2002/08/01(木) 晴

 あっという間に8月である。
そうこうしていると、そのうち秋になりそうな勢いである。(意味不明)
 はぁ。

 そんなわけで、今日はポールで対COM戦で敗退して、あっさり帰ってくる。あーあ。


2002/08/02(金) 晴

 週末恒例の終電まで粘ってお仕事で、身も心もぼろぼろになって帰宅する。
 はぁ。
 寝よ。


2002/08/03(土) 晴

 お休みの土曜なので、ココストア氏を召還する。通常ならこのままとりあえず一戦するところなのだが、生活雑貨を購入したいとのたまうココストア氏を連れてホームセンターに行く羽目になる。……ホームセンターと言っても、ギガス関西なところが我々らしいといえなくもない。
 フライパンとやかんという、生活感溢れる買い物をする彼を横目に、今回は誘惑に耐えて買い物を控える私である。もっとも、さりげなくMAGLITE 2-Cell AAA Flashlight(MODEL NO.M3A106V)何ぞ買ってしまっていた私ではあるが。

 で、当然のごとくその後は飯を食いに大須へ赴く我々である。何ゆえ大須なのかは当然のごとく機密事項である。うむ。
 で、成り行きと言うかなんというか、やっぱり無駄な暴走する私である。SHARP製 通貨換算機能つき100円電卓EL-237Gはともかくとしても、FILCO handspring Visor Edge専用トラベルキット(USB HotSyncケーブル+専用ミクロパワー)FPS-101VIED-H(2,980円也)とか、handspringロゴ入りベルトポーチ(2,980円也)とか、『SPY GAME - COLLECTOR'S EDITION -』(6,000円也)とか、『ITALERI製品カタログ2002』(600円也)とか、挙句の果てに『WORLD TANK MUSEUM』を2箱、箱買いするに至ってはなにをかいわんやというか……。

 ……暴走を止めたのは、ひとえに今回ココストア氏のリュックが既にして生活雑貨で一杯で、私のそれ以上の買い物を無言で阻止していたからに過ぎない。えーっと。

 で、そのまま糸様邸に乱入した我々はここでココストア氏と別れ、毛手家手氏を代わりに召還、そのままジブリな『猫の恩返し』を観に行くこととしたのであった。
 ……感想。『耳をすませば』の方が当社比30倍良かったと思いますが……。
 っていうか、現実から仮想世界への架け橋として、のっけから人語を解する猫を出すんじゃなしに、最初は本当にお辞儀するに止めさせるとか、段階を踏む演出は欲しかったんですが……今時、奈良公園の鹿だってお辞儀ぐらいするわけだし。(爆)
 そもそも、猫を助けたがゆえにトラブルに巻き込まれると言うストーリーに終始するのは、道徳的にどうかなと思うし……。
 「じゃね!」の、猫王のキャラは個人的には好きだったのに、悪者に終始するのもどうかな、という気もするし。(ボディガード猫が寄ってくる猫たちを追い払うあたり、悪者としての伏線は張ってあったことは承知しているけどさ……)
 怪鳥ロプロスにポセイドン、ロデムという王道をいっているのはいいんだけどさ……(ガーゴイルのトト、大猫ムタ、フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵であることは言うまでもなかろう)
 はぁ。

 ほのぼのした余韻では、むしろ『ギブリーズ epsode2』の方が……とも思ってしまう私である。洒落でなくて電車のエピソードなんか真面目に体験したことあるしなぁ……戻るのが終電だったので、タクシーではなかったけれども。いえ、窓に映って展開している情景は目撃したことないし、その後のほのぼのストーリーとかは身に覚えがないですけどね、さすがに。はぁ。
 『猫の恩返し』の方もツチノコのクローン化とか、妙なところに凝ってはいるけど、そういう細かいところより、もっと、なんというか気を使うべきところがあるような……。

 はぁ。
 で、帰りにバイク走っている最中にポケットから携帯落とすし……いや、カランって音ですぐに気づいたからまだ良かったのだが、おかげで取って返した目の前で車に踏まれるところを目撃してしまったのだが……。
 こんなん出ましたけど。はぁ。まぁ落としたのが Palm でなかっただけ10000倍ほどマシではあるけれども……欝だ。



2002/08/04(日) 晴

 なんというか、ついてないときはこんなもんだ。はぁ。
 で、ココストア氏を再召喚、昨日やり損ねたボードゲームに燃える。
 『アフリカ』か『指輪物語』をやろうという話もあったのだが、インストールが面倒なので(要は私がルールを読んでいないという話)、今日は対戦ゲームを色々やることにする。
 ……結果は散々たるものだった。
『バトルライン』2勝1敗……これはまだいい。
『ダイスランド』1勝2敗……奇跡の一勝(なんと、このゲームで初めての勝利だ!)……これでやめておけばまだ良かった。
『サムライ』0勝3敗……予想通り、と言うか。
『ロストシティ』0勝2敗……えーっと。

 なんというか、ついてないときはこんなもんだ。
(運だけで勝ち続けることのできるゲームは存在しない……逆に言うなら運だけで負け続けるゲームも存在しない……はぁ)
 はぁ。

 仕方ないので、携帯電話の更新に出かける。
「ええっと、機種変更したいんですが、いくらぐらいかかりますか?」
こちらの機種ですと、2万3千円になりますね
「にま……は?」
こちらの機種ですと、1万2千円ですが
「いちま……は? あの、ちなみに、新規契約なら……」
(苦笑しつつ)新規でしたら無償なんですが……

 噂に聞いてはいたが、携帯電話の世界と言うのは凄い世界である。
 個人的には携帯電話の番号が変わることに未練はないのだが、ロングウェイサポートと長期利用割引のレートがリセットされることを考えると得策とはいえない。
 しかし……上位機種で2万円オーバー、下位機種ですら1万円オーバーというのは……ん? 機種といえば……。
「この型の後継機って取り寄せできます?」
ああ、その型の全面タッチパネルのタイプは、もう製造中止で……
 ぐはっ。

 ……だ。
 それでもJ−Phoneのポイントを使えば、値引きで何とかなりそうではあるので、上位機種にするか、下位機種にするか検討することにして、とりあえず今日の機種更新はパスする。はぁ。
 なんというか、なんだかなぁ。


2002/08/05(月) 晴

 ノートPCを買ったら音が出ない、バイクは壊される、m505用通信アダプタは壊れる、メモリ交換したら不良のメモリがついてくる、PowerBook G3は壊れる、ついでに携帯電話まで割れる……はぁ。
 列記してみると、さらに鬱になる今日この頃である、あぅぅ。
 今年の夏はなんというか、ついてない。もっとも、どれも金銭的にもその他の意味でも致命的損害になっていないのは僥倖である(バイクだけは金銭的にも大ダメージだが、事故ったわけじゃないしな……)……いや、僥倖かもしれないが、喜ぶべきなのかどうかはかなり微妙ではあるな。うぅ。
 なつわぁふゆにぃあこがーれてぇ、ふゆわぁなつーにかえーりたいー……はぁ。
 そういえば、今年の夏は蝉の鳴き声をついぞ聞いていないな。世も末か。(謎)


2002/08/06(火) 晴

 暑い……あづいー。
 あづいので、今日も帰りに鉄拳してみるが、コンボットでプレイしていたのが祟ったか、えらく強いヨシミツに乱入され、李で迎撃するも全く叶わず叩き出される。
 ……再乱入しようかと思ったが、リアルポールな人が先に乱入、あっさりそのヨシミツを蹴散らしてしまう。
 あぅ。ひょっとして、いや、ひょっとしなくても、私って食物連鎖の最下層にいるのかも。
 はぁ。……なんだかなぁ。


2002/08/07(水) 晴

 暑い……あづいー。
 今日も暑いので、さっさと帰ってきて本屋さん巡りをする。
 本屋なんか巡れる時間帯に帰ってくることは滅多にないのだが、その反動でたまに本屋さんを巡ると……。

『S.I.C.OFFICIAL DIORAMA STORY KIKAIDER00』(ホビージャパン刊/\1,950)、『戦闘妖精・雪風 解析マニュアル』、(早川書房/\1,200)、『ファビュラス・パーカー・ボーイズの映画欠席裁判』(町山智浩&柳下毅一郎著/洋泉社刊/1,500円)……本日の損害はこんなものである。

 で、帰ってきてから久しぶりに『鋼鉄の咆哮』に燃えてしまう私である。

緋色騎士団所属特務駆逐艦"Z2000型"要目(3−1"蒼い突風"作戦時)
* トン数は2.5倍で換算 特務駆逐艦"Z2000型"
重量3086/3100(7,715トン) 速度29.7Kt
主砲:四連装15.2cm60口径砲3基12門(前方3基)
四連装12.7mm機銃(14基56門)
多連装噴進砲(6基)
SAM発射機(1基)
新型対潜ロケット(1基)
搭載設備
 音波探信儀II
 電波探信儀II
 発砲遅延装置I
 自動装填装置II
 応急注排水装置I
前艦橋IV (独)
後艦橋IV (独)
駆逐ボイラーIV 3基
標準タービンIV 2基
機関配置 シフト配置
排煙能力 ボイラー4/3基分
防御区画 70%(完全防御)
策敵範囲 20
船体 駆逐艦IV
耐久力  310
舷側防御 対15cm防御(10%被害緩衝)
甲板防御 対12cm防御(6%被害緩衝)
指揮能力 54
航続距離 10666

 かつての対超兵器戦用原子力戦艦"八島"に比べれば情けないほど貧弱な艦ではあるが、わが独立艦隊にとって、これが唯一最強の戦力である。独逸型駆逐艦特有の特殊能力で15.2cm砲が搭載できることが唯一の慰めである。これはかなりの利点で、駆逐艦に限って言えば独逸型は最強とも言える。

 実は資金的にも巡洋艦を建造できるだけの資金は貯まっているのだが、まぁ、まだ駆逐艦でも十分いけそうな感じなので駆逐艦で頑張ってみるつもりである。
 あとは技術力不足が……。

 航空技術 レベル0
 機関技術 レベル5
 鋼材技術 レベル6
 兵器技術 レベル14
 電気技術 レベル8

 今回も兵器技術だけ極端に伸びているのはご愛嬌である。そんなわけで数回ミッション2を繰り返してようやく超高速巡洋艦「ヴィントシュトース」を撃沈したものの、まだまだ先は長い感じである。
 はぁ。


2002/08/08(木) 晴

 暑い……あづいー。
 暑いので会社の飲み会である。だらだらしていたので、終わった頃には、あまり時間は残されていなかったものの、WINS3なジンがいたから闘ってみる。

 ……あっさり勝って拍子抜けする。
 リトライもしてこないので、さっさとクリア、久しぶりに『頭文字D』を新規カード作成でやってみることにする。とりあえず、勘を取り戻すためにRX−7(FD3S)を使用、中級の碓氷峠でRX−7相手に勝利、調子に乗ってAE86で再作成、初級妙義のEG6に楽勝で勝ったものの、中級の碓氷峠でRX−7相手に敗退する。
 まぁ、フルチューンのRX−7(FD3S)があるのに碓氷で遊んでいるのもちょっとアレではあるが。秋名は遠いよなぁ……。


2002/08/09(金) 晴

 暑い……あづいー。
 やっぱり暑いので今日も会社の飲み会である。
 で、今回は会社な人たちとゲームセンターに赴くが、会社な人たちには鉄拳で連勝したものの、そのまま普通の人のクリスティに惨敗する……おまけにレースゲームでFD3Sを駆りながらランエボな会社の人に負けると言う情けない有様である。

