小学生の頃から繰り返し熱読した作品と言えるでしょう。 主人公セドリックが、イギリスの祖父ドリンコート伯爵の下にフォントルロイ卿として引き取られ、その誠実で明るい性格から祖父の気持ちを和らげ、周囲の人々をも幸せに変えていくというストーリィ。 今読めば、セドリックという主人公があまりにでき過ぎで、理想的に過ぎる話と思いますが、それでもなお愛着を感じざるを得ません。誰しもこうありたいと思う姿が、セドリックの中に感じられる所為ではないでしょうか。 この作品の疑問としてあるのが、ひとつ。アメリカで、セドリックとその母親はどうやって女中を雇うような生活を維持する収入を得ていたのか、ということなのですが、あまり詮索せずに楽しむ方が良いようです。 |
●「白い人たち」● ★☆ |
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2002年
2005/03/04 |
本書は、母国アメリカでももう出版されていない作品なのだそうです。 スコットランドの荒れ果てた遠い土地にあるミュールキャリー城館。主人公であるイゾベルは、生まれたとき父母を失っており、アンガスとジーンという忠実な召し使いに守られて成長してきた少女です。 |