クチコミ 情報
2004年7月21日〜7月31日

箱根湯本温泉「湯蔵」 投稿者:めがね  投稿日: 7月30日(金)23時38分41秒

仕事が早く引けた日に箱根まで足を伸ばしてきました。

<箱根湯本温泉「湯蔵」>(箱根町 0460-5-5791 11時〜21時まで)
「箱根湯本」駅から国道1号線を塔ノ沢方面に5分位歩いた所にある温泉旅館。旅館といっても和室5部屋のみのものでほとんど日帰り温泉が主と思われます。外観は和風の佇まいでごく普通な印象。内装も和風で風情溢れる落ち着いた雰囲気が随所に感じられるデザインになっています。
入浴のみももちろんokですが、今流行りの食事付きのプランも積極的に受け入れているようです。(結構、いいお値段^^;)

入浴料1100円(ただし、シューズロッカー、貴重品ロッカーは100円必要。リターン式ではなくこれは要改善ポイントか?)を払い浴室へ。浴室は3階にあります。脱衣所は広くはないですが、畳敷きの落ち着いた雰囲気。
浴室には大理石通常浴槽(10人位)、ジェット槽(2〜3人位)、岩造り露天(4〜5人位)という構成。シャワー、カラン5、アメニティー類は完備ですが、ドライヤーは有料なので注意が必要(3分100円、箱根価格?^^)

浴槽には通常浴槽とジェット槽が大理石湯口より投入、槽内底面吸引、側方投入あり、ただし、オーバーフローの量も多く、吸引も弱いため鮮度維持程度の循環かと。露天が岩湯口よりの投入、底面吸引、投入あり、ただし、こちらも岩の切れ込みからのフローがかなりあり、吸引も弱いのでやはり鮮度維持程度の循環かと思われます。全体的に鮮度感高め。

お湯は無色透明、黒い浮遊物中量浮遊。僅かながら泡付きあり。つるすべ感を伴った柔らかい優しい浴感。羽毛布団にくるまれているような上品な感じで入り心地良く、温度も適温で長湯向き。浴後もつるすべ感が残ります。
臭い弱く、僅かながら草の臭いとイオウの残留臭がある程度。
濃い温泉ではなく、臭いも弱いですが、単純泉の見本のような湯で落ち着いた通向けの良い温泉かと思います。箱根の日帰り単純泉の中では塔ノ沢「上の湯」と並んでトップクラスかと。

料金設定にやや疑問があるものの、和風の落ち着いたいい施設かと思います。お薦めできますね。

単純泉 pH 8.15 43度 湧出量記載なし 成分総計 573.315mg/kg Na^+ 164 K^+ 1.39 Ca^+ 23.0 陽イオン計 189 Cl^- 201 So4^- 105 Hco3^- 33.3 陰イオン計 344 H2sio3 31.2 HBO2 9.02 (湯本42号源泉)

http://www.u-zo.co.jp/  


Re4:群馬のナゾの温泉 投稿者:ONKEN21  投稿日: 7月30日(金)12時36分26秒

>古くからある金山温泉は太田市の金山の西側、つまり薮塚温泉の南側みたいです。
 あっ、これは金山温泉でなく、西長岡温泉のことでした。
西長岡温泉は以前、現地探索しましたが、何もありませんでした。
とすると、古くからある金山温泉は安眠の湯近くにあったことも推測できます。
勘違い、すいませんm(__)m

>>(矢ノ久保温泉)榛名町の湯沢鉱泉かな〜?
>源泉名は「宮本館の湯」で、榛名山神社の社家町(榛名町榛名山153)にあった旅館らしいです。
なるほど。榛名神社には「矢立杉」があるので、「矢ノ久保」という小字名なんですね。

>「ふれあいの郷」と書かれているのですが、これは何かご存じですか?
榛名山の最高峰、掃部岳へ登る際、ここまで車で登ると、ショートカットできるので、よく通りました。
かつて「掃部ヶ岳の湧き水」として一度だけ汲んだことがありますが、道路際のため、路上駐車の
問題と交通事故の危険があったので、2001年7月を以って閉鎖されました。この湧き水がもしかしたら、
冷鉱泉かも知れませんね。昔、一度だけ飲んだ事がありますが、温泉の味はしなかったな〜。
「榛名ふれあいの郷源泉」という湧き水の源泉名も私のメモに残っています。
「榛名湖ふれあいの郷」は林野庁関東森林管理局で管理・運営してるのですね。
http://www.kanto.kokuyurin.go.jp/works/fureainosato/

 なお、吾妻町の麓にある「岩櫃ふれあいの郷」は当然、無関係です。

>> 大釜温泉(沼田市)
>昭文社県別にも出ています。月夜野ICの東、四釜川沿いです。
人文社の群馬県広域道路地図にも「大釜温泉」は出てました(^_^;)

>YEBISUさん
 清兵衛温泉、私も「ふだん着の温泉」の放送は実際見ました。ネット上では放送以前からかなり
有名でしたね。すぐに行ってみたいとは思ったのですが、貧乏かつ遠すぎて行けなかったです。
今の週休一日制(かつ連休禁止)の勤務では、会津はさすがに行けないですね。
福島県内に私の勤務先の会社で経営する日帰り温泉があるので、そこに出張か転勤になれば
行けるでしょうけど…
編集済


清兵衛温泉(1) 投稿者:YEBISU  投稿日: 7月29日(木)20時21分7秒

 「清兵衛温泉」訪問は、最初から最後までユニークな体験となりました。今回の会津湯巡りの最大のお目当てがここでしたが、ネット検索はなぜか忘れており、「一湯入魂温泉」に無料とあるのも見落としていたくらい下調べが足りませんでした。
 国道49号沿いにある蕎麦屋「古澤屋」が営む温泉施設だとは分かっていましたが、「古澤屋」に着くと温泉の案内らしきものは見当たりません。蕎麦を注文して店員に聞いてみようと思い、店に入りました。
 店内はとても広く、蕎麦屋というより田舎のホテルにでも来たかという雰囲気です。国道と反対側の席からは、阿賀野川がパノラマワイドに広がっています。なんという贅沢な立地でしょう。
 テーブルの上に、メニューと一緒に温泉の案内が置かれていました。こう書かれていました。

 本邦三大名湯 清兵衛温泉
  あそこ、ここにもあるが如き並の温泉ではない。
  @本邦最小温泉   循環加水加熱でない
  A天然アルカリ温泉 ひとたび入れば数日間ポカポカしている
  B不思議な温泉
  公衆浴場でなく、当社社長専用のため、ムリにご利用願ってる
  訳でなく、ただ慈愛の心で無料開放している訳だが、早朝、夜
  間は社長入浴のため、例え殿様、大臣でもムリで西会津インタ
  ー、ルート49新潟方面3分のところにある。

 さて、にんまりして店員に温泉のことを尋ねると、社長さんを呼びに行きました。その白髪長身の社長さんはすぐに、ちょっとあわてた風に現われて、ここ数日の猛暑で冷房を入れているのだが、浴室のポンプと電源が一緒なので冷房を切らないとポンプを動かせない、客がいなくなる頃でないと入れないと説明するのです。こちらも「郡司さんの本を見て、東京からこの温泉のために来た」と言うと、あらあらとぼやいて「3時頃なら」と言ってくださいました。他の客に申しわけないので、3時過ぎて客がいなくなるまで待つということにして、それまで2時間ほど近くで時間をつぶすことにしました。
 蕎麦の会計を済まして、いったん外に出ようと思っていると、社長さんがなかなか離してくれません。いろいろお話を伺っていると、この社長さんの個性の強さと親切さが分かります。簡単にまとめてみましょう。

・社長さんのお名前が「伊藤清平」で、自分の名前を温泉に付けた。
・社長さんは高校の教職から蕎麦屋に転職した。
・社長さんは新潟市に住んでおり、「古澤屋」には毎日通っている。
・社長さんの地元の新潟日報に書いた短文も多く、小冊子にまとめられている。(切抜きのコピーとかいろいろ頂きました)
・清兵衛温泉は昭和62年に掘ったが、一般に開放したのはここ何年かのこと。
・最初にマスコミに紹介されたのは「河北新報」で、NHKの「ふだん着の温泉」で紹介されてから、毎日のように入浴希望者が来るようになった。
・清兵衛温泉を造った費用は5千万円ほどで、当時竹下内閣のふるさと創生策で配られた1億円の半額で温泉を造らないかと持ちかけられ、決断したらしい。(冗談まじり…)
・清兵衛温泉の掘削は280m地点でお湯が出た。その後800mまで掘って70℃以上の温泉が出たが、高温のため、現在使用しているお湯は120mの地点から汲み上げている。「一湯入魂温泉」記載の1,500mというのは誤り。
・奥さんと温泉旅行していて、川のそばが多いことから、ここ(古澤屋の地)ならいい温泉が出ると思った。
編集済


清兵衛温泉(2) 投稿者:YEBISU  投稿日: 7月29日(木)20時20分28秒

 いよいよ清兵衛温泉に入れるときが来ると、社長さん自ら浴場まで案内して頂きました。「古澤屋」はけっこう広い敷地なのですが、蕎麦屋の建物から離れた木立の中にありました。たしかに営業しているといった感じではありません。

 社長さんが「清兵衛温泉、こんな温泉」と言って、浴室の扉を開けてくださいました。その途端、ふんわりと緩い硫黄臭が漂ってきました。ざざざぁーとお湯が湯舟から溢れ、床を流れていきます。こじんまりとした浴室は、明るい色調のウッディな壁、浴槽の縁は檜です。大きなガラス窓の向こうには阿賀野川を見下ろします。個人の温泉としてはなんとも贅沢なロケーションで、洒落た造りと適度な大きさでとても居心地がいいところです。湯面からシャベルの赤い柄が飛び出ているのはお風呂の栓です。なかなか洒落てると思いませんか?

 お湯は無色透明、薄い塩味で、浸かっていると硫黄臭は分からなくなってきます。泡つきが凄く、これほどの泡つきを見たことがありません。
 泡つきというのは、韮崎旭温泉のように細かい気泡がゆっくりといつのまにか体にまとわりつくタイプと、サイダーのようにジュワジュワと大きな泡がはじけ、体にはそれほどまとわりつかないタイプ(ほんとうの炭酸成分)の2つがあるように思いますが、ここはそのどちらもまとめて面倒みちゃう感じです。アワアワによるヌルヌル感も最高潮で、一度入ったら離れがたいお湯です。
 成分はさほど濃くはない印象。上品な感じのするぬるま湯(38℃)で、これほど長湯向きのお湯はないのではないかという気がします。

 温泉のレポなのか社長さんのレポなのか分からなくなりましたが、奇特な社長さんに感謝しつつ、長文を締めさせていただきます。

http://www.nhk.or.jp/fudangi/2003/040215/040215.html
http://www.ne.jp/asahi/sp/a/t586.html ←ばんさん、takayamaさん、晶さん、いいところばかり巡ってますねー。
http://kasikiri.main.jp/spa-002.html
http://www.geocities.jp/umiumi8/spa_seibee.htm
http://www.yumeguri.com/tabi/0305/hurusawaya.html
編集済


Re3:群馬のナゾの温泉 投稿者:やませみ  投稿日: 7月29日(木)15時34分44秒

>>(矢ノ久保温泉)榛名町の湯沢鉱泉かな〜?
> ○久保という地名はあるものの小字の矢ノ久保は見つかりませんでした。

源泉名は「宮本館の湯」で、榛名山神社の社家町(榛名町榛名山153)にあった旅館らしいです。
昭和60年の分析では緑ばん泉タイプの冷泉(規定外)となってます。

ところで、昭文社の県別マップルを見ると、榛名湖北西の県道沿いに温泉マークがあり、、
「ふれあいの郷」と書かれているのですが、これは何かご存じですか?