 ……はぁ。

 素直に寝よう。


2002/08/10(土) 晴

 お休みである。お休みであるので、携帯電話の機種更新にでかける。結局J−PE01のような全面液晶タイプの後継機はないらしいので、現行機で私的にはもっともスタイリッシュと思えるJ−D06に変更することにする。4,096色の液晶以外は特に欠点もないので、デザイン重視のこれでよかろうという判断だ。
 で、まずは家の近くのJ−Phoneショップに行ってみるが、猛烈に新規契約を勧められる。
 J−Yearに加入すれば最初から10%割り引きなのでそんなに変わりませんよ、と言うわけだ。私はロングウェイサポートに加入している(ロングウェイサポート+長期利用割引で最大の25%割引に達している)が、新規契約との機器の差額を考えると、長く使うなら新規契約でこちらにした方が得ですよ、と言うのである。

 ……そうか?(疑)

 いまひとつ不信感を感じたのでギガス関西で値段を聞いてみる。先ほどのJ−Phoneショップでは「番号が変わるのは構わないが割引率が下がるのが……」という言い方で聞いたのだが、反省して研究し尽くした客を演じることにする。
「この機種の機種更新時の価格はいくらですか? J−Phoneクラブ入らない場合で。入ると3,000円値引きですよね? 値引き前で。事務手数料も抜きで。事務手数料は1,900円でしたよね? もちろんポイント値引きも抜きで。
 ……こんな感じだ。(笑) これだけ把握してれば、機種更新時の本体価格さえわかれば、他の情報は必要ない。新規契約時と機種更新時の本体価格が全然違うのがこの業界の凄いところだ……。
 で、価格だけチェックして(ギガス関西のポイントも使えるが、購入価格でポイントを貯めることはできないらしい……それなら実質J−Phoneポイントによる値引きだけなので他店舗と同じだ)大須に赴く。
 前回聞いた店で再度確認してみる。今回も、同様に「研究し尽くした客」を演じる。どうも余計なことを言うとろくなことにならないことを悟ったわけだ。もっとも、前回聞いた時にこの店で言った内容も「番号が変わるのは構わないが割引率が下がるのが……」という話で、ほとんど変わらないはずなのだが……。
 で、ギガス関西より安かったので素直にこの店で買うことにする。ついでにこの機会に最大割引率が変わるなら、ということで、J−Yearへの変更も依頼する。
 登録は1時間ほどかかるとのことだったので、1時間ほどうろついて、なぜかココストア氏に会う。(爆)
 ……なんというか、行動パターンが……とりあえず彼を連れ回しつつ1時間待つことにする。

 ……1時間後。

お客様はロングウェイサポートに加入されていますので、変更するメリットがありませんから、J−Yearへの変更はいたしませんでした

 ……は?
 
 その場では、契約変更は別にいつでもできるし、とりあえず納得して了解したのだが、後で店の親切に大いに感謝することになる。
 以下は、帰ってから良くパンフレットを見てわかったことだが……。

 私はロングウェイサポート+長期利用割引で既に最大の25%割引に達している。宣伝にはJ−Year+長期利用割引(ロングウェイサポートとJ−Yearは併用できない)で最大45%OFF!と謳ってはいるのだが、よーく読むと2年目以降、1年毎の「ご契約更新月」は、確かに30%割引でロングウェイサポートより得だが、それ以外の月は10%割引でロングウェイサポートと変わりがないのだ。

 それでも1年毎の「ご契約更新月」分は得に思えるが、ロングウェイサポート+長期利用割引の最大25%割引というのが正確な表現ではないのだ。ロングウェイサポートは1年経過する毎に月額基本使用料が無料になる。(+長期利用割引10%引き
 はっきり言えば1年毎の30%割引(+長期利用割引10%引き)よりこちらの方が(基本使用料の2倍以上追加料金を取られるほど1ヶ月で電話する猛者でなければ)お得なのだ。ついでに言えば、私はトークパックを使っているので基本利用料にはある程度の無料利用分(基本料金に含まれるという表現の方が正確だが)が含まれる。つまり、それを振り切って、かつ無料利用分を含む基本料金の2倍以上使って初めて30%割引の月は得ということになる……そんなことはほとんど私にとってあり得ない。

 ロングウェイサポートには欠点がある。それは「1年経過後から」10%割り引きなので契約してから1年以上経過しないとうまみはないという点だ。逆に言えば1年経過すればJ−Yearにする必要はない。

 J−Yearの最大の利点はいきなり10%割引になることだ。
 これには裏があって解約した場合、1年目解約は4,000円、2年目解約は3,000円……と3年目までは解約すると違約金を取られるのである。(ロングウェイサポートは契約金1,000円を取られるが、解約時の違約金は必要ない
 ……総合的に考えると、私にとってJ−Yearはぜんぜんお得じゃない

 店の言うとおりだ。ううむ。もっとも、月々300円のJ−Phoneクラブには加入することにしてしまった。保険みたいなものだ。J−Phoneポイントを使った値引きもあり、結果的にかなり安くなった。
 ……突き詰めると確かに最初の店は嘘は言っていないのかもしれないが、結果だけ言えば更新して正解、と言うより、新規契約したらかなり損したな気がする。うむ。やはり、店員のいうことは鵜呑みにせずによく考えることが肝要だ。
(J−Yearに変更しようとして却下されたことは忘れているらしい)

 そんなわけでココストア氏を捕まえたことをいいことに、そのまま映画を見に行くことにする。
 今日のお題は『トータル・フィアーズ』だ。ジャック・ライアン・シリーズの映画の3作目である。
 ……突込みどころ満載ながら、それなりに映画としてはまとまっていた映画である。少なくとも、私はそう思った。
 いや、核の衝撃波で墜落したヘリの無線機がなんで生きてるのか、とか、PDAもしっかり生き残ってるし、とか、大統領最優先はわかるが海兵隊の奴らCIA長官はほかりっぱなしで、助けても野戦病院もどきのところに収容するのはあんまりだろ? とか、いくら私が好きな『ロック』もそうだからと言ってプロが潜入時にアマチュアをパートナーで連れて行くなよ、とか、プロの癖に露骨に侵入証拠を残すな、とか、ジャック・ライアンも見張り役なんだから、ジョン・クラークに見つかったことを知らせてやれよ(つーか、いきなり助けにいくか?)とか、NATO軍機ならF−16もわからんではないがここはF/A−18だろうしそもそも超低空進入「ではないのに」ロシア空軍の出迎えがないのはなぜ!? とか……。

 私的には許せる(笑)が、原作を知るココストア氏には全然納得がいかなかったようだ。

 いわく、まず原作では核はあくまでEMP爆弾で、あんな戦術核じゃねぇ!(パンフレットには「原作では、これにより推定で初期20万人、その後の遅発効果で5万人の死者が発生することになっている」とあるので、それが事実なら彼は中性子爆弾と勘違いしているかもしれない) とか、最後の緊迫シーンでのロシア大統領とライアンとの鍵になる世間話がカットされてる! とか、そもそもホットラインはライアンが直接タイプしてたぞ! とか、第一、最後の場所はエア・フォース・ワンじゃなくて、ぐちってた地下シェルターだ、伏線を忘れとる! とか、ライアン・ファミリーはどこ行った、大体、このとき結婚してた奥さんは女医は女医だがボルチモアにはいなかったぞ! とか、B−2は出てこなかったはずだし、潜水艦戦はまるごとカットかいっ! とか、そもそも話のきっかけの不倫話はどこへいったっ! とか、ぶつぶつ言っていた。(笑)

 ……で、学生時代よろしく、その後はファミリーレストランで2時まで映画とSF小説について語り合ったりしたのであった。(徹夜でないところがサラリーマンだ)
 ははははは。
 はっ。


2002/08/11(日) 晴

 久しぶりにマスター・ガラキ氏とボードゲームに燃える。
 とりあえず、本人の希望で『カフナ』をやってみる。

 ……結果、完敗する。えーっと。

 で、次に『バベル』をやってみる。

 ……結果、完敗である。はうっ?

 負け犬モードに浸っているところに、ココストア氏がやってきたので、3人で久しぶりに『カタンの開拓者たち』をやる。
 序盤、圧倒的優位と思えたが、相変わらず最長交易路にこだわるマスター・ガラキ氏に気をとられているうちに、いつの間にかココストア氏が最大騎士力でボーナス点を確保して勝者となってしまう。

 あぅ。

 次に開始したのは……ビルを建てるという平和的モチーフにもかかわらず、なぜか必ず各自がマンハッタン・ギャング、南米マフィア、香港華僑と化して覇権を争う過激なゲーム展開となる『マンハッタン』である。
 このゲーム、効率だけを追及するなら人の建てたビルの上に自分のビル駒を置いて支配するのが自分の支配力の上昇と相手の支配力の低下を両立させる最高の手段なのだが、実際にそのような「攻撃」に出た瞬間、両者で血で血を洗う激しい抗争が勃発、気がつくと、抗争に参加しなかった人が一人で独走状態になるというジンクスがある。
 それゆえ、映画『ウォーゲーム』の教訓「勝つためには戦わないこと」が示されるゲームなのだが、やはり……最終的には何故か血で血を洗う激しい抗争が勃発しているのであった。う−ん。
 そんなわけで、ココストア氏と抗争に明け暮れた私は勝利レースから早々に脱落、日和見していたマスター・ガラキ氏が勝者となってしまう。
 悔しいので再度挑戦するが、今度はマスター・ガラキ氏との抗争が勃発、このままでは二の舞になるのは火を見るより明らかなので、抗争を早々に切り上げ、マスター・ガラキ氏と和解して同盟、参戦せずに独走していたココストア氏を迎撃するが、力及ばず支援していたマスター・ガラキ氏は敗退、同盟軍は完敗してしまう。
 あうー。

 ……血で血を洗うゲームには懲りたので、今度は『サムライ』をやるが、一度は勝利したものの、二度目はやはり要領のいいココストア氏の勝利となる。
 ……はぅー。
 最後は再度の『カタンの開拓者たち』でシメるが、なぜか発展カード合戦と化したこのゲームでは結局珍しく最長交易路と勝者の座を両方射止めたマスター・ガラキ氏が勝利する。
 ……っていうか、今回は私惨敗である。(今回だけじゃないか)
 はぁ……修行しよう……。


2002/08/12(月) 晴

 夏休みなので、今日はまったりと過ごす。
 まったりー。


2002/08/13(火) 晴

 そんなわけで出勤である。
 それでも、比較的早い時間に仕事は終わったので、久方ぶりにタイホウに赴いてみる。一応目的はバーチャロン・フォースであったが、夏休みということで予想通りの大混雑である。

 はぁ。

 で、ため息を吐きつつ50円な鉄拳でもやろうかと思ったら……なんと鉄拳4の対戦台はソウルキャリバーになっているではないくわぁっ!?

