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栃木西部の湯めぐり [1] byうつぼ |
■あさひ温泉 こぢんまりとした建物ながら、けっこう広い食事処兼休憩所(大広間)があります。カラオケは別棟に隔離 ^^) されているので館内は静かです。男女別の浴室には、内湯(石貼15人以上、ジェット3本付)、ミストサウナに露天(岩造10人位)。露天は、壁に囲まれ屋根もあるので開放感はありません。セパレート型洗い場16、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜15時で2〜5人と空いていました。 内湯は、石の湯口から50L/minほどを投入。底面吸湯がありますが、排湯口から洗い場に相当量を流し出し。露天は、早くも赤茶に変色した岩の湯口から50L/minほどの投入+底面注入で、端の排湯口からの排湯。 内湯は適温で緑褐色ささ濁り。塩味でかすかに重曹泉系のセメント臭がしましたが、建材の臭いかも? 露天はかなり熱く、内湯より赤味が強い茶褐色で透明度40pのにごり湯。塩味+かすかなだし味?でほぼ無臭。 かなり重い浴感があり、猛暑+熱湯ということもあってか、相当にほてりましたが、浴後はさらさらと乾き、すっきりとするなかなかいいお湯です。よもや等張泉のかけ流しだとは思わなかったので、いい意味で予想を裏切られました。いかにもアブラ臭がしそうなお湯ながら感じられなかったのは少し残念ですが、力感のあるいいお湯なので、涼しくなったら再訪したいです。 Na-塩化物泉 (等張性弱アルカリ性高温泉) 44.2℃、pH=7.7、280L/min掘削揚湯(1,500m)、蒸発残留物=10.68g/kg <H15.2.15分析> 館内には、分析表の前半部分(蒸発残留物まで)と別表の掲示がありましたが、成分表の部分については受付の人がどういうものかよくわからない様子
(^^; だったのでGetできず。土類の少ない(純度の高い)食塩泉かと思いますが、鉄分はけっこう含んでいるかも? |
![]() 「あさひ温泉」の外観 |
![]() 「あさひ温泉」の男湯内湯 |
![]() 「あさひ温泉」の男湯露天 |
■古河温泉「古河市老人福祉センター・ふれあいの湯」 以前からあった老人福祉センターに1991年温泉施設が導入されたもので、一般開放もしています。以前レポした温泉スタンドと同じ源泉を使っています。場所はえらく判りにくいですが、新久田地区にある「福祉の森総合会館」の手前のテニスコートの横に温泉スタンド(以前のレポ&ONKEN21さんのレポあり)があり、その南側の路地を入ったところです。 廊下を渡った別棟に男女別の浴場があります。この浴場の雰囲気が意表をついて優れもの。窓が広く天井の高い木造の湯小屋で、天井には3本の太い丸太が通されています。天井が高いので湯気の抜けが良く、明け放たれた窓からは風が入ります。そこに、タイル貼12人以上のけっこう広い浴槽をシンプルに配置。カラン5、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。平日10時で3〜6人とけっこう盛況。地元指数はほぼ100%か。 黄土色に変色した岩の湯口からぬる湯(源泉とのこと)10L/minほどの投入+側面熱湯注入で、底面吸湯にわずかながらオーバーフローもあります。綺麗な萌葱色で微濁したお湯は、はっきりとした塩味+苦味+僅微金気味。弱いながらヨード臭
or タール臭がかったアブラ臭がありますが、温泉スタンドよりは薬品臭が強い感じなので消毒剤の臭いが入っているかも。 この内容で700円ははっきりいって高く、施設の性格からしても一般向けではないですが、力のあるお湯といい、落ちついた浴場の佇まいといい、温泉好きなら一度は入っておいてもいいかも。なお、大きな岩風呂増設の計画もあったようですが実現されていません。 館内に成分表の掲示はなかったので、温泉スタンドの掲示を記載しておきます。 家にもちかえり4〜5倍に加熱希釈すると、ほぼ無臭で黄土色の濁り湯(15p)に。しばらくするとみかんの内皮を細かくちぎったような半透明の浮遊物が出てきました。キシキシ&まったりとした感じのお湯は、食塩泉というよりは硫酸塩泉や鉄泉の浴感。 |
![]() 「古河市老人福祉センター」の外観 |
![]() 「古河市老人福祉センター・ふれあいの湯」の男湯 |
![]() 古河温泉温泉スタンド |
■小山温泉「思川」 (小山市、10:00〜23:00、700円(土休日800円)、0285-21-2020) http://www.oyama-am.co.jp/omoigawa/ 2002年8月に小山ゆうえんち内にオープンした日帰り温泉です。ナイジェルさんのレポ(2002/11/4)でご指摘のとおり、観覧車やコースターのそばにある和風建物はミスマッチな感じ。館内はやや狭苦しいですが、中庭のある木造純和風の落ちついたつくりです。 浴室は、内湯大浴槽(石+木枠、10人以上)、源泉浴槽(同、7.8人)、足湯、かけ湯。露天ゾーンには、大露天(岩造、20人以上)、打たせ湯、壺湯×2、サウナ、水風呂と多彩。露天の前には思川の流れが広がります。カラン12(少なすぎ?)、アメニティ類完備。日曜17時で30人以上となかなかの入り。 内湯大浴槽・大露天・壺湯は、無色透明塩味強カルキ臭で、お湯の感じから循環かとも思いますが、内湯大浴槽と壺湯はザンザンにオーバーフロー(おそらく全量)しており不思議な感じ。全体にとても複雑な湯づかいで詳細不明。 源泉浴槽は、ほぼ無色でかすかな濁りのある塩味タール臭のぬるめの湯。このタール臭は臭素系の磯の香りにカルキ臭が混じったものかと思いますがどうでしょうか?壁からの湯滝状の投入&槽内注湯、浴槽脇スリットからの排湯で湯づかい不明。ここは成分総計=5000mg/kgを感じさせる浴感はありますが、鼻につくタール臭は個人的にはいまひとつ。 端の方にある打たせ湯はピカ一です。打たせ湯として投入している磯の香りただよう塩味でぬるめのお湯は、たぶん非加熱の源泉かと思います。浅い浴槽は足しか浸かれませんが、薄緑黄色のささ濁りでクリーム色の浮遊物がたくさん。染みてくるようなやわらかないいお湯で、奥秩父大滝や吉井牛伏の湯に似ています。このすぐれもののお湯にふつうの浴槽で浸かりたいです。 総じてバリバリカルキ臭のメイン浴槽は空いており、源泉浴槽がゲキ混み。お客のお湯に対するこだわりがホントに強まってきているように感じました。お湯のポテンシャルはとても高いと思うので、湯づかいが改善されれば名湯の仲間入りも狙えるかも? 要注目施設かと。 Na-塩化物温泉 37.1℃、pH=8.0、133.8L/min動力揚湯、成分総計=5853mg/kg、Na^+=2091.4mg/kg
(93.60mval%)、Fe^2+=0.6、Cl^-=3372.1 (97.86)、HS^-=0.1、Br^-=20.9、陽イオン計=2225.6
(97.19mval)、陰イオン計=3500.2 (97.20mval)、メタけい酸=67.3、メタほう酸=57.9 <H13.10.29分析> |
![]() 「思川」のエントランス |
![]() 「思川」の男湯露天 |
![]() 「ロマンの湯」のエントランス |
![]() 「ロマンの湯」の浴場入口 |