>> 大釜温泉(沼田市)
> 場所的には沼田ICの近くでしょうか?

昭文社県別にも出ています。月夜野ICの東、四釜川沿いです。


Re2:群馬のナゾの温泉 投稿者:ONKEN21  投稿日: 7月29日(木)13時16分50秒

>やませみさん
貴重な情報ありがとうございました。

>(矢ノ久保温泉)榛名町の湯沢鉱泉かな〜?
安中市に湯沢温泉がありますが、榛名町にもあったのですね。初耳でした。
群馬県広域道路地図で場所を調べますが、○久保という地名はあるものの小字の矢ノ久保は
見つかりませんでした。倉淵村近くR406沿いにある「湯殿山」も怪しいな〜(^^)

>(名山温泉)(松井田上名山?)
これは地図で場所を確認しました。湯の川温泉東側ですね。

>(薬師山温泉)佐波郡三郷村薬師山(伊勢崎駅より西十町)
伊勢崎駅1km北に三郷公民館・小学校を発見しました。多分、この付近でしょうね。

>(忍山温泉)山田郡梅田村忍山
梅田町は桐生市北部の山間部を占め、うどんや水がおいしいところですね。梅田町は大変広いです。
梅田町の小字忍山は見つかりました。忍山川もありますね。梅田町の小字、湯沢とか湯本も怪しい(^^)。

>「安眠の湯」が金山温泉ですから、何か関係があるかも
古くからある金山温泉は太田市の金山の西側、つまり薮塚温泉の南側みたいです。
一方、安眠の湯は金山の東側で「安眠」という寝具メーカーで掘削した温泉のようです。
私は無関係と考えていますが…

>行幸田温泉「樋口旅館」でしょうか?
場所はわかりましたので、後で現地聞き込み調査を実施します(^^)
http://www.office-k.com/tin/kokunai/syukuhaku/gumma/nanseibu.html

> 大釜温泉(沼田市)
>源泉はまだ出ているそうです。
場所的には沼田ICの近くでしょうか?源泉に触れてみたいものです。

>めがねさん
>ONKEN21さんのナゾの温泉シリーズの真似、in湘南編
意外にも三浦半島にもその手の秘湯があるんですね(^^)
編集済


箱根の温泉2 投稿者:めがね  投稿日: 7月28日(水)23時46分47秒

>すなっちさん
「上の湯共同浴場」は良いですよね。確か「湧出量が少ないのでお湯を持ち帰らないで」とい旨の張り紙が印象的(^^)。箱根の単純泉ではここか、湯本の「湯蔵」がなかなかいいかなと(湯蔵は後日レポします。)
後、「箱根プリンス」は温泉に興味を持ち始めた頃に行ったのであまり浴感とかは定かではないのですが、確か槽内吸引があったような・・もう一度再訪したいのですが、1500円という高さとプリンス特有のセパレートされた洗い場がプールのような雰囲気がどうも・・


三浦半島の某秘湯 投稿者:めがね  投稿日: 7月28日(水)23時39分4秒

平日に休みが取れたので、三浦半島の某秘湯に行ってきました。ONKEN21さんのナゾの温泉シリーズの真似、in湘南編です(^^)

<三浦半島の某秘湯>
三浦半島の某町、県道からかなり山の中に入った所にある温泉です。施設手前1キロ位は未舗装ダート路で「これが湘南か!?」という雰囲気。この未舗装路を登りつめた所にバラックの施設が現れます。原生林に囲まれたとても野趣溢れるいい雰囲気ですが、キャンプ場というわけでもなく、施設の目的がイマイチわかりません。(^^;)
なお、今回のこの施設、地元の方の利用が主なのであえて行き方や名前はあえて出さないでおきます。・・というか行き方も口で説明する事も難しい所にあるので・・

私が入浴したのは、蒔き炊きの浴室。1.5×1.0位のステンレス+タイル張りの普通の浴槽が置かれているのみ。浴室もバラックで壁の子供が書いたとおぼしき壁絵以外はこれといった特徴はありません。シャワー、カラン、アメニティー類いっさいなし。この他にプロパン炊きの浴室もあるようですが、未確認です。

浴槽には蒔きで炊かれた湯が張られ結構、熱め。これに鉱泉を使い加水して自分好みの温度に調節して入る仕組み。結構、熱めだったのでかなり加水して入浴。

お湯は無色透明、細かい気泡が舞っていますが、体には付着してきません。三浦半島といとぬるぬる感が特徴ですが、ここは重曹系のぬるすべ感よりは高アルカリ性特有のつるつる感が前面に出てる感じ。かなりのつるすべ湯で入り心地はかなりいいです。浴後もつるすべのベールが体をコーティングする感じになります。加熱のせいもあるでしょうが、かなり温まり、汗がなかなか引きません。
臭いは重い感じのイオウ臭がありますが、それ程強くありません。ほとんど無味。
かなり面白そうな温泉ですが、分析表も何も無かったので、正体が分りません。たぶん、メタケイ酸(ひょっとしたらNa-Hco3^-の項も入ってくるかも)で温泉に該当する規定泉かな〜と。

かなり行きにくい場所にあり、本当に湘南とは思えない雰囲気です。お湯、施設の目的等、正体不明な所が又、ミステリアスな雰囲気でいいです。


NEWS! 長野県が温泉情報を公開 投稿者:やませみ  投稿日: 7月28日(水)13時16分38秒

長野県HPにて「旅館・ホテル等の入浴施設及び公衆浴場調査」が公開されています。
http://www.pref.nagano.jp/eisei/syokuhin/yokujo/zenkentop.htm

> 調査の趣旨
> 白骨温泉問題に端を発した信州観光の危機に立ち向かい、お客様の信頼を回復するため、
> 信州・長野県内すべての入浴施設の「お湯」の品質管理状況を調査公表します。

例えば、こないだ話題に出ていた「片倉館」は以下のように記載されています。
  温泉の加水状況 : 加水(温度調整)
  温泉の加温状況 : 加温なし
  循環・かけ流しの状況 : 浴槽内のみ循環
  入浴剤の使用の有無 : 使用なし
  湯の入れ替え頻度 : 七日に一度(1日1回入れ替る量の温泉を浴槽に送っている)
  殺菌処理の方法 : 塩素で殺菌

誰もが認める優良温泉、田沢温泉「有乳湯」はこんな記載になってます。
  温泉の加水状況 : 源泉100%
  温泉の加温状況 : 加温なし
  循環・かけ流しの状況 : かけ流し
  入浴剤の使用の有無 : 使用なし
  湯の入れ替え頻度 : 毎日
  殺菌処理の方法 : 殺菌処理なし


Re:群馬のナゾの温泉 投稿者:やませみ  投稿日: 7月28日(水)11時05分53秒

> ・矢ノ久保温泉(高崎駅下車バス60分徒歩10分)旅館数1
榛名町の湯沢鉱泉かな〜? 源泉所在地が「字矢の久保492」です

> ・名山温泉(高崎駅下車バス40分徒歩20分)旅館数1
松井田駅の北方約半里にあったそうな(松井田上名山?)

> ・薬師山温泉(東武伊勢崎線新伊勢崎駅下車バス10分)旅館数1=伊勢崎市南部
佐波郡三郷村薬師山(伊勢崎駅より西十町) 旧「山木屋」
日本鉱泉誌にも載ってる 塩類泉 13℃ 固形分=0.550g 石灰と硫酸が多い

> ・忍山温泉(東武桐生線新桐生駅下車バス20分徒歩30分)旅館数1=桐生市北部
山田郡梅田村忍山(桐生市梅田町?) 旧「大山旅館」

> 金山温泉(太田市)
「安眠の湯」が金山温泉ですから、何か関係があるかも

> 御幸田温泉(渋川市)
行幸田温泉「樋口旅館」でしょうか?

> 大釜温泉(沼田市)
源泉はまだ出ているそうです


女塚薬師鉱泉、現地調査 投稿者:ONKEN21  投稿日: 7月28日(水)01時49分34秒

 ナゾの温泉シリーズin隣町編です。
 昨日は群馬県境町の女塚薬師鉱泉を現地調査してきました。
自宅から利根川の上武大橋を渡り15分という近くのナゾの温泉です。

 この鉱泉を初めて知ったのは本庄ネットの学さんの「温泉大好き掲示板」のある方の投稿。
私がお返事したところ、この前、私の勤務先まで女塚薬師鉱泉の資料を届けて下さいました。
源頼朝も入湯したという歴史の古い鉱泉らしいので驚きました。早速現地を調査します。

 行き方ですが、上武大橋を渡りR354世良田交差点を境町方面に左折。早川を渡ってすぐコメリの
先の信号を北へ右折。住宅地図を見ると「殿泉霊」という記載があり、そこだとわかりました。
路地を入って左手に林が見えたら、左折。その林が女塚薬師鉱泉「旅館東荘」の跡でした(地図)。

 何と草叢や雑木林に埋もれるように廃屋が未だに残っており、電灯下の看板には旅館東荘と
書いてありました。ちょうど通りかかった地元のおばちゃんに話を聞きます。今は鉱泉は入れない
そうですが、このおばちゃんは女塚薬師鉱泉に入ったことがあるそうです。昔は大変賑わっていたとか…。

 しかし、旅館東荘は近くに立派なお風呂がたくさんできてしまったので、もうからなってしまい
数十年前にやめてしまったそうです。所有者は隣の地区に新しい家を建てて引っ越したらしいです。
女塚薬師鉱泉には旅館が2軒あって、もう1軒は更地になってしまったそうです。

 次に境町立図書館に行きます。女塚薬師鉱泉については以下の3冊に記載がありました。
詳細は現地にてお読み下さい。
・境風土記(明治百年記念出版) 昭和44年8月30日発行
 p.45-48村の沿革「女塚」/p.405-406史蹟と文化財「女塚薬師鉱泉(女塚)」
・東上州の昔話し(しの奇弘明)桜井出版 昭和55年4月30日発行
 p.147-148あかがりの乞食あわれめ薬師仏〔女塚薬師鉱泉〕
・境町史 第二巻 民族編 平成7年10月4日発行
 p.308-309第五章 社会生活 第一節 ムラの生活「女塚の共同風呂」※1
 p.379-380第六章 信仰 第二節 仏への信仰「女塚の薬師鉱泉」※2
※1…一晩で手拭がまっ黄いろになるほどの成分を持つ鉱泉であったという。
※2…この鉱泉は、胃腸病、痔疾、神経痛、リュウマチス、眼病等に特効があったという
(昭和11年発行『世良田村旧蹟案内』)

 なお、歴史は文保2年(1318年)の板碑発見まで遡れるほど古いらしい。
天保・弘化(1830〜1847)の頃は入浴客で賑わい、その後一時廃絶。
明治30年(1897年)頃から女塚村民の共同風呂として経営。
昭和9年(1934年)良栄館(坊主湯と呼ばれる)として個人経営。
昭和20年代〜30年代まで浴客を集めていたが、現在廃絶したまま。
(最後まで残った旅館東荘の廃業時期は不明。良栄館は更地らしい。)

(私より)
 古い歴史と由緒正しい鉱泉ですし、本の記述からも鉄分をたっぷり含んだいいお湯のはずです。
今は入れないのは非常に残念です。いつか復活しないかな?