 ……なんてこったい。隅に対戦台「ではない」鉄拳4があったものの、非対戦台なんぞたとえ50円でもやる気にならない……。

 仕方なく、帰ってきて『鋼鉄の咆哮』に燃えることにする。前回同様、戦艦"荒覇吐"に苦戦する。
 もっとも、今回はここまで無理矢理駆逐艦で作戦を遂行してきたので、それも無理はないかもしれない。

緋色騎士団所属特務駆逐艦"Z2000型"要目(3−12"緑神覚醒す"作戦時)
* トン数は2.5倍で換算
特務駆逐艦"Z2000型"
重量3095/3100(7,738トン) 速度34.8Kt
主砲:四連装15.2cm60口径砲3基12門(前方3基)
20mmバルカンファランクス(6基)
3連装53.3Cm誘導魚雷(1基)
対艦誘導弾VLS(2基)
対空誘導弾VLS(2基)
新型対潜ロケット(1基)
搭載設備
 電波妨害装置I
 音波探信儀II
 電波探信儀II
 発砲遅延装置II
 自動装填装置II
 自動消化装置I
 応急注排水装置I
前艦橋IV (独)
後艦橋IV (独)
駆逐ボイラーV 3基
標準タービンV 2基
機関配置 シフト配置
排煙能力 ボイラー4/3基分
防御区画 70%(完全防御)
策敵範囲 20
船体 駆逐艦IV
耐久力  310
舷側防御 対14cm防御(8%被害緩衝)
甲板防御 対10cm防御(3%被害緩衝)
指揮能力 54
航続距離 10666

 電気技術力の向上により、以前と比べると格段に現代的駆逐艦に変貌を遂げていることがわかる。特筆すべきは新型機関搭載により、速力が29.7Ktから34.8Ktに向上している点である。また、誘導噴進弾垂直発射筒やバルカンファランクスの装備により防空、対艦能力も大きく向上している。
 その代償として装甲が若干犠牲になったものの、総合的には名実共に軽巡洋艦並みの能力を持つに至ったと言える。

 とはいえ、いくら「軽巡洋艦並」といっても、駆逐艦は所詮駆逐艦である。というより、相手が50.8サンチ45口径砲8門搭載の5万トン級(推定)超大型戦艦"荒覇吐"では、相手が悪すぎる。それこそ、軽巡洋艦はおろか重巡洋艦ですら勝ち目は薄いのだ。

   前回の教訓からいえば、戦艦に勝てるのは戦艦だけである。確かに魚雷発射管の射線を複数持つ駆逐艦で超大型戦艦"荒覇吐"を倒すような猛者もいることは知っている。(攻略本によれば制作者の石川慎二さんは実際に駆逐艦で戦艦"荒覇吐"を撃沈したそうだ)
 しかし、それはあくまで優れた設計能力と操艦能力の賜物であって、私のような一般人においそれと為し得るものではない。

 この際、軽巡洋艦や重巡洋艦で無駄なあがきをするよりは、戦艦を建造する方が賢明だ。そんなわけで、現時点で持てる技術を結集し、レジスタンスは遂に最初の戦艦建造を決定したのであった。

緋色騎士団所属対戦艦"荒覇吐"用戦艦"ブランデンブルグ"要目(3−12"緑神覚醒す"作戦時)
* トン数は2.5倍で換算
戦艦"ブランデンブルグ"
重量16262/16500(40,655トン) 速度20.0Kt
主砲:四連装43.2cm50口径砲3基12門(前方2基後方1基)
副砲:四連装20.3cm65口径砲2基8門(前方2基)
20mmバルカンファランクス(14基)
多連装噴進砲(8基)
対艦誘導弾VLS(2基)
SAM/SUM発射機(1基)
搭載設備
 電波照準儀I
 電波妨害装置I
 音波探信儀II
 電波探信儀II
 発砲遅延装置II
 自動装填装置II
 応急注排水装置I
前艦橋III (独)
戦艦ボイラーII 12基
標準タービンIV 4基
機関配置 シフト配置
排煙能力 ボイラー12/12基分
防御区画 56%(完全防御)
策敵範囲 18
船体 戦艦II
耐久力  1800
舷側防御 対43cm防御(58%被害緩衝)
甲板防御 対38cm防御(38%被害緩衝)
指揮能力 31
搭載数  1部隊(偵察機"Ar196"×1) 航続距離 7222

 本艦は特異な艦である。テュランヌス南太平洋艦隊旗艦"荒覇吐"撃破の為にのみ急遽設計、建造された艦であるからだ。
 一見するとこの艦はさほど変わった点があるようには見えない。むしろ、至極まっとうな戦艦とさえ言える。武装はこの時期の技術力で建造された艦としてはオーソドックスな装備だ。装甲面においても、"戦艦"を名乗るだけあって自らの主砲に耐えうる舷側防御装甲を持っているが、この点も特筆すべきところがない。むしろ、極端に甲板装甲が薄くなっていないことが、この種の目的で設計された艦としては特徴的なほどだ。
 しかし、本艦には他の艦にはない特徴がある。それは……速力だ。本艦の最大戦速はたったの20Ktでしかない。亀のように遅い鈍足戦艦なのだ。むしろモニター艦に近い設計思想の艦とも言える。(対艦戦闘を念頭に置いている点で、本艦はモニター艦とは全く異なることは承知していても、だ)
 これは"荒覇吐"の砲撃を機動力で回避するよりも、攻撃を耐え凌ぎ、短時間で敵艦を撃破することに重点をおいたこともあるが、なにより高性能な戦艦用ボイラーを開発するだけの機関技術がなかったことが大きな要因である。当時の技術力は以下の通りだ。

 航空技術 レベル0
 機関技術 レベル8
 鋼材技術 レベル13
 兵器技術 レベル17.5
 電気技術 レベル10

 また、より多くの武装を搭載する為に後部艦橋がない、というのも変わった点といえる。ともあれ、同じ4万トン級戦艦でも、前回の戦艦"富士" (四連装41.0cm50口径砲4基16門搭載、副砲に四連装20.3cm65口径砲6基24門装備、最大戦速35.6Ktの40,305トンの戦艦)とは比べるべくもない。
 それでも、本艦は無敵の装甲を生かし、四連装43.2cm50口径砲3基12門の斉射を以って、"荒覇吐"を葬り去ったのであった。(手動操作は主砲である……多連装噴進砲の手動斉射は見た目は派手だが効果はさほどではない)
 近代戦においては、速度はもっとも重要なファクターとされている。しかし、本艦は鈍足艦の汚名を浴び、能力を疑問視されながらも見事にその任務を果たしたのであった。  ドイツ戦艦、おそるべし。


2002/08/14(水) 曇

 盆休みなので、ココストア氏を召喚してボードゲームに興じる。
 とりあえず『バトルライン』をプレイ、2勝1敗とまずまずの成績だが、このゲームでは私に勝てないと悟ったココストア氏の陰謀で次にプレイしたのは『ロストシティ』であった。
 このゲーム、相手の手札と山に残っているカードを推理しつつ、どのカードを場に出すかの判断が鍵となる(時として捨て札になるのがわかっていながらむざむざ場に出さざる得ないときもある)ゲームである点は、『バトルライン』と良く似ている。しかし、考え方の違いか、私は『バトルライン』で場に出すカードにほとんど悩まないのだが、『ロストシティ』ではいつも延々と悩むことが多い。ちなみにココストア氏の場合、私と逆である。(笑)
 ……で、結果。いつもは大差をつけられるところを今日は何とか僅差に持ち込む……とはいえ、僅差であっても負けは負け、結果は2勝2敗と互角だったものの、なんとなく厭戦気分である。
 で、気分を変えて買ってきてからまだプレイしたことのなかったLord of the Rings - the Search -をプレイすることにする。

 ちなみに、これは多人数プレイタイプのReiner Knizia氏デザインの方ではなく、メタルフィギュアを使うゲームの方でもない、純粋な対戦型ゲームのものである。
(もっとも、『指輪物語』のゲームはトレーディングカードゲームまで出ているので、『指輪物語』のゲームと言った時にどのゲームを指すかは人によってまちまちだろう)
 このゲームではマップタイルを交互に置いて中つ国("Midgard"、個人的には"ヴェーザー"の方がしっくりくる)のマップを完成させるとともに、滅びの山の場所を特定し、最終的にそこに向かうことが目的となる。
 このマップタイル上は同じ地形同士でつながった「エリア」で区切られている。プレイヤーはフロドかサムとなり、このマップ上を「エリア」単位で移動して中つ国を探索していく。「エリア」には地形によっていくつかの種類(河川、山、森、平地)があり、後述するボートを入手するまでは、河川に進入したり、河川を渡ることはできない。
 1枚のタイルと1枚のタイルとの組み合わせでできた最小の「エリア」には、その「エリア」の地形の種類(水場、山、森、平地)ごとに異なるイベントチットが置かれ、イベントチットのあるエリアに入ったプレイヤーはそのチットを獲得する。
 水場、森、平地のイベントチットには仲間やアイテムなどがあり、それぞれ、追加移動や、追加行動、戦闘時の1回休みの無効化などの効果がある。また、イベントチットを手に入れることでチットに記された勝利点も手に入る。(ただし、イベントチットの効果を発動してしまうとそのチットの点数は本来の点より1点減点される)
 山のイベントチットは例外で、何もない洞窟か魔物がある。魔物の場合は戦闘となり、倒した魔物に応じた得点を得るが、魔物ごとに指定された手番の回数だけ移動ができなくなる。
 山のイベントチット2枚と交換でボートを手に入れることができる。
 地形タイルは交互に置いていくが、隣接する地形とあったタイルが置けない場合はそこは未確定地となり裏返されたタイルが置かれ、滅びの山の候補地となる。マップの最後の地形が置かれたときに、最後に出現していた未確定地が滅びの山となる。
 滅びの山の位置が確定した後、最初にどちらかが滅びの山にたどり着くとゲーム終了となり、得点を集計して多い方が勝ちとなる。(この時「指輪」を持って滅びの山にたどり着いた場合はボーナス点が得られる)
 ……で、ゲーム自体は一勝一敗となる。つまらないゲームではないのだが……なんというか、「指輪」を持っているかどうかが鍵にならないことが今一つ納得いかない。確かに「指輪」を以って滅びの山に入ると1点ボーナスがつくのだが、イベントチットで得られるボーナスがそれをはるかに上回るので意味がないのだ。例えば、Aragorn の剣"Anduril"を手に入れたときのボーナスは4点もあるのである。
 世界をも支配する魔力を持つはずの「指輪」の立場っていったい……。

 で、最後は、これも今まで未プレイだった『アフリカ』でシメる。こちらの詳細はまたの機会とするが、個人的には2人プレイでも十分遊べる感じであった。もっとも、ココストア氏はこのゲームは二人だと駆け引きがないと、今一つ不満そうではあったが。
 これも、『サムライ』同様、一度は3人プレイでやってみたいものである。


2002/08/15(木) 晴

 お盆なので、田舎にお墓参りである。フッ、『頭文字D』で鍛えた俺様の腕をみせてやるぜっ!(ぉぃぉぃぉぃ)

 ……渋滞に沈む。当たり前である。

 で、なんとかたどり着くと、田舎の親戚がPCを買ったのだがトラブったので見てほしいとのことなので見てみる。もらい物とのことなのでおんぼろマシンかと思ったのだが、Celeron 466MHz、メモリ64M、8.45GHDD……立派なものである。3Dぐりぐりのゲームでも動かさない限り、十分すぎるスペックだ。
 で、トラブルの内容はというと……。
 起動時に文字化けのメッセージが何回か表示されるらしい。キーを押すと、次に進むのだが、VNETSUP.VXDだの、VREDIR.VXDだの、DFS.VXDだのいう文字が見える。
 ……ひょっとして、これってかなり重傷なんじゃ……。
 ついでに、起動後に MSNP32.DLL が見つからないので Microsoft Networkが使えない、というダイアログまで表示されるおまけつきである。この俺にどうしろと?

 それでも、OSがWindows98なので、駄目もとで復旧を試みる。とりあえず、SFCコマンドでc:\windows\options\cabs から、VNETSUP.VXD、VREDIR.VXD、DFS.VXD、MSNP32.DLLを復旧、再起動する。これで駄目なら SYSTEM.INI の中の記載をコメントアウトするしかないが……
 幸い事態は最悪の事態を招くことはなく、エラーは消えてくれた。起動後に MSNP32.DLL が見つからない旨のダイアログが出る点だけは残ったものの、これもネットワークのコントロールパネルからMicrosoft Networkクライアントを組み込み直したら直ってくれた。よかった……。
 そうしたら、今度はもう一つ頼みがあるという。筆ぐるめで住所録の一覧表が表示されないのだそうだ。今度は何を言われるかびびっていたものの、そんなものならお安い御用と、筆ぐるめを起動、住所録を読み込んで一覧表表示にする……。
 本当に真っ白で表示されない。あうっ?

