2002年5月26日 半影月食

 月は自分で光を出していません。太陽の光を反射して、光っているのです。その太陽の光が、月にあたらなくなった時に、月が欠ける現象を月食といいます。月食は、皆既月食、部分月食の二種類が一般的ですが、半影月食(はんえいげっしょく)と呼ばれるものがあるのです。
 半影月食は、月にとどく光の一部を地球が隠す現象です。つまり、月面で部分日食が起こっているのです。ただ、部分日食の時、空がほとんど暗くならないように、半影月食の時も月はほとんど暗くなりません。
 下の画像が、5/26に起こった半影月食の様子です。画像の左側の月の南側が少し暗くなっています。右側の南側の明るい部分と見比べるとなんとなく分かるはずですが・・・。2001年12月30日の時は、影がはっきりしましたが、今回はあまりはっきりしません。
 撮影に使った望遠鏡はPENTAX75SDHFで、LV25mmで拡大し、QV-3000EXの望遠側で撮影しています。そして画像をトリミング後、サイズ変更して掲載しています。 

21時09分 22時09分

 今回の半影月食は、月の出ころ始まり、21時ころ最大となりました。左が最大のころの姿、右が終了まじかの姿です。左側は、全体的にフラットな感じですが、右側は、月の下側(南側)が明るくなっています。月の高度が低く、少し黄色みがかりましたので少し色バランスを変えています。
 アダプタ−の傾きのためか、月の上側が少しピンボケになりました。なおシンチレ−ションもかなり悪かったのでこれが原因かもしれません。

 

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