(追伸)
群馬のナゾの温泉(ある方からいただいた資料のコピー「群馬の温泉案内」より)
・矢ノ久保温泉(高崎駅下車バス60分徒歩10分)旅館数1
・名山温泉(高崎駅下車バス40分徒歩20分)旅館数1
・薬師山温泉(東武伊勢崎線新伊勢崎駅下車バス10分)旅館数1=伊勢崎市南部
・忍山温泉(東武桐生線新桐生駅下車バス20分徒歩30分)旅館数1=桐生市北部
・女塚温泉(東武伊勢崎線境町駅下車徒歩25分)旅館数1
・鶴ヶ谷温泉(上毛電鉄新里駅下車バス3分)旅館数1=幼い頃、脇を通りかかった記憶が…
他にも泉荘温泉(鶴ヶ谷温泉の近く?)、金山温泉(太田市)、御幸田温泉(渋川市)、
大釜温泉(沼田市)などナゾの温泉たくさんあるものですね。

↓女塚薬師鉱泉旅館東荘跡の画像2枚
編集済

http://photo.www.infoseek.co.jp/ImageAlbum.asp?key=212.720892&src=10026171&un=136603&m=2&pos0=1


Re:駒の湯温泉&箱根のオススメ 投稿者:すなっち28  投稿日: 7月28日(水)01時40分27秒

トオルさん、こんにちは、あいかわらずセレクトが渋いですね。

>特に川に面した露天は、炭酸成分が凄くて、体中に泡が付着します。

うわ〜、よさそうですね。露天で豊富な泡つきは私経験がないんですよ。「駒の湯」は立ち寄り入浴だと露天は入れないんですよね。栃尾又も近くにあるし、小出で1泊もいいかもしれないですね。

めがねさん、早雲山は行きたかったのですが、時間もぎりぎりでちょっと気後れしました。私の箱根の今のところのお薦めは塔之沢の上湯温泉浴場(共同浴場)ですね。あと、箱根プリンスが石膏泉ということですが、さすがに循環? どうなんでしょう?

☆急遽奥飛騨温泉郷に2泊しようと思い立ち、昨日はずっと宿を探してました。有名どころはみな満員御礼なので、これは片っ端から電話かな、めんどいな〜と思っていたのですが、とあるHPで見事に見つかりました。便利な世の中になったものです。


駒の湯温泉 投稿者:トオル  投稿日: 7月27日(火)00時48分3秒

先週土曜日泊で、新潟県駒の湯温泉駒の湯山荘に行ってきました(再訪)。湯之谷村山中の一軒宿(秘湯を守る会加盟)です。
32度の単純泉(硫黄臭あり)が毎分1800リットル湧出。川沿いの露天1(混浴)、貸切の露天2、内湯4(混浴2、女性用2)があり、いずれも豪快に掛け流し。すべてに源泉槽と上がり湯用の加熱槽があります。
特に川に面した露天は、炭酸成分が凄くて、体中に泡が付着します。ぬる湯をじっくり楽しむのにうってつけの温泉です。
以前はランプの宿でしたが、いまは自家発電でランプに電気を供給。しかしサービスで灯油ランプも用意されます。テレビなどは無く、ほの暗さのなかで静かに物想うひと時もいいものです。
食事は地のものを中心に、焼きたて,揚げたてのものが供され、満足度は高いです。
2年前から経営者の代が変わったそうで、若いご主人が温泉に愛情をもって一生懸命経営されている姿は応援したくなります。
先日の北陸地方の大雨の影響で、行路には土砂崩れの跡が生々しく残っていました。冬期閉鎖の宿だけに、客足に影響が出なければいいのですが・・・。


箱根の温泉 投稿者:めがね  投稿日: 7月26日(月)23時19分31秒

>すなっちさん
底倉の湯に浸かりたかったのですが、「つたや」は循環という情報を得ていたのと料金がえらく高かったので私は「函嶺」の方に入りました。浴槽は露天のみで小さいですが、緑に囲まれたナイスロケーションで良かったです。後、「太閣湯」も掛け流しで良いのですが、内湯のみになりますね。
箱根で掛け流し、ナイスロケーションの露天風呂というと湯本の「かっぱ天国」か混浴になりますが、「箱根大雄山別院」かな〜?


Re:片倉館&つたや  投稿者:うつぼ  投稿日: 7月26日(月)23時17分18秒

>MASさん
片倉館ですが、あの巨大な深い浴槽でしかも玉石敷きですから吸排湯のチェックはできませんでしたが、たしかにあの巨大浴槽で源泉かけ流しはキビシイかな・・ (^^;
でも、ラドン浴槽にくらべて千人風呂のほうが鮮度が高い感じはしました。
編集済


毒沢鉱泉 「神乃湯」 投稿者:うつぼ  投稿日: 7月26日(月)23時15分54秒

山梨の湯巡り10+諏訪3湯の3発目です。長文すみませんです。
             
<毒沢鉱泉「神乃湯」>(長野県下諏訪町、時間要問合せ、700円、0266-27-5526)
毒沢鉱泉の歴史は古く、永禄年間に武田信玄が金山発掘の際、怪我人の治療に利用したと伝えられる、いわゆる”信玄の隠し湯”のひとつです。(おっと、中川温泉↓もそうですね)
”毒沢”とはなんともおそろしげな名前です。読みは古いガイドで”ぶすざわ”と紹介されていた記憶がありますが、最近ではほとんど”どくさわ”が使われています。
「神乃湯」、「宮乃湯」みしゅらんあり)、国民宿舎「沢乃湯」(めがねさんのレポあり)の3軒の宿があって、「神乃湯」が最奥になります。源泉はどこも同じようです。

以前はかなり鄙び入った鉱泉宿だったようですが、平成13年に新築・改装され、和風情緒あふれる落ち着いた宿になっています。館内の細かなところまで意匠が凝らされたいわゆるデザイナーズ旅館系で、木と白壁の質感を活かした館内は暖かみが感じられ、泊まりたい衝動に駆られました。これからはこのような感性の宿が主流となっていくのでは?

別棟の総木造の浴室は男女別でこぶりなもの。窓の外に緑濃い沢筋を見下ろすなんとも風情あふれる浴室で、木づくりの加熱浴槽(4.5人)と源泉槽(1人)を配置。
浴槽はリニューアル前と同じ規模のようで、むやみに浴槽を大きくしたり、露天を造ったりしない姿勢にお湯に対するお宿の見識を感じます。
カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。連休13時で4人〜独占。

加熱槽は、木の湯口からうす赤くにごった熱湯を投入し、底面吸湯ありでオーバーフローなし。
源泉槽は、飲泉用の湯(水)だめからごく少量を流し込み、オーバーフローはなく、ごく軽い底面吸湯か自然流下。注がれる源泉は2℃というほど冷たい感じはなく、浴槽もおそらく20℃弱くらいでさほど抵抗なく入れました。
断言はできませんが、源泉槽の源泉を底面から回収、加熱して加温槽で使っているのでは?

お湯の感じは加熱槽と源泉槽でかなりちがいます。
かなり熱めの加熱槽は、まったりとした暗いオレンジ色で透明度1cmの濃いにごり湯に赤茶の浮遊物が舞っています。
源泉槽は、うすこげ茶色ささにごりで茶色の浮遊物がたくさんただよいます。金気をベースにして、焦げ臭とドクダミ臭がまじる複雑な温泉臭ですがさほど強いものではありません。
酸性泉らしいレモン味に微甘味と渋味と微炭酸味をミックスした複雑な味は、美味しくはないですが、なぜかクセになりそう。
pH2.5の酸性泉ながら肌にピリピリくる感触はなく、キシキシ感のある奥深い浴感。
加熱槽はかなり熱いですが、温まるというよりは身体に染み込んでくるようなイメージの独特の浴感。焦げ臭とドクダミ臭が肌に残ってキトキトとする浴後感は、かなり好き嫌いのわかれる個性的なものかと思います。

茶色の濃い濁り湯とインパクトのある味から、”成分濃厚なお湯”のイメージがありますが、成分濃度自体はそれほど濃いものではありません。特徴のある泉質の成因は、「硫化鉱物の酸化溶解」+「有機的メカニズム」による低温酸性泉(やませみさんの「温泉の科学」参照)かと思われます。このタイプの明礬・緑礬泉系は低温で湧出量が少ないのがふつうなので、なかなか非加熱源泉には入れませんが、ここで入浴できたのは嬉しいです。

こんどは泊まりで訪れて、じっくりと冷温交互浴を楽しみたいと思いました。
なお、週末の日帰り入浴は14時くらいで〆切とするようなので要注意です。

含鉄(2)-Al-硫酸塩冷鉱泉 2.0℃、pH=2.5、陽・陰イオン計=1509.2mg/kg、H^+=2.5、Na^+=5.0mg/kg (0.91mval%)、Mg^2+=31.7 (10.81)、Al^3+=120.0 (55.27)、Fe^2+=132.4 (19.64)、Fe^3+=5.6、Cl^-=1.5 (0.17)、HSO_4^-=92.7 (3.98)、SO_4^2-=1107 (95.59)、陽イオン計=307.2 (24.14mval)、陰イオン計=1202 (24.11mval)

●めがねさんの「沢乃湯」レポによると数値は同じなのでやはり同一源泉かと思います。
今回確認できなかった部分を抜粋引用させていただくと「7.5L/min自然涌出、成分総計=2273、メタけい酸=96.3、遊離炭酸=666.6 <H10分析>」とのこと。
編集済


Re:底倉温泉 「つたや」  投稿者:MAS  投稿日: 7月26日(月)23時13分4秒

>> 私が半(??)循環と感じたのは、男性用内湯で源泉の湯口投入がなかった
>> ということからの推測ですが、MASさんはいかがですか?

