水星太陽面通過2006年11月9日

 水星は、地球より太陽の近くを回る惑星です。内側を回るため、太陽と地球の間に入り、太陽の前を通り抜けることがあります。この現象を、水星太陽面通過(たいようめんつうか)と呼びます。この現象が、11月9日に見られました。条件がいいのは2003年以来のことです。今回は、日の出時に現象は始まっていました。そして終了は、午前9時10分ころでした。

7時22分
  矢印の先が、水星です。左端に見える黒い部分は、大きな黒点です。水星は、時間がたつと、太陽面を右上へと移動していきました。太陽面の明るさのむらは、ごみが写っているためです。(残念・・・)
  FC50(50mm屈折望遠鏡)、LV9mmで拡大。COOLPIX4500、ISO100。ND400+ND8で減光。6コマコンポジット合成、一部トリミング。

8時56分
  水星は、自分で光りを出していないため、太陽の前を通る時、真っ黒な点に見えます。上の画像のまん丸の黒い点が水星です。上の端に見える、薄暗い部分は、太陽の黒点(こくてん)です。黒点と比べると、水星の黒さが良く分かります。なお、上の画像との機材の違いのため、太陽面の色が違ってしまいました。
 7.6cm屈折(52mmに絞る)、LV25mmで拡大、ND400+ND8で減光。
パナソニックデジタルビデオカメラで撮影した10秒の動画から切り出した静止画をコンポジット合成。

 

 

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