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諏訪・佐久の湯巡り [1] byうつぼ



(長野船員保健健康福祉センター 立沢源泉)「ヒルサイドホテル富士見」

(長野県富士見町、10:30〜20:00、500円、0266-66-2111)
http://www.sempos.or.jp/Nagano/

小淵沢から県道484鉢巻道路を北上し、富士見高原(ここにも広原温泉という新興温泉あり)を過ぎてしばらくすると看板が出てくるので左手の取り付け道路に入ってすぐ。正式名は「長野船員保険健康福祉センター」といいますが、船員じゃなくても利用できます。やませみさんのレポあり。

リゾート地らしい赤レンガのシックな建物で、日帰り受付はフロントではなく左手奥にあります。よく手入れされた館内はとてもきれい。男女別の浴室はやや暗めながらリゾート施設らしい落ち着きのある雰囲気で、全体のイメージは泉郷「泉の湯」に似ています。

内湯(みかげ石枠タイル貼8.9人、ジャグジー・ジェット付)、寝湯×2、サウナ、露天ゾーンに露天(鉄平石造7.8人、東屋付)、ジャグジー槽(石造1.2人)という構成。カラン13、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。GW15時で5〜8人でしたが、次第に混んでいきました。

内湯は、石の湯口から投入で底面吸湯。ジャグジー&ジェットがうるさくて落ち着かず。露天は、石の湯口からたぶん源泉を投入+側面注入で、かるい底面吸湯と浴槽端からの上面排湯があります。内湯より露天のほうがお湯の鮮度がいい感じでした。

ほぼ適温のお湯はうす緑茶色にささにごり、重曹味でほぼ無臭(内湯とジャグジー槽で弱いカルキ臭あり)。 明瞭なツルすべととろみ感があって、ほてりの少ない上品な浴感。入っていてとても気持ちのいいお湯です。 成分的には芒硝泉系ですが、重曹泉のイメージが前面に出ている感じのお湯で浴後もすっきり爽やか。

どうやら循環らしいのは残念ですが、素性のいいお湯を落ち着いた雰囲気で味わえる大人向けの施設かと思います。

Na-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩温泉 53.3℃、pH=7.57、湧出量不明1,500m掘削、蒸発残留物=3255mg/kg、Na^+=915.5mg/kg、Fe^2+=1.7、Cl^-=660.4、HS^-=0.06、SO_4^2-=971.9、HCO_3^-=602.3、メタけい酸=130.7、メタほう酸=38.0 <H12.2.24分析>
●源泉名はありますが、温泉名はついていないようです。

〔2004年5月レポ〕


「ヒルサイドホテル富士見」の外観

「ヒルサイドホテル富士見」の男湯内湯

「ヒルサイドホテル富士見」の男湯露天

「ヒルサイドホテル富士見」の男湯露天ジャグジー槽


■原村八ヶ岳温泉「原村ふれあいセンター もみの湯」

(長野県原村、10:00〜21:30(夏期〜22:00)、500円(300円 17時〜)、0266-74-2911)
http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/

つづいて、またしてもやませみさんの追っかけです。鉢巻道路、八ヶ岳美術館あたりから諏訪方面へ下る道を左折し、しばらく走ると右手に見えてきます。手前にある宿泊施設の「樅の木荘」のPには無料の温泉スタンドがあって、少し出してみると上品な樹脂臭ただようお湯が出ました。これは期待できそう。建物は公共系のつくりであまり色気はないですが、休憩所から望む林の風景は絵のようでなかなか素敵。やませみさんのレポあり。

男女別の浴室は、内湯(みかげ石枠タイル貼15人以上)、サウナ、水風呂に露天(岩枠石敷7.8人、東屋付)という構成。庭園風の露天は展望はないものの落ち着きのある佇まい。カラン12、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。GW16時で10〜15人とけっこう盛況。

内湯は赤茶色に変色した石の湯口から熱湯を投入+側面注入で浴槽フチの上面排湯口からの流し出し+底面吸湯。内湯のお湯はなまり気味でちょっと広くつくりすぎたかな? 露天は石灰華の析出の出た石の湯口から熱湯(お湯の感じからたぶん源泉)を30〜40L/min投入で槽内注排湯は確認できず。鮮度感は高く、ひょっとして源泉かけ流しかも。やはり露天が人気で、常連さんらしきお年寄りが何人かいました。

ほぼ適温のお湯は、緑茶色ささにごりで重曹味+α。弱いながら樹脂系のアブラ?臭(or モール?臭)が香りますが、内湯ではわずかながらカルキ臭(タール臭)も感じられました。この樹脂臭は絶品なので、とくに温泉臭マニア ^^) にはおすすめです。

総硫黄は0.14mg/kgありますが、イオウ臭は感知できず。とろみとツルすべを兼ね備えたお湯で、ツルすべは「スパティオ小淵沢」や「ヒルサイドホテル富士見」より強いです。重曹泉系の湯ざわりが強いような気もしますが、純粋な芒硝泉は「つるすべ重曹泉に似ておりますが、お肌の弾力感が出てくるので、こんにゃく状の浴感になる」(某掲示板 by やませみさん)ということなので、芒硝成分も活躍しているのかもしれません。

とくに露天のお湯には、どっしりとくる重厚な浴感があり、浴後もおだやかなあたたまり感と爽快感が入り混じり持続します。これはかなりの名湯かと。けっこう行きにくい立地ではありますが、このエリアに来たらまた寄りたいと思います。

Na-硫酸塩・塩化物泉 48.8℃、pH=7.63、湧出量不明、蒸発残留物=4506mg/kg、Na^+=1295mg/kg、Ca^2+=108.0、Fe^2+=2.4、Cl^-=834.4、HS^-=0.07、SO_4^2-=1885、HCO_3^-=281.8、メタけい酸=110.9、メタほう酸=22.5、硫化水素=0.07 <H2.3.24分析>

〔2004年5月レポ〕


「もみの湯」の外観

「もみの湯」の男湯内湯

「もみの湯」の男湯露天
 


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