私が訪問したのは2年も前のことですが、そのときは湯口からの投入があったようです。
(少量でしたが…)
また、浴槽内の排湯口は吸引していなかったと記憶しています。

>> 露天からの景色がとてもよくて環境がバツグンなだけに残念だなぁ、という感じです
道路下にある割には静かですし、対岸の緑が良いですね。


あくまで私の感想なのですが、
休憩室も狭く、あれで2000円(2002年当時、入湯税別)は高いと思っています。
箱根であるということ、そして宿泊施設であるということを考慮しても、
2000円はちょっとね。まあ、800円が妥当なところでしょう。


中川温泉「蒼の山荘」 投稿者:めがね  投稿日: 7月26日(月)22時59分16秒

日曜日、休みが取れたので久し振りに車で出かけてみました。

<中川温泉「蒼の山荘」>(山北町 0465-78-3311 時間、休日要問い合わせ)
丹沢湖の奥、中川の渓谷沿いに佇む「中川温泉」は武田信玄の隠し湯といわれ歴史の深い温泉地です。国道246から大体、20〜30分位。電車だとJRの山北駅からバスになると思いますが、本数も少なそうで、1時間位かかるらしいです。
緑多い環境の中、6件程の旅館が小さな旅館街を形成し、その外側に公営の旅館が2軒と公営日帰り施設1軒で主に構成されています。周囲はキャンプ、バーべキューのメッカであり、この日もかなり賑わっていましたが、旅館街は時折ハイカーが行きかう位のいたって静かな雰囲気で好印象。
ここは「信玄館」という旅館が有名という事ですが、湯元という事でこちらの旅館にしました。近年リニューアルされたようで外観、内装ともにとても綺麗です。

入浴料700円を払い浴室へ。
浴室には風通し抜群の岩造り内湯(6〜7人位)、屋根付き岩造り半露天(5〜6人位)、岩造り大露天(7〜8人位)という構成。シャワー、カラン5、シャンプー、ボディーソープはありますが、ドライヤーはないので注意が必要かと。

浴槽には内湯が岩湯口から投入、岩製排水口排湯中心に排湯、オーバーフローあり。屋根付き露天が岩湯口から加熱湯と塩ビパイプから源泉(?)投入、槽内塩ビパイプを伝い、岩陰排湯口への排水。大露天が岩湯口から加熱湯と塩ビパイプから源泉(?)投入、入り口付近からの大量のオーバーフロー。恐らく全槽とも微加熱の掛け流しでは?

お湯は無色透明、どの浴槽もお湯の鮮度は抜群ですが、特に屋根付き露天のお湯の状態がピカ一で、泡付きと茶色の浮遊物大量浮遊があります。pHの数値でもっとストレートなつるすべ湯を想像していましたが、つるすべとキシキシ感が絶妙にバランスされた浴感で奥深い感じ。入り心地も大変良く、落ち着いた通向けの秀逸なお湯です。浴後の温まり感もかなりあり、なかなか汗が引きませんでした。お肌はつるすべぴかぴかになります。
臭いは甘いイオウ臭+金気臭(?)+草っぽい臭いが特に塩ビパイプ湯口で明瞭。なかなかいい臭いであります。味も薄いながらイオウ味があります。
これまで入った丹沢系のお湯の中でもここはトップクラスのいいお湯だと思います。

周囲の環境も抜群に良く、ここはお薦めです。泊まりで攻めても面白いかも。

アルカリ性単純泉 pH 10.22 39.6度 湧出量不明(自噴らしいです。) 成分総計 689mg/kg Na^+ 183 K^+ 1.15 Ca^+ 30.2 陽イオン計 215 Cl^- 50.7 So4^- 326 Hco3^- 13.0 Co23^- 12.4 陰イオン計 455 H2sio3 18.7

http://travel.rakuten.co.jp/onsen-ryokan/bath.jhtml
編集済


よもやまに 投稿者:週末田舎人  投稿日: 7月26日(月)22時13分1秒

>YEBISUさん
早戸温泉の露天は、山の中の割には流れがたっぷりゆったりしている只見川を思い切り楽しめますよね(雪でも降れば、中国の水墨画的雰囲気になるのでしょうか?)。
ロケーションは最高ですが、確かにもう少し広ければいいかもしれません。
そのぶん熱くあんまり長湯する人はいらっしゃらないみたいで、人間の回転率はいいみたいですけど。
只見川沿いの共同浴場は、じっくり腰を据えて回ってみたいと思っています。
素晴らしい温泉のレポお待ちしています。

>すなっち28さん
こんばんは。実はあまりの印象の良さに微温湯には翌朝にも立ち寄りました。
未来に残すべき温泉遺産じゃないかなあと。そこまで気に入った次第です。
雰囲気が守られているのも行きにくい場所だからこそかなあと思いますし、いいんじゃないでしょうか(笑)。


会津湯巡り(暑さにマケズ) 投稿者:YEBISU  投稿日: 7月26日(月)19時29分23秒

○木賊温泉露天風呂(再訪)
 会津地方にも降った大雨ですが、木賊温泉露天風呂は無事でした。前に施設が流されたことがあったようなので気にかかっていました。ここではとても新鮮な硫黄臭を嗅ぐことができます。

○大塩温泉共同浴場(再訪)
 初入湯がとても印象深かった大塩温泉です。今回も露天は見つけられず(^^; 暑いので探索はすぐ打ち切りました。
 それにしても、こんなに重い感じのするお湯だったとは、あらためて驚きました。最近は水海道の絹の湯にはまっているので、大塩もこんな感じでさらっとしていたかなあなどと思っていたら、まったくの記憶違い。ずっしりしたお湯で、温いのに凄い浴感です。伊香保のような重苦しさもあります。好みからはちょっとだけ減点印象の再訪になってしまいましたが、お湯の存在感は素晴らしく、懲りずに再訪したいです。

○早戸温泉つるの湯
 奥会津三島町にある「早戸温泉つるの湯」が新しくなったというので行ってみました。といっても、古い施設を知りません。湯治宿も営む施設で、入り口はいきなりエレベーターになっています。入口が3階で、受付と温泉は1階にあります。浴場を只見川を低い位置から眺められるところに設けるために、このような造りになったようです。露天は4人も入ればいっぱいの小さなものでしたが、只見川の美しい緑色の水面がすぐそばです。川の近さでは木賊の露天には敵いませんが、なんとも風情があるんです。
 笹濁りの色や匂いからすると、近くにある大塩や湯倉のようなお湯で、両者の中間的存在でしょうか。湯倉のようにかなり熱く、大塩ほど濃くはなく、浴感は正直なところイマイチです。でも、ここはとにかく露天のロケーションが素晴らしく、加えて純和風の建物も素敵です。圧倒的に多い年寄りの客が半裸姿で休憩室にごろごろしている様は不快でしたが…。夏以外の季節のほうがいいかもしれません。

 この後、とても素晴らしい温泉に入浴することになります。後日レポします(^^
編集済


底倉温泉 「つたや」 投稿者:すなっち28  投稿日: 7月26日(月)18時09分41秒

MASさん、こんにちは。お仕事お疲れ様です。

「つたや」は側面注湯が6か所あり、底面排湯は3か所でうち1か所が稼動中でした。
私が半(??)循環と感じたのは、男性用内湯で源泉の湯口投入がなかったということからの推測ですが、MASさんはいかがですか?
「つたや」は湯本からちょっと離れているせいか、露天からの景色がとてもよくて環境がバツグンなだけに残念だなぁ、という感じです。「つたや」の湯量ってどのくらいなんでしょうね。

☆別に意図したわけではないのに、夏休みに白骨温泉に行くことになりそうです。共同浴場は閉鎖しているんですね。バスクリンは見てすぐにわかりますが、ハップは見た目ではわからないですからね…。温泉って本来流通に乗りにくいものを無理して乗せるので、いろいろと問題が生じてくるのでしょうね。


湯野上温泉に初宿泊 投稿者:masa  投稿日: 7月26日(月)17時57分46秒

裏磐梯や只見川沿いの温泉めぐりを頻繁にしていて、その帰りにはたいてい通りかかる温泉地が南会津の湯野上温泉。駅舎では唯一といわれる藁葺き屋根の風情ある雰囲気の温
泉。すぐ近くの大内宿見物はしたことがあるのにいまだに日帰り入浴もしたことがなかった温泉。この温泉地を通りかかるのは30年近く前からだから、もう何回入ろう入ろうと思ってきたことだろう。
そんな湯野上温泉になんとなく宿泊したくなって、民宿の1軒に今月中旬はじめて泊まって見た。泊まったのはインターネットで見て決めた民宿「舘乃湯」で、税込みで8025円。
川沿いに集中的にある旅館、民宿とはちょっと離れて高台にある1件宿。
昼過ぎに到着してもチェックインはどうぞと部屋へ。
こけし人形が湯めぐり手形みたいになっているのを1000円で買って、早速
温泉街めぐりへ。この手形は期限無制限で宿泊客だけ買えるもので、民宿14軒
ほどの温泉が入浴できるもの。500円が330円ほどになるだけでそれほど安い
訳ではないが、小さなこけし人形がかわいいのでまあいいかと購入。
湯自体は単純温泉でどこの湯もそれほど変わらないので、今回は1箇所だけ
利用することに。あとは次回通りかかったときのお楽しみに。
食事したりしながらどこに入浴しようかと考えて決めたのが民宿「えびす屋」。
内湯は利用できず、別棟にある露天風呂だけの利用になるが、川を真下に望める
絶景の露天風呂で、岩作りの気持ちいい風呂。ちょっと温めで長湯を楽しめた。
湯野上温泉では川のすぐ傍にある無料の露天風呂があるのだが、今回は豪雨の
ため川が増水していて、風呂は冠水して使用できなかった。この無料露天風呂に行く
場合、旅館街を通って細い下りを行くのだが、かなりのきつい道で歩いていったほうが
正解だろう。私たちは散歩の途中で露天風呂を見に行ったのだが、車で来なくて良かった思った。車は通りかかりなら、国道沿いに大きな無料駐車場があるのでそこに置いて
歩いたほうが良い。歩いても距離は数分。
宿泊した舘乃湯は内部も綺麗で、風呂は別棟に。
内湯の外に露天風呂が作ってあるのだが、この露天がご機嫌。
露天浴槽の外、歩く部分にも数センチの湯があふれているのでそこに寝転ぶと
温めの湯が気持ちよいトド状態にしてくれる。
ここは湯も良いが、夕食がこれでもというほどたっぷり。
会津らしい山菜が盛りだくさんで、自家栽培の新鮮なものばかりが並ぶ。
鮎の塩焼きは頭からすべて食べられ、てんぷらは揚げたてが1品1品運ばれて
きて、熱々がいただける。山菜だけでなくえび、魚も含めてのてんぷら。
素晴らしい温泉に美味しい食事、そして温かいもてなしとまた泊まりたくなった
民宿だった。
編集済