 色々やってみるが結局解決しない。ぐぅぅ……なんてこった。初心者の方の質問、侮りがたしである。舐めてかかると痛い目にあうという教訓である。うぅ。

 仕方なく、帰ってきてから『鋼鉄の咆哮』に燃えることにする。
 戦艦"荒覇吐"は重装戦艦"ブランデンブルグ"の前に敗れ去った。
 重装戦艦"ブランデンブルグ"は、性能的に日本でプレイした際に対"荒覇吐"用として開発された戦艦"富士"(主砲 四連装41.0cm50口径砲4基16門、副砲 四連装20.3cm65口径砲6基24門、最大戦速35.6Kt、排水量40,305トン)に比べると性能的に見劣りするのは前述した通りだ。
 しかし、曲がりなりにも本艦は4万トン級戦艦であり、主力の名を冠するだけの実力は持っている。
(ちなみに史実の4万トン級戦艦としては、長門級39,130トン、連装45口径41サンチ砲4基8門、速力25ノットや、ビスマルク級41,700トン、連装47口径38サンチ砲4基8門、速力29ノットがある)
 そんなわけで、我がレジスタンスは新型戦艦建造のための資金不足もあって本艦の弱点である機関部を強化し、ミッション4はこの艦を主戦力として進めていくことにしたのであった。
 確かに、このミッション4辺りならば未だに巡洋艦でもクリア可能なミッションが多い。しかし、ここまで来ると戦艦と巡洋艦でのクリア時の報奨金の差は微々たるものだ。
 ステージクリア時の戦艦と駆逐艦の報奨金の差は2500だが、ミッション4の中の1作戦クリア時の基本報奨金はほとんどが20000オーバー、ミッション4の中の最終ミッション4−12の報奨金にいたっては50000もあるのだ。たかが2500の違いに血眼になる必要は全くないと言ってもよかろう。
 まあ、他にも昇進の鍵となる功績点やメンツの問題はあるが……1プレイクリア(同一ミッション繰り返しプレイによる資金稼ぎをしないストイックなプレイ)を目指しているわけではないので私にとっては楽な方がいい。
 少なくとも、報奨金の差を気にして何度もやり直し、駆逐艦や巡洋艦でクリアする苦労を味わうほどの苦労をする価値はない。(そんな暇があれば、戦艦で容易にクリアして何回かプレイし、資金を稼いだ方がマシだ)
 そんなわけで、レジスタンスは作戦で得られた資金を主に機関技術力に投資、戦艦用ボイラーVIの開発に成功したのだった。(技術力15で生産可能)
 こうして、戦艦"ブランデンブルグ"は、一応二次大戦型戦艦としてはまともな速力を得るに至る。かくて、戦艦"ブランデンブルグ"は超大型原子力空母"アルウス2500"との対決を迎えたのであった……。
緋色騎士団所属 主力戦艦"ブランデンブルグ"要目(4−12"雲霞の如く"作戦時)
* トン数は2.5倍で換算
高速戦艦"ブランデンブルグ"
重量16232/16500(40,580トン) 速度34.0Kt
主砲:四連装43.2cm50口径砲3基12門(前方2基後方1基)
副砲:四連装20.3cm65口径砲2基8門(前方2基)
20mmバルカンファランクス(24基)
多連装噴進砲(8基)
対空誘導弾VLS(2基)
SAM/SUM発射機(1基)
搭載設備
 電波照準儀I
 電波妨害装置I
 音波探信儀II
 電波探信儀II
 発砲遅延装置II
 自動装填装置II
 応急注排水装置I
前艦橋III (独)
戦艦ボイラーVI 12基
標準タービンV 4基
機関配置 シフト配置
排煙能力 ボイラー12/12基分
防御区画 57%(完全防御)
策敵範囲 18
船体 戦艦II
耐久力  1800
舷側防御 対43cm防御(58%被害緩衝)
甲板防御 対31cm防御(25%被害緩衝)
指揮能力 31
搭載数  1部隊(偵察機"Ar196"×1) 航続距離 14444

 20ノットと34ノットでは天と地ほどの違いがある。これは甲板装甲の見直しも大きいが、主な実現理由は新型動力機関の開発成功である。技術力12で得られるV型ボイラーは効率が悪すぎるのだ。これは、各世代の出力重量比を見るとよくわかる。

戦艦ボイラーI型  技術レベル0 重量 100 出力 1700 出力重量比 17
戦艦ボイラーII型  技術レベル8 重量 100 出力 2000 出力重量比 20
戦艦ボイラーIII型  技術レベル9 重量 160 出力 2300 出力重量比 14.375
戦艦ボイラーIV型  技術レベル10 重量 200 出力 2600 出力重量比 18
戦艦ボイラーV型  技術レベル12 重量 230 出力 3100 出力重量比 13.483
戦艦ボイラーVI型  技術レベル15 重量 220 出力 3800 出力重量比 17.273
戦艦ボイラーVII型  技術レベル20 重量 240 出力 4400 出力重量比 18.333
戦艦ボイラーVIII型 技術レベル25 重量 230 出力 5500 出力重量比 23.91
戦艦ボイラーα型  鹵獲兵器   重量 300 出力 6000 出力重量比 20
戦艦ボイラーβ型  鹵獲兵器   重量 350 出力 6500 出力重量比 18.571
原子炉I型  技術レベル18* 重量 500 出力 4000 出力重量比 8
原子炉II型  技術レベル19* 重量 700 出力 6500 出力重量比 9.286
原子炉III型  技術レベル20* 重量1000 出力 9000 出力重量比 9
原子炉IV型  技術レベル21* 重量1250 出力12500 出力重量比 10
原子炉V型  技術レベル22* 重量1400 出力14000 出力重量比 10
原子炉VI型  技術レベル23* 重量1000 出力12500 出力重量比 12.5
原子炉VII型  技術レベル24* 重量1200 出力15000 出力重量比 12.5
原子炉VIII型  技術レベル25* 重量 600 出力12000 出力重量比 20
原子炉α型  鹵獲兵器   重量1000 出力20000 出力重量比 20
原子炉β型  鹵獲兵器   重量 750 出力17000 出力重量比 22.667
*原子炉の開発には、機関技術力と同レベルの鋼材技術力、電気技術力が必要

 もっとも、これはあくまで重量比であり、容積比の問題があるので、必ずしも出力重量比が全てとは言えないことは言うまでもない。
(こうして見ると意外と初期の原子炉を装備しても速力が延びない理由が良く分かる。もっとも、上記は煙突の撤去によるメリットは全く考慮していないが)

 ともあれ、高速化成った戦艦"ブランデンブルグ"は超大型原子力空母"アルウス2500"に挑み……そして敗れた。

 文字どおり雲霞の如く迫る艦載機の群れと、回避することなど到底不可能な四方八方から迫る航空魚雷の前に、戦艦"ブランデンブルグ"は敗れ去ったのである。それは、戦艦が初めて航空機に敗れた瞬間であった……。
 今までは、たとえ航空魚雷が四方八方から迫ろうと、二、三本の航空魚雷では戦艦の分厚い舷側装甲を破るには至らなかった。しかし、今回は物量が違った……。

 屈辱的な敗戦の後、ミッション4を再遂行して資金を稼ぐことが決定された。
 その間もレジスタンス上層部は打倒"アルウス"の策を検討していた。要は絶対的対空防御力を得ればよいのだ。しかし、第二世代型戦艦"ブランデンブルグ"の甲板にはこれ以上の対空兵器を積む余地はない。では、新型戦艦の建造しかないのか……いや、もう一つ手がある。
 航空機には航空機だ。即ち、戦闘機である。かつて戦艦絶対主義を実現する手段として"オールファイターズキャリア"というものが提唱されたことがある。しかし、単艦任務が主体となる本作戦では防空空母の随伴は望めない。ならば、空母単艦での作戦か? だが、脆弱な空母では雲霞の如く迫る艦載機の前にあっという間に撃沈されてしまう。
 ならば……航空戦艦だ。

緋色騎士団所属 試製航空戦艦"カイザー"要目(4−12"雲霞の如く"作戦時)
* トン数は2.5倍で換算
試製航空戦艦"カイザー"
重量20274/22000(50,685トン) 速度32.5Kt
主砲:四連装40.6cm50口径砲2基8門(前方2基後方1基)
副砲:四連装20.3cm65口径砲2基8門(前方2基)
SAM/SUM発射機(1基)
対艦誘導弾VLS(4基)
対地誘導弾VLS(2基)
20mmバルカンファランクス(6基)
搭載設備
 格納庫47  舷側エレベータ1基
 電波照準儀I
 音波探信儀II
 電波探信儀II
 発砲遅延装置I
 自動装填装置II
 応急注排水装置I
空母艦橋III (独)
戦艦ボイラーV 18基
標準タービンV 4基
機関配置 シフト配置
排煙能力 ボイラー30/18基分
防御区画 65%(完全防御)
策敵範囲 23
船体 航空戦艦I
耐久力  1800
舷側防御 対41cm防御(47%被害緩衝)
甲板防御 対43cm防御(58%被害緩衝)
指揮能力 56
搭載数  10部隊(戦闘機"Me263"×10) 航続距離 5555

 当初はレジスタンスの中でも反対意見が多かった。
 曰く、航空戦艦は中途半端な奇形であって、どっちつかずの代物であり、中途半端な技術力で建造しても役には立たない。
 曰く、航空戦艦なぞ建造するなら、空母を建造した方がマシだ。
 曰く、航空戦艦を建造する資金でまともな新型戦艦が建造できる……。

 もっともな意見である。しかし、全く逆の意見もあった。独逸型航空戦艦のメリットだ。
 第一に、独逸型航空戦艦は他国と比較しても優れた艦であるという点がある。独型には航空戦艦が1タイプしかない為、一見使えないように思えるが、実は独逸の航空戦艦I型は、日本型についで優秀な艦なのである。

航空戦艦I型船体(独) 本体重量2250 制限重量22000 装備限界19750 燃料40000 耐久力1500 技術力12
戦艦II型船体(独) 本体重量2900 制限重量16500 装備限界13600 燃料52000 耐久力1400 技術力12
航空戦艦II型船体(日)本体重量3000 制限重量24000 装備限界21000 燃料50000 耐久力1600 技術力15
航空戦艦II型船体(英)本体重量2800 制限重量22000 装備限界19200 燃料47000 耐久力1500 技術力14
航空戦艦I型船体(米) 本体重量2300 制限重量21000 装備限界18700 燃料40000 耐久力1500 技術力12
*耐久力は電気技術力1の状態の値

 こうしてみるとドイツ航空戦艦の優秀さが際立つ。日本型ほどではないにしろ、優れた艦であることは間違いない。
(少なくともこの時の主力戦艦"ブランデンブルグ"の原形である独戦艦II型よりは、特性の違いを考慮しても優れていると言えることは疑いない)
 そして、この優れた艦が比較的早期に開発可能であり、かつ、ドイツの航空技術力が悪魔的に優れていることを考えると、むしろ、ドイツ航空戦艦は末期の作戦ではなく今の時期にこそ相応しいとも思えるのだ。ドイツの航空機は、わずか技術力7で最初のジェット戦闘機 Me262A の開発が可能だ。これが日本型だとロケット戦闘機"秋水"で技術力14!、レシプロ最強の"震電"が技術力17という有り様だ。("秋水"の原形機の Me163 コメートは、なんとドイツ航空技術力8で開発可能なのに、だ)
 アメリカだと、FH1ファントムが航空技術力19である。F−4ファントムIIではない……ファントムIIは航空技術力24だ!
 この世界でドイツ航空技術がいかに優れているかお分かりだろうか。これはもう、悪魔的とさえ言える。そして、このメリットは序盤でこそ生きるのだ。航空技術力15以上なぞ、空母を主戦力にしていない限りこの段階ではまず望めないが、航空技術力7程度なら、この段階でもやすやす達成できるのだから……技術力が飽和状態になる後半戦では、早期にジェット戦闘機が開発できるというメリットはあまり意味がない。
(もっとも、その段階になると列強の中でドイツが唯一保有する光学兵器搭載戦闘機"ハウニブーII"が猛威をふるうだろうが)

