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北海道青春18きっぷの旅 by ONKEN21  2002年7月



第9章 新田温泉「あおもり健康ランド」

いよいよ最終日です。この日は青森→埼玉を鈍行のみで1日で移動せねばならず、途中で温泉に入浴する時間が確保できません。青春18ならではのつらい旅路です(T_T)

★新田温泉「あおもり健康ランド」(青森市)

仮眠のため利用した健康ランドです。今回の旅の最後の温泉入浴となります。場所は奥羽本線新青森駅徒歩15分で、青森駅からは車で15分です。無料定期送迎バスは青森駅を平日土曜は10:30、17:10、日曜祝日は他に11:30、14:30発もあります。車では国道7号線西バイパス沿いのフェリー埠頭入り口の角にあります。青森インターからは15分。駐車場は600台。中に入るとシューズロッカーに靴を入れ、キーを受付に渡します。

入館料は1,700円(10名以上の団体割引1,500円)、子供800円で23:00〜5:00は深夜割増料金として800円プラスとなります(GWとねぶた期間は変 更)。さらにプールを利用する方は500円プラスです(各消費税別)。私の場合、法人契約のため1,500円+800円(税別)で利用しましたが、今回はいいけど写真付きの証明書がないとダメとかうるさいことを言っていましたね(^_^;)

受付でキーバンドとタオル、バスタオル、館内着の入ったバッグを受け取ります。なおタオル以外はチェックアウトの際、バックに戻して受付に返却しないと実費を請求するそうなので注意。脱衣所は案内の放送が一晩中流れてうるさいですね。大浴場に入ると手前に円形のかけ湯、右隅に入浴剤使用のイベント湯、真中に「健康ランド天然温泉」との掲示のある温泉浴槽と水風呂があります。左隅には寝湯タイプのジェットバス3機。入り口壁際にはサウナがあります。左奥には回りを壁で仕切られた漢方風呂(漢方福泉湯天恵の秘湯)があり、正面にひば風呂、右奥が洗い場です。さらに屋外には庭園風の露天風呂があります。

まず温泉浴槽に入る。水風呂との仕切りの上に排水溝があり、柱のところで強力に吸い込んでおり、循環。おまけに成分総計が12gもあるのに無色透明、無味無臭で全く特徴がなくろ過もしくは大量加水しているものと思われます。埼玉で言えばアカシアの湯そっくりなお湯で最後の温泉としてはがっかりです。ひば風呂は床にお湯を掛け流しておりましたが、たぶん温泉ではないと思います。露天風呂も滝のように大量投入で排水溝から湯の排出はそれほどではないので循環、ここも温泉ではないと思います。某日帰り温泉の本ではあおもり健康ランドを天然温泉で掛け流しとしていて期待していたのですが、温泉かどうか知れないひば風呂に限った話だと思います。

この後、館内着に着替え2階のビデオムービー室のリクライニングシートで寝ました。他にも仮眠室があります。平日だったので半分くらいの入りでしたね。GWや土曜は足りないかも知れません。4:30〜6:30は清掃のため入浴できないので、6:30に起きてこの旅の最後の温泉に浸かりました。時間があればすぐ近くの評判の三内温泉にも行ってみたかったなー。

新田温泉の分析書別表が大浴場入口にありましたので掲示します。湯の利用状況が良くないのであまり意味がないですが。

1 源泉名:新田温泉
2 源泉所在地:青森市大字新田字忍34の1(あおもり健康ランド:新城字平岡404の1)
3 源泉地における試験成績
(3)温泉:46.4℃(気温0℃) (4)湧出量:40L/分 (5)知覚的試験:無色透明塩味無臭
(6)pH値:7.4(指示薬フェノールレッドによる)
4 試験室における試験成績
(3)知覚的試験:微褐色透明無味無臭(採水後24時間)
(4)密度:1.0069g/cm3(4℃) (6)蒸発残留物:11.72g/kg(180℃)
Na=4210.0 K=176.4 アンモニウム=3.7 Mg=76.8 Ca=139.1 Mn=0.5 一鉄=2.2 リチウム=0.2 陽計=4609.
F=0.4 Cl=6950.0 臭素=27.6 ヨウ素=5.3 硫酸=0.1 リン酸=0.4 炭酸水素=494.2 陰計=7478
メタケイ酸=163.7 メタホウ酸=54.8 非解離計=218.5 溶存物質:12.31g/kg
遊離CO2=54.4 成分総計=12.36g/kg
銅=0.09 亜鉛=0.580
6泉質:ナトリウム-塩化物温泉(食塩泉 中性高張性高温泉)
※泉質別適応症:きりきず・やけど・慢性皮膚病虚弱児童・慢性婦人病
分析年月日:昭和58年3月22日 分析者:青森県衛生研究所