片倉館&つたや 投稿者:MAS  投稿日: 7月26日(月)12時15分55秒

ご無沙汰しております。
ここ最近、土日もなく働き続け、温泉とは縁の無い生活をしております。
# 今日は流石に体調不良で休暇です。でも容赦なく電話掛かってくるけど…


>うつぼさん
片倉館についてONKEN21さんがレスつけてますが、
少なくとも私が去年訪問したときは循環でした。
装置は、脱衣所横(ラドン浴室裏あたり)にあります。


>すなっち28さん
底倉の湯「つたや」の内湯は確か底面投入していたと思いますが、
吸引口もありました?
ここは、かけ流しなんだか、循環なんだか正直、良くわからないんですよね。(^^;)


>吾妻周辺2湯(微温湯)  投稿者:すなっち28  投稿日: 7月26日(月)03時02分49秒

>週末田舎人さん、こんにちは。  

微温湯温泉は本当によい温泉です。私も今年のGWに行ってこれが温泉だと思いました。
もっと東京から行きやすい場所だと尚よいのですが、そうはいかないのが温泉巡りのおもしろいところですね。
GW訪問時は時候もあり、私もかなり体が冷えたのですが、そういう熱いとかぬるいとかを超える温泉らしさがあるところだと思っています。

☆先週、箱根・底倉温泉「つたや」に行ってきました。が、噂とは異なり、なんと循環湯でした。箱根の温泉にしては環境がよいので、残念。箱根は小さな共同浴場のお湯がよいというのが何かどう箱根という観光地に対処してよいのか、あいかわらず困ってしまった箱根行きではありました。


横浜「アサヒファミリー健康ランド」 投稿者:めがね  投稿日: 7月25日(日)23時06分46秒

土曜日の仕事上がりに攻めてきました。

<横浜「アサヒファミリー健康ランド」>(横浜市旭区 045-955-1126 9時〜22時半まで 原則無休)
中原街道を三ツ境方面から中山方面に走り、「ひかりヶ丘団地入り口」交差点をすぎた先を右に少し丘に登った所にある健康ランド。相鉄の「鶴ヶ峰」駅から無料の送迎バスが出ている他、「鶴ヶ峰」駅、JRの「中山」駅から路線バスの利用も可能です。
「鶴見ユーランド」に比べると小規模な健康ランドで可愛く(^^)見えます。かなり古い建物らしいですが、メンテも行き届いており、外観、内装ともに綺麗です。暗い雰囲気もなく好感が持てます。

入浴料1365円(タオル、バスタオル、髭剃り、歯ブラシ、レンタル浴衣付き)を払い浴室へ。
浴室にはジェット槽(2〜3人位)、ジャグジー(2〜3人位)、座り湯(5〜6人位)、水風呂×2(1人用と2〜3人用)、岩風呂(1〜2人位)、打たせ湯付き浴槽(5〜6人位)、サウナという構成。シャワー、カラン9、アメニティー類は完備。露天はありませんが、岩風呂と打たせ湯付き槽は天窓の下にあり太陽光を浴びながら入浴できます。
全槽温泉使用ですが、浴槽を整理しても良いかも・・

浴槽にはジェット、ジャグジー槽が共通の湯口から投入、ジャグジー排湯口からの排湯、水風呂がずれもカランから常時投入、1人用が排湯口、2〜3人用が入り口階段付近からの溢流、座り湯槽が槽内投入、浴槽縁上面排湯口から排湯、底面吸引していますが、ジェット機能用かと。打たせ湯付き槽が打たせ湯投入、入り口側からザコザコのオーバーフロー、岩風呂はチェックし忘れました。少なくとも、座り湯槽意外は完全な掛け流しのようです。

お湯は緑茶色透明、浴槽タイルの色が白なので浴槽では綺麗なエメラルドグリーンとなり、視覚的に楽しめます。日によっては茶が濃くなったり、分析表には白濁と出ていたので日によっての色の変化が大きいようです。ここまで変色するのは東京近燐では珍しいのでは?
浴感的には重曹系の弱いつるすべ感がある程度であまり強くありません。ただし、妙に印象に残る感じのお湯で「温泉に入ったな〜」という満足感があります。何か引き付けられる不思議な魅力を感じる温泉です。浴後は結構、張りが出てサラサラになります。
臭いは薄く甘い臭いがある程度。
地下水に毛が生えた程度の成分総計ですが、お湯使いによってはこんなに印象に残る温泉になるものだなと。ここはなかなか侮れないものがあります。特に水風呂は秀逸。

小さいながらも比較的満足できる施設かと思います。ズーラシアが近いので観光帰りに寄るのもいいかも。料金に含まれるセットは充実していますが、手ぶら500円位のコースがあると利用しやすいですね。

温泉法の温泉 pH 7.1 16.1度 204L/min動力 成分総計 274mg/kg Na^+ 8.19 K^+ 2.08 Mg^+ 8.17 Ca^+ 23.8 Fe^+ 1.65 陽イオン計 44.4 Cl^- 3.86 Hco3^- 124 陰イオン計 129H2sio3 84.6 Co2 16.6 
編集済


吾妻周辺2湯(赤湯) 投稿者:週末田舎人  投稿日: 7月25日(日)23時04分23秒

<赤湯温泉 好山荘>
野地、新野地、鷲倉と奥土湯の秘湯が並ぶメインルートの峠道の、新野地から少し先に「神経痛 リーウマチ 赤湯温泉好山荘(原文まま)」の木造りの看板が出ています。
道を逸れ、微温湯に続きまたも砂利道の急な下りにタイヤを滑らせながら300m程降りると、斜面に切り開かれたグランド程度の広場のような場所に出ます。YEBISUさんが先日訪れたという「赤湯温泉 好山荘」が今回の宿泊の場所です。どちらも赤屋根で平屋が昔からの湯治棟、2階屋が昭和58年に建てられたという旅館棟です。
雑貨とみやげ物、洋服などの生活用品のならぶ玄関先はまさに湯治宿の雰囲気で、奥土湯でもNO.1の鄙びの雰囲気ではないでしょうか?玄関先で声をかけてもなかなか誰も出てこなかった所もいいです(笑)。
やがて白髪の女将さんが出迎えて下さいまして、宿泊棟に通されしばし歓談。「昨日30人ほどの団体さんが帰られまして…」という事で、実にいいタイミングでの予約だったようです。YEBISUさんがぶち当たった団体さんの事なんでしょうね(笑)。

浴衣に着替えてさっそく湯へ。広い敷地の旅館とは反対側の草むらの奥に、東屋風に木で屋根を囲っただけの簡素な露天風呂があります。
湯船はコンクリを打ちっぱなしにした所に木造りの湯船を埋め込んだような形。脱衣所は大きな貯油タンクを半分に割ったようなもので出来ており、宇宙船と言われると確かにそんな感じです(笑)。
竹筒の湯口からさらさらとやや熱めの源泉がむろんかけ流しで注がれています。軽い酸味のある硫黄泉で、白い湯花が湯船の中で沈殿して底に堆積しています。
濁りは薄く半透明の透き通った湯で、ビシッとする肌触りはきっぱりと男性的で絡んだりはして来ません。熱ければ脇にある蛇口がらホースで水を引っ張るのでしょうが、我慢出来なくはない温度です。
午後の傾きかけた日差しの中、半身浴程度でぼーっと。湯船からこぼれた水を求めてトンボが何匹か訪れるだけの静寂の中、さわやかな風の吹き抜ける露天の縁に座って、ふっと吾妻の山の空を見ると、アキアカネの大群が青い空に小さなシルエットを映して飛んでいました。何とも素敵な山の露天です。
内湯の赤湯は清掃中という事で、しばし部屋で昼寝なんぞをしていると「お湯がたまりましたよ」との女将さんの連絡。いそいそと玄関脇の階段を下りて湯へ。
木の引き戸をガラガラと開けると、大人は3人で限界の石組みのまあるい湯船。床も湯船も析出物で真っ赤。赤みのある黄土色の鉄泉はかなり熱く、湯口にホースを突っ込んで加水しながら高い位置から滑り台のように滝落としで温度を下げ、湯船に注がれています。
湯は適温ですが、強烈な鉄臭さを伴う成分の濃厚さのせいか、肌に吸い付くような独特のどっしり+コッテリした感触があります。イメージは会津の只見地方の湯から塩分を抜いて金気を強めたような感じです。浴室前の表示では単純温泉と書いてありましたが(何でだろ)、どうやら含炭酸鉄泉のようでした。
浴槽の大きさに比べて投入量が多いため、湯船縁の切り欠きからお湯がどうどうと溢れて洗い場に置いた洗面器が流されて行くほど。床の隅に排湯穴があって、そのまま外に捨てられています。
白いタオルなら一本潰す覚悟で入りたい、濃厚なお湯でした。

一人では広過ぎる部屋で夕食を食べ、テレビはつける気にもならずビールを飲みながら持って来た文庫本を読み、飽きたら風呂へ行って、ゴロンと横になって本の続き。
本格的な湯治はした事はありませんが、暇が出来たら長逗留をしてみたい。
とても静かな宿でした。


吾妻周辺2湯(微温湯) 投稿者:週末田舎人  投稿日: 7月25日(日)23時03分21秒

今回の旅行で特に気に入った温泉をレポします。長文連投にご容赦頂きたく思います・・・

<微温湯温泉 旅館二階堂>
土湯峠周辺の一軒宿は、立ち寄りだと朝10時から午後3時くらいまでと入浴時間が限られているようなので、まず唯一立ち寄り時間に「随時」と書かれていた微温湯温泉に行ってみる事にしました。「微温湯」と書いて「ぬるゆ」と読ませる非常に美しい言語感覚に魅かれます。地図上の表記は「微温湯」だったり「ぬる湯」だったりしますけど。
 
地図の通りに県道福島微温湯線(「微温湯街道」と呼ばれている)を進んで行きましたが、高度を上げるにつれ道は次第に細くなり、路面は浮き砂利が流れとうとうボッコボコの砂利道に。
ハンドルを持ってかれながら慎重に道を詰めてゆくと、再び舗装路に戻りT字の交差点へ。この交差する農道の方が多少遠回りではありますが全面舗装でアプローチが取りやすいようで(気付いたのは帰りですけど…)。
再び細い森の中のブラインドカーブが続く舗装路を対向車に気を付けながら進む。
まだか、まだか〜!と気持ちが先走りかけた矢先、スッと視界が開け、桜のアーチの直線が。
ここまでの苦難の道程を洗い流す桜の歓声に応えるように進むと、微温湯温泉「旅館二階堂」へ到着。
燃えるような盛夏の山緑をフレームに、渋みを帯びたベンガラ色の瓦葺の母屋、奥に連なる茅葺きと瓦葺の2つに分かれた木造の宿泊棟が朝の光を浴びて静かに佇んでいました。
玄関前に咲く山百合に、黒アゲハが蜜を吸いに来ています。ため息の出るような素晴らしい雰囲気の一軒宿です。戊辰戦争の時に焼き払われたという話も残るそうで、吾妻の山懐に刻んだ歴史の重さを十分に感じさせてくれます。
玄関先の土間から声を掛け、明治よりも昔の宿帳が誇らしげに下がる帳場にて500円を支払い、離れの湯小屋へ。朝何時から入浴を受け付けているのか分かりませんが、宿の方が朝食など作り終えた8時過ぎくらいが具合がよろしいのでは?