 かくて試製航空戦艦"カイザー"は未だその能力を疑問視するものが多い中、出撃した。当初は攻撃機 Ju88S を搭載していたものの、ミッション4も末期となるとレシプロの Ju88S では作戦毎にほぼ全滅してしまった為、攻撃能力を持つジェット戦闘爆撃機 Me262B に機種転換、対"アルウス"戦時には防空能力を重視して対空ロケット弾装備の戦闘機"Me263"を搭載していた。
 ……Me263の威力は圧倒的だった。雲霞のごとき敵機はあっという間に駆逐され、守護者を失った超大型原子力空母"アルウス2500"に試製航空戦艦"カイザー"は肉薄、四連装40.6cm50口径砲2基8門の猛射を浴びせ、遂にこれを撃沈したのであった……。
4−12"雲霞の如く"作戦時
 航空技術 レベル12
 機関技術 レベル15
 鋼材技術 レベル13
 兵器技術 レベル17.5
 電気技術 レベル10

 それは、誰も予想し得ないあっけない幕切れだった。
 確かに、航空戦艦"カイザー"の活躍できる期間は残り僅かかもしれない。それでも彼女は"航空戦艦は優秀な兵器である"ことの証明として、永く皆の記憶に残るであろう。

 なお、忘れているわけではないのであえて記しておく。今日は終戦記念日である。(事実は敗戦であるが)
 平和にこのような遊戯ができること、幾多の英霊に対し感謝の念に堪えない。


2002/08/16(金) 晴

 一応、まだ夏休みなのでココストア氏を召喚、ボードゲームに燃える。
 ……結果だけを記そう。

 バトルライン    3勝0敗
 ロストシティ    1勝2敗
 ダイスランド    0勝1敗
 ガイスター     2勝1敗
 対戦版カタン    0勝1敗
 ロストシティ(再戦)0勝4敗
 バベル       2勝1敗
 計         5勝10敗

 ……もはやため息を吐くしかあるまい。はぁー。
 なんだかなぁ。


2002/08/17(土) 晴

 夏休みも残り僅か2日である。そんなわけで、蒸し暑い夏の終わりは『鋼鉄の咆哮』でまったりと過ごすことにする。
 周囲の予想を裏切って進撃を続けた航空戦艦"カイザー"だが、遂に敗北する日を迎える。レジスタンスから奪われたステルス戦艦"マレ・ブラッタ"。56.0cm50口径砲9門の圧倒的威力の前には、航空戦艦"カイザー"とて為すすべがなかった。当時、既に攻撃機は試作背負いジェット式急降下爆撃機"Hs132"に移行していたものの、全機が撃墜され、航空戦艦"カイザー"は撤退を余儀なくされたのだった。
 ここぞとばかりに戦艦万能主義者の一派が高速戦艦"ブランデンブルグ"を出撃させたものの、既に旧式化した戦艦"ブランデンブルグ"では勝ち目があろうはずもなかった……。

 常識的にはここで新型戦艦を開発すべきであったろう。兵装開発も大躍進が望めない(当時、怪力線装置は未だ夢の兵器だった)以上、そうすることが妥当である。
 しかし、まだ航空戦艦の限界というには早すぎるとの意見も根強くあった。また、対潜水艦掃討作戦時の航空機の圧倒的威力に魅入られた首脳部は、一時撤退し、新型高性能攻撃機の開発を命じたのであった。

緋色騎士団所属 航空戦艦"カイザー"要目(5−12"形の"作戦時)
* トン数は2.5倍で換算

試製航空戦艦"カイザー"
重量21762/22000(54,405トン) 速度30.9Kt
主砲:四連装43.2cm50口径砲2基8門(前方2基)
副砲:四連装20.3cm65口径砲2基8門(前方2基)
SAM/SUM発射機(1基)
対艦誘導弾VLS(4基)
対空誘導弾VLS(2基)
対地誘導弾VLS(2基)
20mmバルカンファランクス(6基)
搭載設備
 格納庫47
 舷側エレベータ1基
 電波照準儀II
 音波探信儀II
 電波探信儀III
 発砲遅延装置I
 自動装填装置III
 自動消火装置II
 応急注排水装置I
空母艦橋III (独)
戦艦ボイラーV 18基
標準タービンV 4基
機関配置 シフト配置
排煙能力 ボイラー30/18基分
防御区画 64%(完全防御)
策敵範囲 32
船体 航空戦艦I
耐久力  2700
舷側防御 対43cm防御(58%被害緩衝)
甲板防御 対43cm防御(58%被害緩衝)
指揮能力 56
搭載数  10部隊(爆撃機"Ju287"×5)
航続距離 5555

5−12"形の"作戦時
 航空技術 レベル22
 機関技術 レベル15
 鋼材技術 レベル13
 兵器技術 レベル17.5
 電気技術 レベル16

 ここで航空技術力への異様ともいうべき投資が実行され、独逸、いや、世界初の対艦ミサイル塔載(無論史実ではない)攻撃機 Me.P.1110 と前進翼ジェット爆撃機 Ju287 が開発された。
 かくて、航空戦艦"カイザー"はステルス戦艦"マレ・ブラッタ"と再戦、これをやすやすと撃沈したのだった……。
 こうしてレジスタンスは航空機全盛時代を迎えることになり、遂に航空装甲巡洋艦、俗に言う空母を建造するに至る。しかし、後世の歴史家たちは、この航空機全盛時代の発端となった"マレ・ブラッタ"撃沈事件には多くの謎があるという。最大の謎は、当時既に完成していた最新鋭対艦攻撃機 Me.P.1110ではなく、作戦時に航空戦艦"カイザー"が前進翼ジェット爆撃機 Ju287 を、それも定数を大幅に下回る5部隊しか搭載していなかったことである。
 ここに驚くべき説がある。作戦首脳部は、当時、前作戦時に艦載機を損耗した状態の航空戦艦"カイザー"に、補充命令を下すのを"忘れて"いて、そのまま継戦命令を下したというのだ。
 そして、作戦当時の航空戦艦"カイザー"は大口径砲への主砲の換装、舷側装甲の強化、そしてなにより電気技術力向上による大幅な耐久力の向上など、前回のステルス戦艦"マレ・ブラッタ"対戦時よりも"戦艦としての"戦闘能力を向上する改装を既に受けていた。(新型機関の開発によるものではないため、この改装により、若干速力が低下している)
 結論は明白だ。この時の航空戦艦"カイザー"の勝利は艦載機の性能によるものではなく、単に航空戦艦"カイザー"の"戦艦としての"戦闘能力向上によるものだったのである。
(無論、反論はある。この"マレ・ブラッタ"戦時に"カイザー"は艦載機である前進翼ジェット爆撃機 Ju287 を全機出撃させ、戦闘に参加させている。そして、未帰還1部隊の損害を出している。新型機開発以前、出撃機全機喪失が当たり前だったことを考えると新型前進翼ジェット爆撃機 Ju287 が優秀だったことは事実であり、かつ、損害を出しつつも多くが生還していることから、本機が本作戦でいかに活躍していたか想像できる、というものだ)

 ……ともあれ、レジスタンス首脳部は新型艦の建造を決定、ここに航空機主体による初の超兵器撃沈となった「"ナハト・シュトラール"撃沈事件」が発生する。

緋色騎士団所属 空母"ヴェーザー"要目(6−12"鉄槌"作戦時)
* トン数は2.5倍で換算

試製航空装甲巡洋艦"ヴェーザー"
重量11608/12000(29,020トン) 速度32.0Kt
主砲:四連装20.3cm65口径砲2基8門(右舷2基)
副砲:二連装12.7cm65口径砲5基10門(左舷5基)
SAM/SUM発射機(左舷1基)
SSM発射機(左舷1基)
SAM発射機(左舷1基)
20mmバルカンファランクス(右舷3、左舷2基)
搭載設備
 格納庫102(4×18、3×10)  舷側エレベータ1基(左舷)
 電磁防壁I
 電波照準儀I
 電波妨害装置III
 音波探信儀I
 電波探信儀III
 自動装填装置II
 自動消火装置II
空母艦橋IV (米)
空母ボイラーV 10基
標準タービンIV 4基
機関配置 シフト配置
排煙能力 ボイラー30/10基分
防御区画 29%(集中防御)
策敵範囲 31
船体 空母III(独)
耐久力  1600
舷側防御 対38cm防御(38%被害緩衝)
甲板防御 対41cm防御(47%被害緩衝)
指揮能力 64
搭載数  21部隊(攻撃機"Me.P.1110"×21)
航続距離 16250


6−12"鉄槌"作戦時
 航空技術 レベル22
 機関技術 レベル15
 鋼材技術 レベル15
 兵器技術 レベル17.5
 電気技術 レベル20

 空母はかねてより艦の脆弱性が指摘されており、航空戦艦ならともかく、空母での超兵器、それも大型戦艦"ナハト・シュトラール"撃沈など不可能と言われていた。しかし、事実は違っていた……。
 鹵獲兵器や余った部品により急遽建造された試製航空装甲巡洋艦"ヴェーザー"は、大型戦艦"ナハト・シュトラール"をいともあっさり撃沈してしまったのである。ただし、それは艦載機によるものではなかった。
 確かに"ナハト・シュトラール"は艦載機の対艦誘導弾の猛攻撃で大破したが、航空装甲巡洋艦"ヴェーザー"も甲板が大破、艦載機発艦不能に陥ったのである。数回にわたる応急修理によっても、艦載機発艦機能は回復しなかった。止めを刺したのは、轟沈の危険を冒して接近した航空装甲巡洋艦"ヴェーザー"の四連装20.3cm65口径砲2基8門による砲撃だった。大型戦艦の装甲相手には豆鉄砲と思えた20.3cm砲だったが、大破した"ナハト・シュトラール"には決定打となったのであった。
 かくて、"ナハト・シュトラール"は沈んだ。しかし、航空戦艦"カイザー"にはなかった欠点を航空装甲巡洋艦"ヴェーザー"は露呈することとなった。即ち、甲板が大破することによって戦闘能力を喪失するという、空母特有の欠点である。さらに、運用面に於いても航空装甲巡洋艦"ヴェーザー"は対地砲撃能力の不足に悩まされることとなる。要塞砲は爆撃機の主要攻撃目標とならないことが多く(逆に対艦攻撃には爆撃機も有効である)、沿岸の要塞砲の砲撃に悩まされることとなったのだ。実際、格納庫の一部を撤去して更に砲撃力を高める案が検討されている。
 かわりに、航空戦艦"カイザー"にはない利点も航空装甲巡洋艦"ヴェーザー"は示した。それは、航続距離の長さである。航空戦艦"カイザー"は航続距離が短く、掃討戦を行っていると燃料不足に陥り、応急修理で堪え忍ぶという事態がまれに発生していた。作戦指令4−9"女神「ペレ」とともに"などでは作戦続行不可能になるぎりぎりのところまでいったことがあるほどだ。原子力機関の開発が未だ実現していない現在、この問題は解決が難しかった。
 報奨金の少ない航空戦艦は掃討戦によって資金稼ぎをするしかない。それが掃討戦ができないというのは辛い。更に、艦載機の損失の穴埋めも必要で、技術力投資に大金が必要となる後半戦では、いかに報奨金が高くなる後半戦でも辛い。逆に、航空装甲巡洋艦"ヴェーザー"は駆逐艦に次ぐ報奨金を得られるメリットがあった。以前書いた前言を翻すようだが、航空戦艦と空母の報奨金の差2000は僅かとはいえ馬鹿にならない。もっとも、空母は地上砲撃による功績稼ぎが難しい(地上砲台の破壊に危険が伴う)というデメリットがあるが……。
 ただ、総じて両艦とも対艦攻撃にはきわめて優秀な能力を示した。本世界(PS2版)において、画面外からアウトレンジで対艦攻撃できるのは(敵艦を除くと)艦載機だけなのである。あまりに優秀ゆえに、超兵器や特殊輸送艦撃破時に海上に残される鹵獲兵器を探すのに苦労するほどである。(何せ、アウトレンジで撃破してしまうのでどこにアイテムが残されているのかわからない)

