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山梨の湯巡り11 [1] byうつぼ

■釜無川レクリエーションセンター温泉「信玄堤集いの家」


(甲斐市(旧竜王町)、10:00〜17:00(〜18:00 6〜8月)、500円(町外)、0552-76-1151)
http://www.shokokai-yamanashi.or.jp/shisetsu/onsen/ryuuou.htm

釜無川沿いにある地味めの公共系日帰り施設で、めがねさんのレポもあり気になっていました。堤防沿いの緑地にあり、南アルプス市(旧若草町)の「さくらの里・憩いの家」にロケーションがよく似ていて、のんびりとした雰囲気。1階のロビーでは、お年寄りが数人TVの甲子園に見入っていました。2階には105畳の大広間やロビーなどがありますが、お年寄りがポツネンと1人。

窓の広い明るい浴室は男女別。黒みかげ石タイル貼12人以上(ジャグジー・ジェット付)の浴槽のみをシンプルに配置。浴槽のところどころは鉄分で赤茶に色づいています。南に向いた大きな窓は開け放たれ、夏の甲府盆地特有の乾いた南風が入ってきもちがいいです。カラン10、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。お盆時期15時で男湯は2〜7人とけっこうな盛況(女湯は独占)。

この施設は”山梨県広域観光ルート補助事業”で、観光拠点としても位置づけられているようですがレジャー客の姿はなく、地元指数は90%以上か?

石の湯口から30〜40L/minの投入に加え、少なくとも2ケ所の熱湯注入あり。槽内排湯は不明ですが、浴槽端の排湯溝からかなりの量の上面流し出しあり。石の湯口はかなりぬるく、鮮度感からみても非加熱源泉かと思います。

緑灰色で薄くにごったお湯はほぼ適温で、明瞭なだし味+微重曹味、湯口では新鮮な鉄分を感じさせる貝汁臭+微モール?臭+僅微イオウ臭が匂い立ちます。湯面では弱いカルキ臭があるのが残念。重曹泉系のツルすべがあり、湯口そばでは少ないながらアワつきもあります。重曹泉らしい冷の湯系で、ほてりはあまりなく長湯仕様。浴後すぐは少しペトつきますが、すぐにさらすべ感が出て浴後は爽快です。

なんといっても湯口そばがよく、これだけ新鮮な鉄気を感じられるお湯も珍しいです。ただ、湯口そばにジェット×3が勢いよく吹き出ているのには閉口。浴槽は広いのでジェットはあってもいいとは思いますが、湯口至近に設置しなくてもいいのでは・・・(^^;;

浴槽が広くたぶん循環併用なので、湯口そばと浴槽のはじで鮮度感に大差があるのが難といえば難ですが、湯口付近をゲットできればかなり楽しめるお湯かと思います。なお、竜王町、敷島町、双葉町の合併にともない、2004年9月1日より町外の入浴料金が600円に値上げされたようです。

単純温泉(Na-HCO3・Cl型) 29.4℃、pH=7.4、318L/min、成分総計=0.8997g/kg、Na^+=186.7mg/kg (72.96mval%)、Mg^2+=21.7 (16.08)、Ca^2+=20.1 (8.98)、Fe^2+=1.4、Cl^-=179.7 (45.15)、HCO_3^-=348.2 (50.85)、陽イオン計=236.5 (11.13mval)、陰イオン計=548.7 (11.23mval)、メタけい酸=87.4 <H15.10.2分析>

2003年1月時点の成分掲示(2003/1/10めがねさんカキコより引用)
「ナトリウム-塩化物-炭酸水素塩泉 pH=7.79 37.3度 566L/min湧出形態不明成分総計 1.352g Na^+ 388.6 K^+ 13.3 Mg^+ 15.1 Ca^+ 22.2 Fe^+ 0.9 Cl^- 450.9 Hco3^- 353.3 H2sio3 59 HBO2 12.7 Co2 15.3」

●湧出量が減少し、塩類泉から単純温泉に変化しています。

〔2004年10月レポ〕


「釜無川レクリエーションセンター」の外観

「釜無川レクリエーションセンター」の男湯


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