湯治場らしく炊事場を横切る渡り廊下を進むと浴室棟です。
朝早かったせいか浴室は独占で、奥に昔の公団住宅を思わせる色の大きな水色プラ浴槽。こちらは溜め湯の沸かし。手前の木造りの主浴槽には壁より出た塩ビパイプからドバドバとその名の通りのぬるい源泉がたっぷりと流れ込み(1分間194リットル)、溢れて洗い場の木床を洗い流しています。
主浴槽は最初はひやっとするものの、体に馴染んで来ると実に入り心地のいい温度(源泉31.8℃)の低張性含明礬−酸性緑礬泉(酸性−含鉄UV−アルミニウム硫酸塩泉)。
酸性緑礬泉は熱いと肌がビリビリするのが個人的に苦手なのですが、温度のせいで全然気になりません。硫黄臭+強鉄臭、口に含むと強酸味+強鉄味+軽塩味があり、率直な感想は「硫黄水のポッカレモン割りに鉄粉を入れてかき回したような」味がします(そのままですが)。
感じようによっては、新しいカクテル?と言われても不思議でないかも。
「収斂味を有する」という表示。口の中で転がしていると口内粘膜が引き締まって、「ああ、これが収斂味だな」とハッキリ分かる次第。

古くから「目に良い」とされる湯で、後から入って来た方皆さんが顔を付けて目を洗っておられる。
自分も真似して顔を付けて目をパチクリさせると、酸が染みますが確かに効きそう。PH2.9の強酸の消毒作用でしょうか?緑内障白内障結膜炎に効能あると言うことです。
その気になれば2〜3時間平気で、さらにその気になれば一日でも入っていられると思いますが、
薄暗い浴室で黙々と湯治に励む皆さんに囲まれながら一時間くらい交互浴を楽しみました。
湯上りはしっかり硫黄臭と鉄の臭いが体に付着。肌はさらっとしますが、体の芯の部分はほのかに暖まります。標高800mのさわやかな空気とこの源泉の温度で汗もかかずスッキリとします。

お湯の特徴といい、雰囲気といい、1湯目で大満足の場所にめぐり合ってしまいました。今度は泊まってじっくり味わいたいなあ。泉質は強烈ですが温度が低いので、湯巡りの合間にほてった体を休めるにはちょうど良いかも知れませんね。


ほんとうの空の下へ 投稿者:週末田舎人  投稿日: 7月25日(日)19時29分59秒

福島吾妻山麓の湯巡り+2湯を攻めて今帰宅しました。

微温湯温泉→サンスカイ土湯→磐梯吾妻スカイライン→幕川温泉水戸屋旅館→
新野地温泉相模屋旅館→赤湯温泉好山荘(泊)
赤湯温泉好山荘→岳温泉岳の湯→新菊島温泉→矢板舘の川温泉→帰宅

暑かったですけど、良い旅だったと思います。


お返事 投稿者:ONKEN21  投稿日: 7月25日(日)13時45分0秒

>うつぼさん
 上諏訪温泉の片倉館は10年ほど前に入浴したことがありますが、重厚で立派な洋風建築や広くて
深い浴槽などが印象に残っています。
 下諏訪温泉の遊泉ハウス児湯は5年前に入ったことがあります。吸込があったような記憶は
あります。半循環でしょうか?児湯から数十m市街の方向へ歩くと駐車場があって、そこに
綿の湯跡の石碑があった記憶があります。綿の湯と児湯を統合して遊泉ハウス児湯となった
わけですね。旦過の湯は建物は見たことはありますが、残念ながら未湯です。

>熱海の成分総計=19.91g、え〜、熱海ってこんなに成分濃かったんですか!。
>やっぱり海水が侵入して濃くなっているのかな?

 温泉から出た後の入浴感では、海水特有のベトつき感を感じなかったので、多分、海水はそれ
ほど入っていないと思いました。むしろ出た後は肌がさっぱりして、新幹線の車中も大変快適
でした。もっとも、冷房効いているからな〜
 熱海駅前の19gは、私の勤務している温泉(36g)の半分、ひかるさんの蔵の湯東松山店
(17g)より少し濃いという感じですね。なかなか濃いですね。

>YEBISUさん
 いよいよ極楽湯和光店オープンですか。極楽湯の直営店としては埼玉には幸手店がありますが、
やっぱり循環が基本のようですね。極楽湯全般の湯使いはあまり関心しませんが、幸手のように
源泉の素性がよければかなり期待できるかも知れません。
 埼玉の温泉のある方の掲示板によると、マネージャー自慢の温泉らしいですよ(^^)。
私も父の東京への通院帰りに寄ってみようかなあ〜
 蔵の湯東松山店も7/28オープン予定でしたが、遅れるのでしょうか?

↓極楽湯和光店の場所
http://www.gokurakuyu.ne.jp/wako_map.pdf

 ところで昨日の夜中24〜25時に湯楽の里伊勢崎店の称美の湯へ行ってきました。
「源泉の湯」以外はすべて真湯になったのですね。源泉の湯は大変熱くて、天神の湯に匹敵しそう
なほどです。金気臭が強く、塩味はうっすら感じる程度。勤務先の温泉と比べると、素性はあっ
さりしてますが、温度は比べ物にならないほど熱いようですね。塩素臭はなし。セルフサービスの
かきまぜ棒がありました。勤務先は23時終了ですが、伊勢崎は25時でも結構人がいましたね。
編集済


下諏訪温泉 「旦過の湯」 投稿者:うつぼ  投稿日: 7月24日(土)23時29分17秒

山梨の湯巡り10+諏訪3湯の2発目です。またも長文連打御免なさい。
 
<下諏訪温泉「旦過(たんが)の湯」>(長野県下諏訪町、5:30〜22:00、220円、0266-26-7520)
鎌倉時代、諏訪の名刹白華山慈雲寺を訪れた修行僧のために建てられた”旦過寮”の湯を利用したのがはじまりといわれる歴史ある共同浴場。因みに”旦過寮”とは、禅寺などで修行のために訪れた僧が、修行に入る前に心身を整えるためひとまず通される部屋のことをいうそう。
すぐそばには有名な共同浴場の「児湯(こゆ)」がありますが、温泉好きには断然「旦過の湯」の評判がいいようです。国道から一本入った宿場町の面影をとどめる路地沿いに面してあり、4.5台停められるPがあります。めがねさんのレポあり。

よくある共同浴場のつくりで男女別。券売機で入浴券を買って番台に渡します。
脱衣所から見通しのきく浴室は、いい味を出している4.5人の青タイル貼の浴槽がひとつとシンプル。壁の天女のタイル絵が見事。
奥手に窓があり覗くと給湯パイプが張り巡らされていました。浴室のすぐ横に旦過第一・第二源湯の源泉小屋があり(見学不可)、そこから直引き(熱交換あるかも?)されているようです。
カラン6(たぶん温泉)、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。連休12時で独占。

ライオンの口からえらく熱い源泉を20L/minほど投入で、槽内注排湯はなく全量をオーバーフローの完璧な源泉かけ流し。うめ湯(水)カランがありますが止められていました。
ゲキ熱のお湯は無色透明。熱すぎてよくは判りませんでしたが、ごくかすかに石膏かイオウのたまご味のようなほこほことした味がしたような・・。
「片倉館」でかすかに感じられたタールor樹脂系アブラ臭をやや強めたような温泉臭。
めがねさんが「まさかこんな所でアブラ臭??」と指摘されていましたが、やはり弱いながらアブラ臭はあるかと思います。

熱湯で有名な「旦過の湯」ですが、それにしても熱い。うめ湯カランはなんとなく出してはいけないような気がしたのでそのまま入りました。が、1分もたずほとんど浴感を味わう余裕がなかったというのが情けなくもホントのところです (^^;
熱湯というと、高崎天神の湯(揚湯試験時の52℃)をはじめ、群馬鎌田温泉「千明旅館」、山梨「草津温泉」、新潟かのせ温泉「赤湯」、川原湯温泉「笹湯」などが記憶にありますが、たぶん天神の湯につぐ2番目の熱さかと思います。
番台のおばちゃんは46℃と云っていたけど、48℃以上はあったのでは・・。「今日はとくに熱いんじゃないですか?」と訊くと、そんなことはないという。実際、あとから来た常連さんが軽く掛け湯をし、平然と肩まで浸かっているのを見て心底おののき。「旦過の湯」の常連さんおそるべし (^^;

熱湯の修行をしなおしてから、再度リベンジしたいお湯です。

Na・Ca-硫酸塩・塩化物温泉 58.8℃、pH=8.64、湧出量不明、成分総計=1492mg/kg、Na^+=307.7mg/kg、Ca^2+=160.8、F^-=3.1、Cl^-=232.2、HS^-=0.2、SO_4^2-=690.2、CO_3^2-=7.8、陽イオン計=476.7、陰イオン計=952.4、メタほう酸=21.0、硫化水素=0.01 <H10.11.26分析>
編集済


奥多摩の温泉など 投稿者:うつぼ  投稿日: 7月24日(土)23時20分8秒

本日、久しぶりに奥多摩をまわってきました。出だしが遅かったのと、最初に入った鶴の湯温泉が予想を上まわって良かったので(後日レポします)1湯で打ち止めにしました。往き帰りに温泉情報をGetしたのでカキコします。

1.飯能湯本温泉
ホームセンター「カインズホーム飯能店」で販売している天然温泉。
初回は18Lのポリタン込みで415円、次回からこのポリタン持参で195円とのことです。

Na-塩化物温泉 29.6℃、pH=8.8、42L/min掘削揚湯、成分総計=2.005g/kg、Na^+=700.0mg/kg (96.54mval%)、F^-=4.1、Cl^-=1035.0 (89.51)、HCO_3^-=146.4、CO_3^2-=24.0、陽イオン計=728.8 (31.54mval)、陰イオン計=1209.5 (32.61mval)、メタけい酸=32.3、メタほう酸=34.0 <H3.11.5分析>
*42L/minだと入浴施設の建設は難しいかな?