 そんなわけで、自分自身驚くべきことだが、我がレジスタンスの主戦力は遂に航空兵力になったのであった。もっとも、前回の経験からいけば、航空機は後半戦では全く役に立たないはずであり、空母が栄華を誇れる期間は残り少ないであろうことも想像がついてはいるのだが……。
 ただ、列強最強の戦闘機"ハウニヴーII"の能力如何によっては後半戦でも通用する艦種となりうるかもしれない。前回プレイした日本型の艦載機の性能は、列強最低という話もあり、艦載機が強力なドイツでは期待が持てるのも事実だ。さて、新型戦艦を建造せずに、どこまでいけることか……。


2002/08/17(土) 晴

 夏休みも遂に今日で終わりである。はぁ……そんなわけで、壊れた PowerBookG3 を修理に出すことにする。無念である。5年保証に入っていたので金銭的被害はないものの、修理から帰ってくるのに3〜4週間というのはかなり辛いものがある……ううぅ。
 修理から帰ってきたらバックアップはこまめにとろうと誓う私である。うぅ。


 そんなわけで、帰ってきてから夏休み最後の一日を『鋼鉄の咆哮』でまったりと過ごす。遂に、航空戦艦"テュランヌス"との対決である。

……さすがに辛い。前回のプレイでは対"テュランヌス"戦にはレジスタンスは第7世代型原子力戦艦"八島"を投入していた。四連装46.0cm45口径砲4基16門、速力34Kt、舷側対61cm砲防御、甲板対15cm砲防御という、対艦戦闘のみを考慮した一種奇形的な戦艦であったが、装甲以外の装備は至極普通の艦で、特筆すべき点は見当たらない普通の戦艦である。
 ただ、本艦はこの後、数回の改装を受けながら新型超巨大航空戦艦"ムスペルヘイム"、そして最大最強の敵である超々巨大戦艦"ヴァルケン・クラッツアー"をも撃沈、特務指令すらクリアしてしまったという殊勲艦でもある。最終時とは大きく装備が異なるとはいえ、第7世代型戦艦にはそれだけのキャパシティがあるという証明でもある。
 ……省みるに、我が航空戦艦には(建艦目的が少々異なるとはいえ)それだけのキャパシティはない。このあたりのエリアでは、戦艦より防御力が劣る航空戦艦は苦戦を強いられる。ましてや空母ではなにをかいわんや、だ。
 通常作戦に於いても、既に空母は艦載攻撃機によるアウトレンジ攻撃に頼らざる得なくなっていた。重巡洋艦ならともかく、対戦艦戦ではたとえ相手が超兵器ではない通常型戦艦であっても砲撃戦など危険すぎてできないのである。航空装甲巡洋艦"ヴェーザー"は舷側対38cm砲防御、甲板対41cm砲防御と決して薄くない装甲を持っていたが、戦艦の主砲射撃を食らえば運が良くても甲板大破、運が悪ければ一撃で轟沈してしまう。

 それでも偶然捕獲兵器にてSLBM発射機を入手していたレジスタンスはこれを空母に搭載して航空戦艦"テュランヌス"撃沈を試みた。SLBMならば一撃さえできれば勝ち目はある。ただし、接近さえできれば、の話だが……。(PS2版では画面外の敵をアウトレンジで攻撃できない)
 結果は失敗であった。レジスタンスは装甲を更に分厚くし、舷側対46cm砲防御の重装甲突撃空母を建造し再度挑んだが、本空母は速力37Ktと機動性はあるものの集中防御を採用した艦であり、防御重視としては設計に欠陥のある艦であった。結果として、この重装甲突撃空母思想は失敗に終わった。
 だが、残る唯一のレジスタンスの戦力である航空戦艦"カイザー"の、戦艦としては前回の第三世代型巡洋戦艦"鞍馬"並みの能力では、超大型航空戦艦"テュランヌス"には勝ち目がなかった……。

航空戦艦"カイザー"
重量21892/22000(54,730トン) 速度42.0Kt 主砲:四連装43.2cm50口径砲2基8門
副砲:四連装20.3cm65口径砲2基8門
舷側対43cm砲防御、甲板対43cm砲防御
耐久力:3100

巡洋戦艦"鞍馬" 重量20968/21000(52,420トン) 速度38.6Kt 主砲:四連装46.0cm45口径砲2基8門
副砲:四連装20.3cm65口径砲8基32門
舷側対41cm砲防御、甲板対41cm砲防御
耐久力:2000

 巡洋戦艦"鞍馬"は前超兵器大戦でステルス戦艦"マレ・ブラッタ"にも勝てなかった艦である。いかに艦載機の支援があるとはいえ、相手が超大型航空戦艦"テュランヌス"ではなにをかいわんや……。
 もっとも、航空戦艦"カイザー"は主機の換装で当時飛躍的な速力向上と航続力の増大を果たしてはいた。速力、装甲、艦載機の支援の点で、航空戦艦"カイザー"が勝っていたのは事実ではある。
 なお、第一次超大型航空戦艦"テュランヌス"攻略当時の航空戦艦"カイザー"の性能は以下のようなものであった。

緋色騎士団所属 航空戦艦"カイザー"要目(第一次7−12"最終決戦"作戦時)
* トン数は2.5倍で換算

航空戦艦"カイザー"
重量21892/22000(54,730トン) 速度42.0Kt 主砲:四連装43.2cm50口径砲2基8門(前方2基)
副砲:四連装20.3cm65口径砲2基8門(前方2基)
SAM/SUM発射機(1基)
対艦誘導弾VLS(4基)
対空誘導弾VLS(2基)
対地誘導弾VLS(2基)
20mmバルカンファランクス(6基)
搭載設備
 格納庫47  舷側エレベータ1基
 電磁防壁I
 電波照準儀II
 音波探信儀II
 電波探信儀III
 発砲遅延装置I
 自動装填装置III
 自動消火装置II
空母艦橋III (独)
戦艦ボイラーVII 18基
標準タービンVII 4基
機関配置 シフト配置
排煙能力 ボイラー30/18基分
防御区画 64%(完全防御)
策敵範囲 32
船体 航空戦艦I
耐久力  3100
舷側防御 対43cm防御(58%被害緩衝)
甲板防御 対43cm防御(58%被害緩衝)
指揮能力 56
搭載数  10部隊(爆撃機"Ju287"×5) 航続距離 7407

第一次7−12"最終決戦"作戦時
 航空技術 レベル24
 機関技術 レベル22
 鋼材技術 レベル15
 兵器技術 レベル17.5
 電気技術 レベル21

 速力は艦の性能を決める大きなファクターの1つではある。しかし、全てではない。当時の航空戦艦"カイザー"は速力、航続距離に大きな改善がなされていたものの、それ以外の面では性能的に大きく変わるところはなかった。
(ちなみに、この機関部の技術革新は新型戦闘機"ハウニヴーI"の開発に頑迷に拘る当時の首脳部の意向による、機関技術開発の副産物である)

 まっとうに行けば、超大型航空戦艦"テュランヌス"攻略に必要なものは、なにより新型戦艦の開発であり、そのための鋼材技術への技術投資であった。だが、既に破綻しつつある航空万能主義に拘るレジスタンス首脳部の説得は難しかった……折衷案として、更なる機関技術投資による突撃型超高速空母の開発(無論SLBMによる一撃必殺をもくろむもので、既に航空戦力による撃沈は実現性がなかった)、および新型戦闘機の開発が提案された。
 航空技術力は既に25に達しており、この上に機関技術力が25に達すれば反重力機関が開発されてハウニブー Iが完成するハズなのだ。

 なお、電気技術投資による既存船体の耐久力向上は既に限界に達している上、新型兵器として唯一期待される怪力線装置では"テュランヌス"には勝てないことが既に判明している("テュランヌス"には電磁防壁がある)ためである。これは苦肉の策であった。
 かくて、機関技術向上の為の永きに渡る戦いが始まったのであった……。


2002/08/17(土) 晴

 長かった夏休みも今日で終わり、そんなわけでお仕事である。今日は休み明けなのでさっさと切り上げて帰ってくる……はずだったが、帰る頃には今日が2時間しか残っていなかったりする。

 しかたないので、帰ってきてから『鋼鉄の咆哮』である。ミッション7は空母では少々辛いので、航空機全盛時代であったミッション6で資金稼ぎをする。落日の航空主兵思想であるが、航空機全盛時代のミッション6当時であればその破壊力を満喫できる。実際、ほとんどのミッションは艦載機を発艦させるだけで、母艦はほとんど何もすることなくクリアできてしまうのだから、これほど楽なことはない。母艦の仕事といったら、艦載機が取り残した地上要塞砲に注意しつつ、アイテム集めに奔走するくらいである。航空主兵の欠点といえば特殊輸送艦や超兵器をアウトレンジで撃破してしまうので、どこで撃破したかわからず残された敵兵器を探し回ることくらいなのだ。資金稼ぎの面で当初問題となった航空部隊の損害も、ここまで最新鋭機が揃っているとほとんど全機生還である。
 なにせ、あの光学兵器搭載戦艦"ナハト・シュトラール"すら、アウトレンジで撃破することもそれほど困難ではないのだ。対超兵器戦での被撃墜機もせいぜい数部隊程度に過ぎない。

 ……ミッション6程度であれば。ミッション7ともなると、さすがに航空母艦では殺る前に殺られてしまうので辛いものはある。それでもようやく資金も貯まったので、ついに機関技術が25に達する……緊張の一瞬。

 新型機間が開発されました。

 ……それだけ? ハウニヴーIは? 反重力機関開発成功したんじゃないの? 慌てて攻略本を読み返す。

 ハウニヴーI 開発条件
 航空技術 レベル23
 機関技術 レベル25
 電気技術 レベル25

 ……えーっと。まだまだ先は長そうである。


2002/08/20(火) 晴

 そんなわけで夏も終わり、なんだか涼しくなってきた今日このごろである。

 で、久しぶりに鉄拳してみる。結構強いポール使いと、かなり強いレイ・ウーロン相手に4戦3勝する。まぁまぁといったところか。
 ……で、『鋼鉄の咆哮』の方は相変わらず超大型航空戦艦"テュランヌス"に勝てない。はぁ。今月中に解けるか?


