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山梨の湯巡り7 [4] byうつぼ



■リフレッシュガーデンクレスト温泉「クレスト」

  (竜王町、11:00〜23:00、1,800円タオル・バスタオル・館内着付(金曜全日&21:00〜 900円)、
  小学生以下入浴不可、055-279-6300)
  http://www.fuji.ne.jp/~crest/

甲府名物のビジホの湯。めがねさんのレポあり。わりあいお洒落な外観で、館内も甲府のビジホではきれいな部類かと...。通常1,800円といいお値段ですが、サービスデーの金曜に行ったので900円で入館。

入浴受付はエレベーターで上がった5F。浴室はさほど広くないですが、5Fと6Fの2層あり、ハダカ移動できる内階段で繋がっています。5Fには、大浴槽(古代檜造20人以上)、上がり湯槽(=源泉槽、石枠タイル貼3.4人)、バイブラ槽(同2.3人)、超音波風呂(同4.5人)、サウナ、水風呂、ミストサウナ等を配置。

6Fには、薬湯風呂(石枠タイル貼造6.7人、この日はウコン)と露天ゾーンに名物のワイン風呂(同6.7人)。カラン17、アメニティ類完備。金曜17時で駐車場は満杯でしたが、浴室は8〜15人と意外にゆったり。まわりに高い建物がないので、どちらの階も展望がきいてきもちがいいです。

大浴槽は、檜の湯口から投入で上面排湯口からの流し出しは源泉かけ流し? 他の浴槽もワイン風呂以外は湯口に源泉表示があってオーバーフロー。排湯口もないかほとんど引いてなかったので、かけ流しか半循環かと思います。(6Fベランダに各浴槽の濾過器が並んでいるので、循環をかけることもあるのかも?)浴槽により源泉湯口の温度が違うのは不思議。

お湯は黄色がかった透明で、大浴槽、薬湯、ワイン風呂では湯中に気泡が流れアワつきがあります。とくに大浴槽のアワつき具合はなかなかです。ツルすべはさほど感じませんが、アワつきによるヌルすべがきもちいいです。微かに重曹味でほとんど無臭。山宮に似た感じの清澄なお湯は浴後さっぱり。上がり湯槽は、浴感が一番濃厚な感じがしましたが、アワつきはなし。

ワイン風呂は、ワインの絞り滓を粉末にしたものを溶かして投入しており、ロゼ色透明できれい。薄いときは言えば追加してもらえます。ワインというよりは、ぶどうジュースっぽい臭いですが、クセになりそう。アワつきもけっこうあるのでシャンぺーンに入っているみたい(笑)。

やや狭苦しい感じはしますが、湯づかいもよく施設も充実しているので楽しめます。でも1,800円はちょっとキツイかな?

Na-塩化物・炭酸水素塩温泉 43.7℃、pH=7.90、430L/min掘削自噴、総計=1.501g/kg、Na^+=420.2mg/kg (87.37mval%)、Fe^2+=0.1、Cl^-=573.2 (72.25)、HCO_3^-=374.8 (27.44)、陽イオン計=471.8 (20.91mval)、陰イオン計=950.2 (22.38mval)、メタけい酸=51.5、メタほう酸=7.8 <S63.5.9分析>


「クレスト」の外観

大浴槽

ワイン風呂
 

 

■秋山雛鶴の湯「秋山温泉NESPA」

  (秋山村、10:00〜21:00、700円/2hタオル・バスタオル付き、0554-56-2611)
  http://www.vill.akiyama.yamanashi.jp/tour/base.htm

山梨県の東端、神奈川県境にもほど近い秋山村の村営日帰り施設は、山の中に突如として現れる豪華仕様のセンター系。立派なプールも併設されています。みしゅらんとめがねさんとYEBISUさんのレポあり。

以前は入館料1,700円のため敬遠していましたが、2hの格安料金ができて入りやすくなりました。初入湯です。19時すぎに入館しましたが、館内はファミリー客を中心に賑わっていました。

高い天井のゆったりとした浴室には、源泉槽(石枠タイル貼12人以上、一部立浴槽)、高温槽(同7.8人、浅め)、ジャグジー槽、ウェットサウナに露天(岩造10人以上)。露天は和風庭園を配したきもちのいいもの。カラン12、アメニティ類完備。土曜19時で10〜3人と浴室は空いてました。

源泉槽は、側面注入で浴槽端の上面排湯口からの流し出しで、たぶん非加熱の源泉かけ流し。高温槽は、槽内注吸湯があってオーバーフローなくたぶん循環。露天は、石膏の析出が出た岩の湯口から投入で、端の排湯パイプからの排湯。槽内排湯は不明ですが、お湯の感じからするとかけ流しではないと思います。カランのお湯はカルキ気がなく、ひょっとして温泉使用かも?

源泉槽は、37〜38℃位のぬる湯で無色透明。味は不明ですが、微石膏臭+微かに甘いイオウ臭が感じられました。鮮度感もよくアワつきがありますが、洗い場寄りの注入口付近で多く、端の方ではほとんどつきません。ちょっと浴槽が大きすぎるかな?

弱いキシキシとツルすべが入りまじるやさしい感じの浴感は、群馬の敷島や月夜野など硫酸塩泉系単純温泉の名湯群を彷彿とさせるもので長湯向き。その他の浴槽は、無色透明でカルキ臭はありませんが、やや硬い感じのお湯で今ひとつ。源泉槽とその他の浴槽の落差が大きいです。

女湯の源泉槽は石盤状の湯口から投入で、アワつきはほとんどなかったらしいので、男湯の側面注入がアワつきに寄与しているのかもしれません。

しかし、豪華センター系でこれだけ鮮度の高いお湯に出会えるとは、正直おどろきです。総計524.5mg/kgの薄口のアル単ですが、39.6℃、340L/minというスペックを活かし切っている感じ。”新湯治場”のキャッチコピーもなるほどうなづけます。

ただ、残念だったのは、客のマナーがちょっと気になったこと。(プール併設のセンター系ではありがちですが...) とくに女湯はプール状態で、子供が何回も浴槽に飛び込みえらい騒ぎだったそう。でも親は知らんぷり。たまりかねて誰かが注意したそうですがどこ吹く風。困ったもんです。あと、飲泉所があるらしいですが、まぬけにも気づきませんでした。

アルカリ性単純温泉(Na・Ca-SO4型) 39.6℃、pH=9.8、340L/min 掘削揚湯、成分総計=524.5mg/kg、Na^+=115.6mg/kg (66.83mval%)、Ca^2+=48.7 (32.29)、Fe^2+=0.3、Cl^-=9.6 (3.58)、SO_4^2-=290.9 (80.06)、CO_3^2-=18.6、HS^-=痕跡、陽イオン計=165.7 (7.53mval)、陰イオン計=358.8 (7.54mval) <H6.4.11分析>


「秋山温泉NESPA」のエントランス

「秋山温泉NESPA」の男湯

「秋山温泉NESPA」の男湯露天
 


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