2.檜原温泉数馬の湯
県道206檜原街道を走っていたら、「檜原温泉源泉地」という看板を発見したので突入してみました。県道から南側に300mほどのぼったところに、源泉タンクと給湯施設がありました。
掲示には利用者の制限は記載されていなかったので誰でも汲めるのかな?
時間は日の出から日没までということですが、行ったときは18時近かったのでロープが張られ、カランを捻っても出ませんでした。分析表の掲示があったのでデータカキコします。
(ここのお湯は未湯、みしゅらんあり)

アルカリ性単純温泉(Na-HCO3・(CO3)型) 26.7℃、pH=8.06、138L/min掘削揚湯、成分総計=0.360g/kg、Na^+=104.5mg/kg (95.99mval%)、Cl^-=3.0 (1.70)、HCO_3^-=183.5 (64.04)、CO_3^2-=46.6 (32.98)、陽イオン計=109.7 (4.74mval)、陰イオン計=235.9 (4.70mval) <H5.2.25分析>

>やませみさん
上諏訪の源泉数、ご指摘ありがとうございました。
> 各戸が競って庭先に温泉を出した結果
ほほほ、これは凄そう (^^;
それと温泉番付に載っていた頃の諏訪の湯は硫黄泉だったのでしょうか。

>まゆさん       
お子さん連れだとたしかに「樅の木荘」もいいかも。別荘地のなかのリゾート施設です。緑茶色ささにごりでとろみとツルすべ感のあるなかなかいいお湯です。

>ONKEN21さん
熱海の成分総計=19.91g、え〜、熱海ってこんなに成分濃かったんですか!。やっぱり海水が侵入して濃くなっているのかな?
編集済


Re:諏訪の温泉 投稿者:やませみ  投稿日: 7月24日(土)18時12分21秒

>うつぼさん
> <上諏訪温泉> 源泉数は500以上、
それはだいぶ昔のことですな〜(^.^; 
大正末期に湖岸部の宅地化が進んだ頃、地面に鉄管を一間ほど打ち込むと温泉が自噴してくる状況だったそうです。
で、各戸が競って庭先に温泉を出した結果、源泉数がたいへん多くなりました。昭和23年の源泉数は553カ所。

戦後になって上総堀りが普及。濫開発状況はますます進行して江戸期からあった山麓域の旧源泉はほとんど消滅し、
過剰な汲み上げで温泉に湖底堆積物の地下水が混じるようになって泉質も変化しました。
かつての旧源泉は硫黄泉で、金物が黒くなるほどだったそうです。

昭和55年に11カ所の主力源泉に統合された集中管理が完成し、諏訪市の水道温泉課によって運営されています。
なお、小和田地区には民営の温泉組合もあり、独自源泉が使われています。

>まゆさん
茅野市の八ヶ岳山麓にある「もみの湯」に公営の「樅の木荘」があります。
夏期はとても混むそうですが、高原の環境は良いと思いました。お湯もなかなか個性的です。

塩尻のみどり湖畔には「田川浦温泉旅館」があります。昭和初期の建物で懐かしい感じの宿です。
泉質は冷鉱泉ですが、成分が900mg/kgもあるのでけっこう濃いです。

渋の湯は夏期なら「渋の湯ホテル」のほうがお薦めですが渋すぎるかな?
登山客も多くてけっこう混みますし、まわりは山だけなのでお子さんにはつまらないでしょうね。


さっそくありがとうございました! 投稿者:まゆ  投稿日: 7月24日(土)14時15分22秒

うつぼさん、詳しく教えていただきありがとうございました。
「神乃湯」は、交互浴が楽しめるそうで、和歌山の花山温泉で交互浴の気持ちよさにはまった私としては行きたいのですが、旦那はあまりすきではないらしいので・・・。
いろいろと探してみます。小さな子供2人いるので、高原なんかが側にあると最高なんですけどね!あと、やはり値段と泉質ですねー。もし、おすすめ!がありましたら、またどなたか教えてくださいませ。


浜名湖花博と熱海駅前温泉(熱海駅前振興会館) 投稿者:ONKEN21  投稿日: 7月24日(土)13時57分13秒

 先日、平日の週休を利用して、新幹線日帰りで静岡県の浜名湖花博へ行って、帰りに熱海駅前
温泉に寄ってきました。

★浜名湖花博
 花の博覧会(花博)はかつて大阪や淡路島で開催されたことがありますが、行ったことはない
ので、浜名湖が初めてです。今年の4/8〜10/11開催です。
 東京から東海道新幹線ひかり号で浜松へ。浜松から在来線普通電車で2駅の舞阪駅へ。
舞阪からバス10分で花博会場です。埼玉から4時間半。入場料2900円。障害者・介護者1500円。

 浜名湖花博の会場は暑かったですが、世界各国の花々は大変きれいでしたよ。
特に花畑や熱帯植物・盆栽、きらめきタワー(300円)からの眺望はきれいだったです。
9:30〜16:00頃まで入場していましたが、それでも全館はまわりきれませんでした。
会場はそれだけ広大で、パビリオン(館)の種類もたくさんあります。
平日はご高齢の方が多く、人出も少なく、どこも待ち時間なしでゆっくりと廻ることができました。
ただ、博覧会にしては乗り物タイプのパビリオンがなかったのは寂しい感じもしました。
3D映像のパビリオンはありましたけど…
 あっ、そうそう、昼食は会場内の「うなぎ館」でうなぎ丼1400円もいただきましたよ。
国産物の本場のうなぎは非常においしかったです。平日でも行列ができていました。

 来年は愛知万博(テーマ「自然の叡智」)も期待しています。

↓浜名湖花博の公式HP
http://www.flora2004.or.jp/

★熱海駅前温泉(熱海駅前振興会館)
 浜名湖花博近くの温泉と言えば舘山寺温泉(幼い頃、宿泊経験あり)や愛知県の湯谷温泉など
が有名ですが、日帰りで時間がなくてパス。帰りの新幹線沿線の温泉と言えば熱海ですね。
その熱海の駅前に共同浴場があると聞いたので入ってみます。かわさんのレポあり。

 浜松から新幹線ひかり号に乗り、熱海駅で途中下車。熱海に止まるひかり号は少ないので、
普通はこだま号を利用します。駅では「お宿は?」と尋ねる、観光案内所の制服を来たおじさん
から客引きに合い、イメージ悪いです(^_^;)。客引きは別府駅前以来です。駅を出ると、足湯と
間欠泉がありますが、足湯は17時ですでに営業終了。間欠泉は修理中。やはり、イメージ良くないです。

 中央の駅通りを奥へ進み、右折。すぐの商店街の中に「天然温泉」の青いのぼりの立った駅前
温泉があります。駅から徒歩2分。看板には駅前温泉、玄関の扉には熱海駅前振興会館と書いて
あります。中へ入ると左手に券売機、右手に受付があって、券売機で券を買おうとすると、受付の
おばちゃんが「こっちでいいよ」と言うので、現金で入浴料500円を払います。石鹸なしの共同浴場
で500円は高いかな?値上げしたみたいですが…。新幹線料金も浜松-東京間を熱海で分割して
買ったので、通しで買うより800円ほど高くつきました。合わせて1300円の高い風呂代ですね(^_^;)

 玄関を入って奥の階段を上ると別料金の休憩所、左手が浴室です。浴室に入る前に靴を脱ぎます。
脱衣所は鍵付きロッカーでした。浴室へ入ると左手に5人ほど入れる小ぶりな浴槽があります。
窓はありますが、隣の建物の壁に塞がれていてかなり薄暗いです。
 まずは温泉に入ります。温泉はやけど防止のためか、筒に覆われた蛇口から少しずつ投入。
熱いので水で薄めないと入れません。少しずつ溢れる掛け流し。お湯は非常に塩辛く、アブラ臭も
感知できました。やや濁っていて湯の鮮度はあまりよくないかも知れません。
出たあとも肌がベタつかず、さっぱりする感じの湯でした。

 帰りに受付を出ると、おばさんが
「もっとゆっくりしていけば。電車の時刻が忙しいの?」
と話し掛けて下さいました。本当はもっとゆっくりしたかったのですが…。
そんなやりとりがほのぼのとする共同浴場の雰囲気を漂わせ、ここがあの熱海とは信じられない
心境になりました。大切にしたい共同浴場ですね。

 温泉分析書
1.源泉地:静岡県熱海市熱海塩見77-9、熱海回原82-5
2.泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
3.泉温:使用位置48℃
Li=0.4 Na=5063 K=168.0 Mg=523.6 Ca=1358 Sr=6.8 Mn=0.2 1鉄=0.5 Zn=0.2 陽計=7121
F=0.4 Cl=10944 Br=33.8 I=0.1 硫酸=1598 炭酸水素=50.1 炭酸=5.4 陰=12633
メタケイ=143.8 メタホウ=8.4 メタ亜ヒ=0.2 非解離計=152.4
遊離CO2=1.7 溶存物質・成分総計=19.91g pH=7.7
5.温泉分析年月日:昭和59年5月14日
6.分析機関:静岡県衛生環境センター 技師
※泉質別適応症:きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病
編集済


上諏訪温泉 「片倉館」 投稿者:うつぼ  投稿日: 7月23日(金)22時46分7秒

山梨の湯巡り10+諏訪3湯の1発目です。長文連打すみません。
 
<上諏訪温泉「片倉館」>(長野県諏訪市、10:00〜21:00、400円(入浴のみ)、0266-52-0604)
製糸業の片倉財閥の二代目で”シルクエンペラー”としてその名を知られた片倉兼太郎(片倉佐一)氏が欧米旅行でかの地の福利厚生事情に啓発され、昭和三年に建設した日本最古ともいわれる温泉リゾート施設。数々の名建築を残した森山松之助氏の設計によるもので、洋風の建築手法を随所にとりいれた重厚な洋館は、ほぼ当時のままの姿を今日に伝え諏訪市文化財にも指定されています。みしゅらんとめがねさんのレポあり。
            
1階が男女別の浴場で2階が休憩所(別料金(+200円))。館内もさすがにすばらしい仕上がりで目立たないところにもさりげなく意匠が凝らされていたりします。
天井の高い白亜のレトロ浴場に名物の「千人風呂」(実際は50〜60人位のキャパシティでは?)が据えられています。タイル枠大理石造で底には黒い玉石が敷かれています。深さが約1.1mあるので立って入ることになりますが、浴槽フチにそって段差があるのでここに腰掛けることもできます。深さがあるので水圧で移動がけっこうたいへん。思わず泳ぎたくなりますが当然禁止 (^^; 
大理石の壁面、コーナーには彫刻が配され、ところどころにステンドグラスがあしらわれています。アール・デコ様式も取り入れられたレトロな仕上がりで、ロケーションは違いますが四万「積善館」の元禄の湯に雰囲気が似ています。他に別ブースのラドン浴室もあります。
カラン13(源泉?)、シャワー、シャンプー、ドライヤーあり。エリア屈指の人気浴場(というか観光名所)とのことですが、意外にも空いていて連休なのに浴場独占の時間があったのは超ラッキー。そのあと団体様ご一行が到着し、25人くらいに・・・。でも、団体が入っても静謐な空気が乱されないのはさすがに元祖癒し浴場の貫禄か ^^)