2002/08/20(水) 晴

 だいぶ涼しくなってきたので、鉄拳してみる。かなり強そうなポール使いがいたので闘って戦ってみる……完敗する。ははは……。

 ……悔しいので『鋼鉄の咆哮』である。超大型航空戦艦"テュランヌス"相手にSLBM搭載突撃型装甲高速空母を建造、突入させてみる。敵艦載機の猛攻撃を堪え忍びつつ視界に"テュランヌス"を捉えた瞬間にSLBMを放つ……直撃! 勝利を確信するが……作戦成功の声がない。
 なんと、キノコ雲の中から"テュランヌス"が出現する。おぃおぃ、SLBMの直撃に耐えただと!
 慌てて2発目のSLBMを放とうとした瞬間、"テュランヌス"の主砲の直撃を受けて突撃型装甲高速空母は爆沈する……はうぅ。

 仕方なく新型艦載機"ハウニヴー"に期待して再度ミッション7を開始する。そして遂に電気技術力が25に達し、次世代型艦載戦闘機"ハウニヴーI"、次世代型艦載爆撃機"ハウニヴーII"が完成した!

 航空技術 レベル25
 機関技術 レベル25
 鋼材技術 レベル15
 兵器技術 レベル17.5
 電気技術 レベル25

 かなりいびつな技術レベルだが、この際それは問題ではない。かくて、次世代型艦載戦闘機"ハウニヴーI"、次世代型艦載爆撃機"ハウニヴーII"が出撃する!

 ……結果。次世代型艦載戦闘機"ハウニヴーI"、次世代型艦載爆撃機"ハウニヴーII"は、敵の対空光学兵器には全く無力ということが判明する……はうぅ……。そもそも爆撃機である"ハウニヴーII"は、敵艦船に対する攻撃は主任務ではない。ぐぅぅ……むしろこれなら通常型攻撃機トーネードの方が有効かも……むぅ。

 むぅ。やはりここは素直に戦艦開発しかないか? ああ、また先は長い……。


2002/08/21(木) 晴

 会社の飲み会でへろへろになる。へ、へろー。
 へろへろなので、『鋼鉄の咆哮』である。かつて、超大型航空戦艦"テュランヌス"を倒したのは第七世代型原子力戦艦"八島"であった。

原子力戦艦"八島"
重量34984/35000(87,460トン) 速度34.0Kt
主砲:四連装46.0cm45口径砲4基16門
副砲:四連装20.3cm65口径砲16基64門
舷側装甲対61cm砲防御
甲板装甲対15cm砲防御

 省みるに我がレジスタンスは科学帝國たる独逸帝國の血族でありながら、未だ戦艦は第四世代型戦艦の設計図を引くのがやっとという有り様であった。

 航空技術 レベル25
 機関技術 レベル25
 鋼材技術 レベル19
 兵器技術 レベル17.5
 電気技術 レベル25

 理由は明白である。航空機万能主義。それが、この事態を招いたことは既に明白だった。そして、新世代型航空機"ハウニブー"すら、超大型航空戦艦"テュランヌス"の前には全くの無力であった……。
 ここに、レジスタンスは航空機万能主義の敗北を認め、鋼材技術への投資と新型戦艦の開発を決意したのであった……といっても、シナリオ7を二周はして資金を稼がないとまともな戦艦は開発不可能である。
 かくて、レジスタンスは資金稼ぎの戦いを日々繰り広げるのであった。あーあ。


2002/08/21(木) 晴
 今日も会社の飲み会でふらふらになって帰ってくる。ふらふら〜。
 はぁ。


2002/08/24(土) 曇り時々雨

 土曜日出勤で、ふらふらになって帰ってくる。はぁ〜。


 そんなわけで、ふらふらなのだが、帰ってきてから『鋼鉄の咆哮』に燃えることにする。

 ……航空万能主義が敗れ去る日が来た。レジスタンス内部の大艦巨砲主義者によって対"テュランヌス"用戦艦を新造する案が遂に可決されたのである。
 こうして完成したのが、新造原子力戦艦"アダルベルト"だった。

新造原子力戦艦"アダルベルト"
重量29479/30000(73,698トン) 速度26.4Kt
主砲:四連装46.0cm65口径砲3基12門
副砲:四連装20.3cm65口径砲12基48門
舷側対46cm砲防御、甲板対43cm砲防御
耐久力:3800

原子力戦艦"八島"("最終血戦"作戦時)
重量34984/35000(87,460トン) 速度34.0Kt
主砲:四連装46.0cm45口径砲4基16門
副砲:四連装20.3cm65口径砲16基64門
舷側対61cm砲防御、甲板対15cm砲防御
耐久力:3500

 原子力戦艦"ハ島"は前超兵器大戦で対"テュランヌス"用として開発された8万7千トンの大型戦艦である。今回同目的で建造された原子力戦艦"アダルベルト"(7万3千トン)より一回り大きい。"八島"は、主砲、副砲の砲門数、速力で圧倒的に"アダルベルト"を上回る。ただし、耐久力と主砲の砲身長では"アダルベルト"の方が上である。

緋色騎士団所属 新造戦艦"アダルベルト"要目(第二次7−12"最終決戦"作戦時)
* トン数は2.5倍で換算

対"テュランヌス"用新造原子力戦艦"アダルベルト"
重量29479/30000(73,698トン) 速度26.4Kt
主砲:四連装46.0cm65口径砲3基12門(前方3基)
副砲:四連装20.3cm65口径砲12基48門(前方6基後方6基)
SAM/SUM発射機(1基)
対艦誘導弾VLS(6基)
対空誘導弾VLS(6基)
対地誘導弾VLS(4基)
57mmバルカン砲(2基)
搭載設備
 電磁防壁I
 電波照準儀I
 音波探信儀IV
 電波探信儀V
 発砲遅延装置II
 自動装填装置II
 新型火器管制装置
戦艦前艦橋IV (独)
戦艦後艦橋IV (独)
原子炉VII 5基
標準タービンα 2基
機関配置 通常配置
排煙能力 ボイラー --/--基分
防御区画 64%(完全防御)
策敵範囲 49
船体 戦艦V
耐久力  3800
舷側防御 対46cm防御(70%被害緩衝)
甲板防御 対43cm防御(58%被害緩衝)
指揮能力 81
搭載数  1部隊(なし) 航続距離 無限

第二次7−12"最終決戦"作戦時
 航空技術 レベル25
 機関技術 レベル25
 鋼材技術 レベル24
 兵器技術 レベル18
 電気技術 レベル25

 レジスタンスが再度大艦巨砲主義に転換するにあたって建造された新造原子力戦艦"アダルベルト"はおよそドイツ艦らしからぬ戦艦だった。ドイツ戦艦といえば信頼性の高い連装38サンチ砲であるが、本艦は四連装46サンチ砲というおよそ信頼性に欠く砲を前方に集中させるという、まるでフランス戦艦のようなスタイルなのである。
 これは本艦が戦時急造の実験的戦艦であるために斬新な設計が求められた為といわれている。一時は四連装65口径50サンチ砲の装備もまじめに検討されていたらしい。
 副砲については四連装20.3cm65口径砲12基48門装備という、かくての多砲塔戦艦思想に戻りつつある装備になっている。
 なお、本艦は「戦艦」であるが、防御面において、甲板装甲は対43サンチ防御となっており、装甲面で難点はある。しかし、耐久力、装甲を総合的に見れば、防御は相当高いレベルにあるといえる。
 本艦はあくまで対"テュランヌス"用として開発された戦時急造艦であるため電子兵装などの点ではとても最新鋭といえない。また、武装についても、資金不足の為ありあわせの武装で補ったといわれており、近接防御兵装は57mmバルカン砲2基に過ぎない。また、機関部も初の原子力艦ということで実験的な設計になっている為、速力はたった26.4ノットと旧式戦艦並みの低速艦となっている。

 だが、戦時急造の実験艦とはいえ、性能的には航空戦艦など足元にも及ばない攻撃力、防御力を持っていたのも事実であった。新造原子力戦艦"アダルベルト"は"テュランヌス"をあっさりと撃沈してしまったのだ。
 ……ここに至り、さすがのレジスタンス上層部も航空万能主義の敗北を認めざるをえなかった。かくて、時代は大艦巨砲主義に移行していくのであった……。

 ってなわけで、ようやく"テュランヌス"を撃沈する。航空万能主義に寄り道なんかするんじゃなかった……。


2002/08/25(日) 晴

 快晴の日曜日なので、爆睡する。で、夕方床屋に行った後、まったりと『鋼鉄の咆哮』に燃えることにする。


新造原子力戦艦"アダルベルト"により、超大型航空戦艦"テュランヌス"は沈んだ。しかし、原子力戦艦"アダルベルト"の生涯は短かった。新生テュランヌスの手により新たに実戦投入された新型超兵器、航空戦艦"ムスペルヘイム"の前に、原子力戦艦"アダルベルト"は手も足も出なかったのである。降り注ぐ60口径56サンチ砲の巨弾……かくて、原子力戦艦"アダルベルト"は轟沈した。復活した大艦巨砲主義の夢は、一瞬にして文字どおり海の藻屑となって消えてしまったのだ……
 万策尽きたかにみえるレジスタンス。だが、レジスタンスにはまだ最大最強の秘匿兵器が残されていた。超大型戦艦"フリードリヒ・カール"である。

 前超兵器大戦において、第八世代型戦艦"秋津島"は、幻の計画艦として竣工することなく終わった。これは、対"テュランヌス"用に開発された第七世代型戦艦"八島"が、最強の超兵器"ヴァルケンクラッツァー"をも撃沈しうる実力を秘めていたからである。しかし、今回の戦いで対"テュランヌス"用に開発された第五世代型戦艦"アダルベルト"にはそこまでの許容量はなかった。

 第五世代型戦艦"アダルベルト"は確かに強力な艦であったが、所詮急造の実験戦艦であり、近いうちに限界がくることをレジスタンスも予見していた。そこで、かつて計画された第八世代型戦艦"秋津島"をも上回る超々巨大原子力戦艦"フリードリヒ・カール"が起工されたのだ。

 原子力戦艦"アダルベルト"が轟沈したとき、超々巨大原子力戦艦"フリードリヒ・カール"は未だ完成していなかった。しかし、事態は一刻の猶予もなかった。微調整は航海中に行うという強引さで、超々巨大原子力戦艦"フリードリヒ・カール"は急遽出撃した。
 未完の"フリードリヒ・カール"の能力を疑問視する向きもあったが、"フリードリヒ・カール"は航空戦艦"ムスペルヘイム"を鎧袖一触、あっけなく撃沈してしまった。
 その後再ドック入りした原子力戦艦"フリードリヒ・カール"は主砲を50口径61サンチ砲から鹵獲兵器のレールガンに換装するという大改装を実施、原子炉の増設を実施した……が、予算不足により予定より一基少ない9基を搭載しただけで最後の審判へと向かったのである。
 最後の審判、即ち、奪われた最強の超兵器、レジスタンスが自ら創り出した悪夢、超々巨大原子力航空戦艦"ヴァルケンクラッツアー"との決戦である。

緋色騎士団所属 新造戦艦"カール"要目("最後の審判"作戦時)
* トン数は2.5倍で換算
超々大型原子力戦艦"カール"(Friedrich.Carl)
重量41106/42000(102,765トン) 速度40.3Kt
主砲:レールガン1基1門(前方1基)
副砲:四連装45.8cm50口径砲2基8門(前方1基後方1基)
副砲:四連装20.3cm65口径砲14基56門(前方8基後方6基)
SAM/SUM発射機(1基)
特殊弾頭ミサイルVLS(1基)
対艦誘導弾VLS(8基)
20mmバルカンファランクス(6基)
搭載設備
 電磁防壁I
 電波照準儀V
 電波探信儀V
 発砲遅延装置IV
 自動装填装置IV
 自動消火装置IV
 新型火器管制装置
戦艦前艦橋V (独)
戦艦後艦橋V (独)
原子炉VIII 9基
標準タービンα 4基
機関配置 シフト配置
排煙能力 ボイラー --/--基分
防御区画 64%(完全防御)
策敵範囲 51
船体 戦艦VI
耐久力  4000
舷側防御 対61cm防御(90%被害緩衝)
甲板防御 対43cm防御(58%被害緩衝)
指揮能力 82
搭載数  1部隊(なし) 航続距離 無限

