山梨の湯巡り10 [11] byうつぼ |
■上九の湯温泉「上九の湯」 内湯、露天ともに白い析出の出た石(露天は岩)の湯口から大量投入で、底面の巨大排湯口からかるい吸湯 or 自然流下(露天は側溝への流し出しもあり)でオーバーフローなしの循環仕様。露天打たせ湯は、白い析出の出たパイプから注ぎ込みで、なぜか熱湯の側面注入があり底面排湯+側溝への流し出し。 無色透明のお湯は、弱薬品味で内湯は強烈なカルキ臭、露天は弱く紙のような臭い。温泉らしい湯ざわりもなく浴感に乏しいお湯。露天打たせ湯のみ、かすかにやわらかな湯ざわりがあったような・・・。成分総計=2457mg/kgの濃いめで純度の高い含芒硝-石膏泉ですが、残念ながらその片鱗も感じられませんでした。 ここは温泉好きからは総じて辛辣な評価をくだされがちなお湯なので、一念発起で湯づかい改善されたかな〜?とひそかに期待していきましたが、やはり残念な結果に・・・。自家源泉で温泉スタンド(1円/L)もあるし、源泉スペックはかなりとすぐれものなので、なんとか湯づかいの改善を図って欲しいです。水風呂など温泉カランを復活すれば、すぐにでも源泉ぬる湯のかけ流しが実現できそうな気がするのですが・・・。 Ca・Na-硫酸塩温泉 30.0℃、pH=9.4、217L/min、成分総計=2457mg/kg、Na^+=216.9mg/kg (26.44mval%)、Ca^2+=523.4 (73.25)、Fe^2+=0.03、Cl^-=26.9 (2.14)、SO_4^2-=1650 (96.64)、陽イオン計=744.1 (35.67mval)、陰イオン計=1691 (35.54mval) <H9.5.12分析> 〔2004年10月レポ〕 |
![]() 「上九の湯」の外観 |
![]() 「上九の湯」の男湯内湯 |