栃木西部の湯巡り2+奥鬼怒4湯 [1] byうつぼ |
■鹿沼温泉「鹿沼市高齢者福祉センター(出会いの森福祉センター)」 廊下の奥に男女別の浴室。浴室前の分析書をみると成分総計3g/kg近い含食塩重曹泉。よさげなスペックに期待が高まります。窓の広い明るい浴室にメイン浴槽(温泉、赤みかげ石枠タイル貼12人)とジェット槽(真湯、同6.7人)の2槽を配置。窓の外は手入れされた石庭です。カラン6位、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。連休12時で6〜9人とけっこう盛況。 メイン浴槽は、石の湯口からドバドバの大量投入。上面から窓側側溝への流し出しでたぶん循環かと。やや熱めのお湯はうすバスクリン色透明、ほぼ無味でかなり強いカルキ臭。重曹泉らしいツルすべは明瞭ながら、なんとなく硬めの湯ざわり。 熱湯のせいもありますが、浴中浴後ともによくあたたまります。Fe^2+=16.3と源泉の鉄分は多いですが、お湯からは金気はほとんど感じられなかったので除鉄しているかと思います。源泉の素性はよさそうですが、塩素の大量投入でお湯が変質してしまっているイメージがあるのが残念。施設の性格上、レジ菌対策にナーバスになるのは理解できなくはないですが・・・。(真湯のジェット槽からはなぜかあまりカルキ臭は感じられませんでした。) 建物の北隣に専用コイン制(1コイン=100円=100L)の温泉スタンドもあります。 Na-炭酸水素塩・塩化物温泉 34.0℃、pH=7.8、39.9L/min掘削揚湯、成分総計=2.958g/kg、Na^+=869.0mg/kg
(96.45mval%)、Fe^2+=16.3、F^-=2.9、Cl^-=501.2 (36.06)、HS^-=0.2、HCO_3^-=1483.4
(62.01)、陽イオン計=903.2 (39.19mval)、陰イオン計=2016.3 (39.20mval)、メタほう酸=18.7 |
![]() 鹿沼温泉の外観 |
![]() 鹿沼温泉の男湯 |
![]() 鹿沼温泉の温泉スタンド |