"最後の審判"作戦時
 航空技術 レベル25
 機関技術 レベル25
 鋼材技術 レベル25
 兵器技術 レベル22
 電気技術 レベル25

 かつての原子力戦艦"八島"はあくまで対"テュランヌス"用に開発された戦艦だった。それが、航空戦艦"ムスペルヘイム"はおろか、超々巨大原子力航空戦艦"ヴァルケンクラッツァー"までも撃沈、その上テュランヌスの残党掃討作戦をも完遂できたのは、艦の基礎設計が優れていたこともあるが、単なる僥倖にすぎない。

 しかし、原子力戦艦"カール"は違う。"カール"は、たまたまジブラルタルにおける対"ムスペルヘイム"戦がデビュー戦となったものの、元々"ヴァルケンクラッツアー"に代わるレジスタンスの最終兵器として計画されていた艦であり、作戦当時、儀装が完了していなかった(動力炉を1基欠いていた)とはいえ、その能力は充分以上のものがあった。ましてや、鹵獲兵器であるレールガンの実戦装備化も既に完了していた。もとより、負けるはずがない。

 かくて10万トンを超える巨艦、"フリードリヒ・カール"は、易々と"ヴァルケンクラッツァー"を撃沈した。降り注ぐ45口径80サンチ砲の巨弾をものともせず、まるで赤子の手をひねるように……。

 ってなわけで、ドイツにて通常任務完了である。対艦巨砲主義万歳。


2002/08/26(月) 晴

 そんな分けで、今日もお仕事から帰ってきては『鋼鉄の咆哮』に燃えることにする。


とりあえず、通常任務は完了、続いて特務任務である。とはいえ、原子力戦艦"フリードリヒ・カール"は史上最強の戦艦である。前回同様、特務任務もあっさり完了……。

 と、思ったのだが……。

 原子力戦艦"フリードリヒ・カール"、敗れる。特2−09、敵艦全滅任務。敵の超兵器は大型戦艦"荒覇吐"たった4隻、しかし、問題は海洋を埋め尽くす無数の戦艦群だった……。三度突撃して三度とも届かなかった……四度目の突撃をする力はもう残っていない……ぐぅぅ。
 よもや、こんなところで進撃を阻まれるとは……悔しい、うぅ。


2002/08/27(火) 曇

 会社の飲み会でどろどろになる。周囲に鉄拳屋もないところだったので、仕方なく素直に帰ってきて『鋼鉄の咆哮』に燃えることにする。


かつて計画された第八世代型戦艦"秋津島"をも上回るレジスタンス史上最大最強の超々巨大原子力戦艦"フリードリヒ・カール"。本艦は無敵の艦のはずだった。
 そう、過去の経験から言えば、"テュランヌス"撃沈後は、ほとんど艦を改装することなくあっけなく特務任務まで終わってしまうハズだったのだ。

 特2−09、敵艦全滅任務。敵の超兵器は大型戦艦"荒覇吐"たった4隻。初期仕様より強化されているとはいえ、超々巨大原子力戦艦"フリードリヒ・カール"の相手には役不足である。海洋を埋め尽くす無数の戦艦群に至っては電磁障壁すら装備していない「ただの通常型戦艦」にすぎず、こちらが装甲空母ならばともかく、対61サンチ防御の重装甲戦艦を投入して苦戦する相手ではない。このステージでは空を埋め尽くす航空機も、四方八方から魚雷を放ってくる重巡洋艦もいない……ハズだった。  ……が、現実はかくも厳しかった。

 何度挑戦しても勝てない。もう少し前の面なら、こういう場合は前の面をやり直して資金稼ぎをするところである。しかし、今では資金は唸るほどあり、技術レベルも最高、戻って資金稼ぎは意味がない。逆に言うならこんな状態で詰まるはずがないのだ。しかも、今回は前回結局入手できなかったレールガン2門にはじまり、ねこ、かに、45口径100サンチ砲、45口径80サンチ砲と、未知の鹵獲兵器をてんこもりで入手しているのである。おかしい……こんなハズでは……。
 設計の問題だろうか。舷側装甲は対61サンチで完璧だ。武装の問題だろうか? SAM/SUM発射機を装備する為に原子力戦艦"カール"はレールガンを前方1基の装備に止めている。レールガンには唯一の弱点として舷側方向に撃てないという欠点があり、前方に装備した場合は前方にしか撃てない。ゆえに、面舵、取舵で敵艦と巴戦になった場合、敵艦に向かって艦首から特攻でも仕掛けない限り、原子力戦艦"カール"はまともにレールガンを撃てないのだ。……しかし、過去はレールガンなど存在しなかった。
 ……待てよ。

 再度、特2−09、敵艦全滅任務に挑戦する。やはり爆沈してしまうが……1つ重要なことが判明する。原子力戦艦"カール"の舷側装甲は対61サンチで完璧だが、甲板防御は対43サンチとやや薄めである。このため、甲板装甲はあっという間にボロボロとなる。通常はそれでも舷側装甲を打ち抜かれない限り問題無い(甲板装甲が全損しても機関損傷などの二次被害が発生しやすくなるだけで艦が沈むことはない)のだが、この作戦ではそれが致命傷となっているようなのだ。
 他の作戦なら火災ごときはあっという間に自動消火装置で鎮火してしまうのだが、この作戦ではあまりにも敵戦艦の艦砲射撃が激しいために、消火活動が追いつかず、やがて火災状況は赤に移行、弾薬庫の誘爆を引き起こしてしまうのである。
 いくら舷側装甲の損害が軽微でも、弾薬庫が誘爆したが最後、艦の内部は火の海と化し、大破してしまう……。大型戦艦"荒覇吐"の主砲である45口径50.8サンチ砲すら易々と弾きかえす対61サンチという甲板装甲を誇る原子力戦艦"カール"があっけなく沈んでしまう原因はこれだったのだ。
 では、なぜ前超兵器大戦で原子力戦艦"八島"は弾薬庫誘爆により沈まなかったのか。最終時の原子力戦艦"八島"の甲板装甲は原子力戦艦"カール"より遥かに薄い対36cm防御に過ぎなかったというのに……。
 理由は簡単だった。原子力戦艦"八島"には超兵器"お守り装置"が装備されていたのだ。これは弾薬庫誘爆を含む二次被害を一切生じなくなるという超装備である。……インチキだ。

 今回はレールガンなどの火砲の超兵器は過多といえるほど入手しているが、"お守り装置"はない。原子力戦艦"カール"にはもちろん自動消火装置が備わっているが、これは市販品のIV型である。明らかに役不足だ。

 だが、勝てない理由は分かった。いや、甲板装甲が薄いせいではない。ここで装備の軽量化を実施して甲板装甲をもう少し厚くしたところで焼け石に水なのも火を見るよりも明らかなのだ。(実際試してみたが、ほとんど効果はなかった) ならば……。
 レジスタンスはいったん転進、特指令を最初からやり直したのである。資金は唸るほどあり、技術レベルも最高、戻って資金稼ぎは意味がない。確かにそのとおりだが、超兵器までも余るほど入手できているわけではない。特指令にはふんだんに敵超兵器が出現するため鹵獲超兵器も多数手に入る。運良く"お守り装置"が手に入れば……。
 結果。神はそれほど甘くはなかった。"お守り装置"は入手できなかったのだ。しかし、代わりに成功率65%という高性能な自動消火装置VIの入手に成功する! 最高70なので最高級ではないが、それでも、従来の市販品のIV、成功率30%に比べれば雲泥の差だ。

 かくて、鹵獲兵器によって電子装備を一新した10万トン原子力戦艦"カール"が出撃する!

緋色騎士団所属 原子力戦艦"カール"要目("特2−09"作戦時)
* トン数は2.5倍で換算
超々大型原子力戦艦"カール"(Friedrich.Carl)
重量41974/42000(104,935トン) 速度50.1Kt
主砲:レールガン1基1門(前方1基)
副砲:四連装46.0cm65口径砲2基8門(前方1基後方1基)
副砲:四連装20.3cm65口径砲12基48門(前方8基後方4基)
SAM/SUM発射機(1基)
特殊弾頭ミサイルVLS(2基)
対艦誘導弾VLS(8基)
20mmバルカンファランクス(10基)
搭載設備
 電磁防壁III
 電波照準儀VI
 電波探信儀VI
 発砲遅延装置VI
 自動装填装置VI
 自動消火装置VI
 謎の装置α
戦艦前艦橋V (独)
戦艦後艦橋V (独)
原子炉β 8基
標準タービンα 4基
機関配置 シフト配置
排煙能力 ボイラー --/--基分
防御区画 64%(完全防御)
策敵範囲 83
船体 戦艦VI
耐久力  4000
舷側防御 対61cm防御(90%被害緩衝)
甲板防御 対43cm防御(58%被害緩衝)
指揮能力 82
搭載数  1部隊(なし) 航続距離 無限

 今回の改装による原子力戦艦"カール"の見た目的な変化は装備位置見直しにより副砲が45.8cm65口径砲から46.0cm65口径砲になったこと、四連装20.3cm65口径砲14基56門だったのが、後部の2基が撤去されて12基48門になり、かわりに20mmバルカンファランクスが2基増設されて10基になったことぐらいである。
 しかし、性能は竣工当時とは全くといっていいほど異なっている。まず、速力だ。主機の換装により速力は40.3Ktから44.8Ktに増速、更に主機の電脳制御化と反重力制御技術の導入(謎の装置α搭載)により実に最大速力50.1Ktという超高速戦艦に生まれ変わっている。(ちなみに、8万7千トン級原子力戦艦"八島"最終時は速度44.8Kt)
 それだけではない。反重力技術により耐久力までも向上、索敵距離も大幅に向上している。新型自動消火装置導入でダメコンが大幅に向上していることは言うに及ばずである。

 自動消火装置VIの効果は絶大だった。かくて超巨大原子力戦艦"カール"は、海を埋め尽くす戦艦の群れをあっけなく掃討、あっさり作戦成功してしまったのであった。補助装備の効果がいかに大きいか、思い知った……。
 そんなわけで、特指令完了ももうすぐである。クリアしたら90サンチ砲搭載戦艦でも設計するか……
 対艦巨砲主義万歳。



2002/08/28(水) 晴

 久しぶりに鉄拳対戦するが、ポールのむっちゃ強い人に完敗する。
 仕方なく素直に帰ってきて『METAL GEAR SOLID2 SONS OF LIBERTY』に燃える。……いつそんなもの買ってきたのか聞いてはいけない。あ、『鋼鉄の咆哮』なら、超巨大原子力戦艦"カール"であっさりクリアしている。え、それでも『ゼノサーガ』があるだろう?

 ……えーっと。

 そんなわけで、『METAL GEAR SOLID2 SONS OF LIBERTY』に燃えることにする。なんか、敵兵を抱えて盾にしたり、敵兵の無線機を狙撃したりと、前作にもましてやたらと凝っているが、難易度の方も……。

 うーむ。


2002/08/29(木) 晴

 早朝出勤で、そのまま疲れきって帰宅する。……少し休むつもりで横になったら朝になっている。あぅ。


2002/08/30(金) 晴

 会社の飲み会でふらふらになる。ふらふらのまま会社の人と鉄拳対戦する……会社の人を嘗めきってコンボットで挑んだらボロクソに負ける。はうっ?
 思わず本気になって李を投入、圧勝するが、あの動きはどう見てもPS2で鍛練したとしか思えない。
 それとも私が油断しただけか? むぅ。


2002/08/31(土) 曇

 土曜日出勤でふらふらになって帰ってくる。はぅぅ……。
 はう。寝よう。




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