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− 金峰山登頂失敗! − 半日

6 月××日 【曇り〜雨】

 11 時 30 分に山梨市を出る。前回の国師ヶ岳と同じ登山口なので慣れた道だ。焼山峠で弁当を食べるが、そこに「来週から平日昼間は林道通行止め」というお知らせ看板があった。全舗装の方向になるのは良いが、登山口に行けないのでは困る。その後は一気に大弛峠まで飛ばすが、ダートでは後ろの荷物が跳ね上がり、乾燥食品はバラバラになりそうだ。こんなときでもデリスペくんを 4WD ではなく FR にしてドリフト走行している。今は雨上がりなので、路上に埃が立たない。13 時 22 分に大弛峠に到着。先週と全く同じ場所に駐車し、着替えをしてザックに中身を詰め込む。荷造りをしておけば良かったと毎回思う。

 14 時 15 分になって出発。結局のんびりしすぎてこんな時間になってしまった。ゆっくり登山道に入るといきなりの急登。林の外から見えなかったので意外な展開だ。国師岳と同じように荒れた道から、すれ違うのも狭い道となり、その後は緩やかなアップダウンが続く。年輩の登山者とすれ違うが手ぶらだ。30 分で見通しの悪い朝日峠を通過する。その後、男の 2 人連れ、女 6 人の学生?パーティーなどとすれ違う。見通しの悪い尾根道を進むと岩尾根となり、大きな岩の上をまたぐように歩く。朝日岳の頂上はすぐかと思ったが、再び緩やかなアップダウンが続く。狭い登山道で、男の人を先頭と最後尾に配したなんと総勢 40 人位のおばさん団体とすれ違った。こちらがずっと待っているのに礼儀を知らない。先頭と最後尾の男の良識が問われる。少し行くと見通しの悪い林の中に朝日岳山頂があった。15 時 27 分だ。霧雨が降り始め、冷えるのでレインウエアのジャケットだけ着る。携帯電話が通じ、家に現在の経過を報告した。10 分後に歩き始めるが、すごいガレ場の下りにびっくり。登り返しも考えて下る。天気が悪いので見通しの全くきかない場所もあり、今後の天気によっては帰りがきつくなるとも思われた。もうここまでにして引き返そうと 50 m ほど戻るが、来週からは林道が閉鎖されることを思い出し、再び前進した。しかし雨が強くなり、アップダウンも続くので帰りが少し心配になってきた。どの位で山頂なのかも不明だ。

 16 時 30 分になり、位置は不明だが引き返すことに決定。山頂が 17 時だと下山が 19 時を越えてしまうからだ。残念だが仕方がない。来た道を花の写真を撮りながら戻る。登り返しもきつくはなかった。朝日岳山頂でチョコチップバーを食べて休憩。三脚は手に持つことにする。200 mm のマクロレンズを持って歩くのは初めてだが、小さな花が遠くから十分に大きく撮影できるので良い。しかし被写界深度が浅いのでどうだろう。朝日峠に到着し、水を飲むがあまり減らない。無理矢理飲む感じ。その後も何か撮るものはないかと探しながら歩く。18 時 50 分に下山したが、結局大して暗くならず、ヘッドランプは点灯しなかった。

( 奥秩父の朝日岳= 2,579.0 m )


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