あおもり健康ランド017-766-1000
http://www4.ocn.ne.jp/~koshigoe/kenko/ken/aomori/aomori.html




第10章 東北本線(四日目)

さて、健康ランドを7時過ぎに出発、新青森7:28発に乗ります。ところでこの新青森駅周辺は住宅地ですが、畑や林も目につくホームが1面しかない無人駅です。実はここが10年後くらいに開通予定の東北新幹線八戸-新青森間の終着駅となります。青森駅としないのは遠い将来、函館・札幌方面への北海道新幹線の延長することを見越してのことらしいです。青函トンネルは新幹線規格で建設されていますので。新幹線開通後の新青森駅は楽しみですね。

この後、青森駅で乗り換え(7:34着-47発)、合い間に改札で新しい日付を入れてもらい、朝食のサンドイッチを仕入れます。なお、新青森〜宮城県小牛田まで(運が悪いと栃木県黒磯までも)オールロングシートの通勤型電車でやはり苦痛なところです。3両編成の電車は浅虫温泉、野辺地を経由、三沢では今年正月に入浴した古牧温泉渋沢公園の偉容を車窓に確認できます。

八戸では2時間に1本の割合でしか走っていない盛岡行き普通列車(2両編成)に乗り換えます(9:30着-48発)。八戸は12月1日より東北新幹線「はやて」が延長するため、すでに近代的な駅舎に建て変わっていました。数年前に古い駅舎も見ていますが、隔世の感があります。感じとしては秋田駅やさいたま新都心駅にそっくりです。さらに並行在来線の東北本線・盛岡〜八戸間がJR東日本から経営分離され第3セクター鉄道「青い森鉄道」「IGRいわて銀河鉄道」に転換します。

12/1以降は青春18きっぷでは乗れないのは勿論、運賃も現行の1.5倍くらいに値上げとなるそうです。寝台特急や貨物は現行通りの運行となりますが、この区間だけ別料金を払うことになるそうです。いずれにせよ第3セクター鉄道は厳しい経営が予想されそうです。正月の時は特急スーパーはつかりで通りましたが、今度は普通列車で通ります。3セク会社採用と思われる運転手や女性車掌がJRの乗務員の指導のもと訓練を受けていました。この区間は東北本線でも一番山深いところを走っており人家も少ないです。

盛岡では40分の乗り継ぎ時間が発生し(11:31着-12:10発)、ここは駅弁の激戦地、たまらず「南部鮭はらこめし」(1,000円)を買って駅のベンチで食べました。通勤電車なので車内では食べられないので。青森では涼しかったのですが、盛岡では夏の日差しが出て暑くなってきました。2両編成の一関行きワンマン列車に乗り、一関(13:39着-44発)で3両編成の小牛 田行きワンマン列車に乗ります。小牛田(14:33着-38発)からはやっとロングシートから開放され、ボックスシート車両になりました。

仙台では待ち時間(15:24着-16:00発)を利用し、アイスを買うほどの暑さに。この日(7/23)梅雨明けしたそうです。快速仙台シティラビット号に乗り、福島でまた乗り換え(17:04着-25発)。福島の名物駅弁として「煮込みかつ弁」(820円)を買っておきます。白河を過ぎると電車がすくのでその間に食べます。黒磯(19:18着-24発)でE231系の新型電車の新宿行に接続します。宇都宮で餃子食べたかったですが、さすが疲れて下りる気力がわかないです(^_^;)。大宮(21:49着-54発)で高崎線通勤快速に乗り換え、23時前に自宅に無事帰宅しました。

札幌から丸2日、青森から15時間にも及ぶ長い道のりでした。青春18きっぷなら片道4,600円、往復9,200円ですから驚異的な安さですね。もっとも駅では5枚セット11,500円でしか販売しないので、1日余りましたが使用期限9/10までに今度はどこへ行こうかな?



以上で北海道青春18きっぷの旅行記は終わりです。長文誠に失礼しました。明日はもう8月ですね。私はしし座生まれなんですけど、これでx十代の最後の記念の旅となりました。以下URLは「北海道青春18きっぷの旅」のアルバムです。
http://www.imagestation.jp/ja/pc/viewfrontcover.jsp?album_id=f80351fe734f



(クマオ注)
2002年12月1日から東北新幹線盛岡−八戸間が開通したのに伴い、八戸−函館間はすべて特急「白鳥」になり、青森−函館間(青函トンネル)の快速「海峡」は廃止となりました。ONKEN21さんと同じコースを考える方は注意してください。


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