2002年11月20日 しし座流星群

 昨年大出現したしし座流星群(2001年の様子)ですが、今年は日本ではあまり見られませんでした。ただ、ヨ−ロッパやアメリカではかなりの数が見られたようです。
 今年は、あまり期待していなかったので、11/17の朝から気楽に観望をはじめました。11/17の朝は、午前4時から5時ころまで、この間にしし群は数個程度でした。翌18日は雲が多く見えませんでした。
 19日の朝は4時30分ころから快晴になり、1時間ほどで15個程度見えました。このあと、13時過ぎと、20時前にヨ-ロッパ、アメリカではたくさん見えたようです。日本では、この時間昼間で、見えませんでした。そして、しし座が昇る19日23時30分ころから、20日の午前1時ころまで、眼視ではまったく分かりませんでした。
 眼視はだめだったのですが、WATECのビデオカメラで、午前1時ころから3時ころまで撮影していました。この2時間あまりで、15個ほど、しし群が写っていました。しかし、明るいものが少なく、下が最も明るかったものです。実際よりも明るく流星が写るので、本当の明るさは1等〜2等ぐらいです。
 やはり、予想通り暗いものが多く、満月のためほとんど見えなかったのでしょう。日本でよく見えたのは、19日の朝、月が低くなり、星が見え出した午前5時過ぎでした。 

流れはじめの12コマ約0.4秒を合成 次の12コマ約0.4秒を合成
1時55分7秒ころ出現
WATEC N-100+6mmF0.8(35ミリ換算約35ミリ) 画像は一部トリミングしています。

 上の画像は、ビデオの画像を静止画に取り出して合成したものです。流星は左から右へ流れています。左は、流れはじめころから約0.4秒間。右はその後の約0.4秒間です。流れはじめから、明るくなりっていく様子が分かります。この画像から、0.8秒ほど流星は光って見えたようです。ただ暗い時は、肉眼で見えないので、実際は0.5秒くらい見えたことが分かります。なお詳しい様子は、流星の世界をご覧ください。
 実際の動画は、こちらを右クリックして保存した後ご覧ください。形式は、mpg1、容量200k、1秒間の動画です。

 

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