「千人風呂」は石の湯口からの投入+湯底からの注入で、かなりの量をオーバーフロー。
あまりに広くて石敷きなので槽内排湯はチェックできませんでしたが、お湯の鮮度感は高く、源泉かけ流しかそれに近い湯づかいかと思います。
湯口にあった石膏の析出っぽいクリーム色のささくれは、石材が融けだしたものかもしれません。
ラドン浴槽は、ジェット+ジャグジー注入で軽くオーバーフローがあるものの湯づかい不明。

かなり熱めのお湯は、無色透明で無味、ごくかすかにタールor樹脂系のアブラ臭が感じられましたが、これが天然のものか消毒剤によるものかは不明(たぶん前者でしょう)。
かすかなツルすべがあるもののさほど浴感に特徴はありません。ただ、熱湯ということもあってか、えらく温まり発汗します。
ラドン浴場はひたすらムシムシとしてあまり心地よくなくすぐに退散したので、お湯の感じはよくわかりませんでした。

とにかく浴場の佇まいが素晴らしいので、入っていてとても気分のいい浴場です。やはり上諏訪温泉を代表する浴場といえるのではないでしょうか。

<館内掲示 あやめ公園源湯、新三ッ釜源湯、新三ッ釜第2源湯の混合泉>
単純温泉(Na-Cl・SO4型) 62.3℃、pH=7.9、湧出量不明、成分総計=565.8mg/kg、Na^+=149.5mg/kg (87.06mval%)、Fe^2+=0.03、Cl^-=153.2 (57.56)、SO_4^2-=108.7 (30.11)、陽イオン計=171.6 (7.47mval)、陰イオン計=312.5 (7.50mval)、メタけい酸=67.1、メタほう酸=10.8 <H8.10.21分析>
       
「諏訪湖ホテル」のHPに別のデータがありましたので記載しておきます。
アルカリ性単純温泉(Na-Cl・SO4型) 74.2℃、pH=・湧出量・成分総計不明、Na^+=234.2mg/kg (88.69mval%)、F^-=2.23、Cl^-=256.9 (63.52)、SO_4^2-=154.9 (28.31)、CO_3^2-=7.2、陽イオン計=265.7 (11.49mval)、陰イオン計=456.3 (11.41mval)、メタけい酸=130.6、メタほう酸=15.6 <分析年月日不明>
編集済


諏訪の温泉 & お返事 投稿者:うつぼ  投稿日: 7月23日(金)22時40分7秒

山梨の湯巡りですが、今回は諏訪まで足をのばしました。上諏訪・下諏訪のお湯に入るのは実は初めてなので、少し調べてみました。

〔諏訪の温泉〕
<上諏訪温泉>
諏訪湖東岸一帯に湧く一大温泉地。源泉数は500以上、湧出量は1万L/minを越えるといわれ、宿泊施設はもとより、一般家庭・官公署・会社・学校などでも温泉が利用されているそうです。高さ 50mまで噴き上げる間欠泉、温泉熱を利用した植物園、JR上諏訪駅構内の露天風呂(2002年より足湯に転換、露天時代のONKEN21さんのレポあり)、諏訪丸光デパートの温泉(休業中)、中央道諏訪SAのハイウェイ温泉など温泉関連のユニークなスポットが数多くあります。
また、源泉が豊富なだけに「精進湯」「宮の湯」「大和温泉」などの共同浴場の他に、ジモ専浴場もかなりあるようです。

<下諏訪温泉>
中山道と甲州街道の合流点に位置した宿場町で諏訪大社下社の門前町でもあったために発祥の地ともいわれる「綿の湯」(現在は駐車場)を中心に大いに栄えた温泉地。市街地にある上諏訪温泉に対して歴史を感じさせるしっとりとした佇まいをみせています。
ここも湯量は豊富で町内20ヶ所の源泉から5100L/minの温泉が供給されているとのこと。
俗に下諏訪の共同湯10湯と称されますが、これは遊泉ハウス児湯、旦過の湯、新湯、菅野温泉、矢木温泉、湖畔の湯(高木温泉)、みなみ温泉、老人福祉センター、富部温泉、六峰温泉を指すようです。

<歴史>
どちらも古い温泉地らしく鎌倉時代の文献にも記載がみられるようですが、はっきりとした歴史は確認できませんでした。唯一、「湯玉伝説」(諏訪明神建御名方命(たけみなかたのかみ)と妃の八坂刀売命(やさかとめのかみ)が仲違いをし、妃が下諏訪へ移られたときに、綿に浸して運んだ化粧用の湯が途中で落ちて上諏訪温泉となり、綿を捨てたところが綿の湯(下諏訪温泉)となった)というスケールの大きな開湯伝承がみつかりました。
なお、上諏訪にあった「虫湯」は、江戸時代、高島藩御用達のお湯だったようです。

>まゆさん
上諏訪・下諏訪の温泉は上のとおりです。湯量が多いので、かけ流しのお宿もありそうですがよくわかりません。ただし、ともに成分薄めの清澄なお湯なので、「元泉館」と比較すると物足りなく感じてしまうかもしれません。   
諏訪あたりで特徴のあるお湯といえば、やはり毒沢鉱泉です。この前「神乃湯」に入浴してきましたが、和風の落ち着いた宿で、貴重な源泉槽もあります。
蓼科高原を渋川沿いに遡ると奥蓼科温泉郷があって、いいお湯が湧いています。渋の湯温泉「渋御殿湯」*、渋川温泉「保科館」*、「渋・辰野館」などいずれも個性あるお湯が楽しめる山の宿です。(*は、やませみさんのレポをご覧ください。)
ただしどこも人気の宿なのでこれから夏休みの予約はキビシイかも?
編集済


教えてください! 投稿者:まゆ  投稿日: 7月23日(金)14時45分37秒

温泉大好き家族です。
夏休みに、温泉旅行にいきたいのですが、諏訪辺りで安くて泉質の良いお宿ありませんか?去年は山王閣行きました。良かったけど、違うところも行ってみたいのです。
(ちなみに、この間塩原元湯温泉の元泉館行きましたが、3つの源泉があり、よかったですよ。)古さはかまいませんが、かけ流しのところがいいですねー。よろしくお願いします!!(わがままですみませんm(__)m)


白骨温泉・・・?? 投稿者:火星の国から??  投稿日: 7月23日(金)01時45分58秒

発信もとが・・・ここ、かなりの反響、凄い、さすが、・・・みしゅらん・・・???


Re:Re:赤湯好山荘 投稿者:YEBISU  投稿日: 7月22日(木)23時19分4秒

>週末田舎人さん
 お泊りとはいいですね。土曜日夜の一人客の宿泊は受け入れてくれる施設が限定されるので、なかなかたいへんですよね。「ゆさや」も連休の最後の日の夜だったのでOKだった(平日扱い)ようです。近代的な立派な施設ほどだめなことが多いようですね。

 好山荘の近くには新野地温泉、野地温泉と有名どころが徒歩圏内です。まとめて楽しまれては?(私は未入湯ですが、野地温泉は湯治客のお爺さんの贔屓のようでした) また、好山荘への下り道は勾配のきついダートなので、四駆でない場合はゆっくり進んでくださいね。私は人の速足くらいのペースで行きました(^^;

>めがねさん、週末田舎人さん
 こんどミニオフしません?(笑)
編集済


Reかっぱ天国など 投稿者:めがね  投稿日: 7月22日(木)23時10分16秒

>YEBISUさん
>未入湯とは意外でした。
今までちょっと湯本はケンエンしてる部分があったので、あるのは知っていたのですが、入っていなかったんです。意外な発見ができて良かったな〜と。

>暗い
まあ緑に囲まれているということで・・(^^)それだけ空いてるって事なので「天山」よりも落ち着けたかな〜と。

>施設の改良
同感です。特に脱衣スペースは夏はいいですが、冬場は厳しそうなので、もう少しきっちり浴室と分けて頂きたいですね。

>赤湯好山荘
ここはよさげですね。「福島西インター」エリアはチョイスが難しいですな。私も散々悩んだあげく、家族の意見にて「野地温泉」になりました(^^)


Re:赤湯好山荘 投稿者:週末田舎人  投稿日: 7月22日(木)23時03分16秒

>>YEBISUさん
  実は今週末の土日、赤湯好山荘に1泊して来る予定です。
  一人でも全然構いませんですよ〜、と快く受け入れてくださるのと、
  8000円でいいと言ってくれたので…。
  でも、やっぱり決め手は2種類の源泉ですかね。単純にお得ですよね(笑)。
  レポ拝見させていただき、さらに楽しみになりました。


ヨコハマユーランド鶴見(末吉の湯) 投稿者:めがね  投稿日: 7月22日(木)22時39分17秒

連休3日目は横浜の鶴見区に出かけました。今まで高そうだったので二の足を踏んでいたのですが、1.5hコースがある事を知って突入してきました。これで鶴見区は全湯制覇(^^)

<ヨコハマユーランド鶴見(末吉の湯)>(横浜市鶴見区 045-585-1126 10時〜24時)
鶴見区の国道1号線「下末吉交差点」そばにある健康ランドです。電車だとJR、京急の「鶴見」駅か「川崎」駅から1時間に1本程度、無料の送迎バスが出てる他、「川崎」、「鶴見」、「綱島」各駅から路線バスも利用できる(バス停は「新鶴見橋」か「下末吉国道脇」)のでアクセスはかなりいいと思います。
この一帯にはユーランドグループが経営する和食レストランやゴルフ練習場なんかもあったりして手広く事業を展開しているようです。浴場建物自体の外観はやや古びていますが、ホテル並の立派なもの。内装はちょっとひと昔前の「健康ランド」の風情で懐かしい感じ(お約束のゲームセンターなんかももあります^^)ちなみに現在露天風呂工事中のため、裏口から入退場する形になります。(結して休業中ではありません)無料バス乗り場もやや離れた所に仮設状態になっています。

入浴料800円(1.5Hのおためしコース、時間無制限1400円、タオル、館内着付き1800円)を払い2階浴室へ。脱衣所は普通の広さ。
浴室には檜使用の温泉高温槽(7〜8人位)と温泉使用の低温槽(6〜7人位)、真湯槽×2〜3(いずれも香り風呂)、真湯の水風呂、サウナ、アカスリコーナーという構成。シャワー、カラン24、アメニティーは完備でヘアムースまであります。

浴槽は高温槽が檜湯口から投入、槽内底面吸引作動で循環のようですが、オーバーフローも結構あって鮮度感は高いかと。低温槽は槽内投入、オーバーフローなく排湯不明。低温槽は希釈してあるようでちょっとなまり気味なのが残念。湯温は高温槽が42度、低温槽が37度程度。

お湯は黄茶色透明、高温槽の湯口付近では泡付きもあります。都内の強塩泉に比べると、重曹系のぬるすべ感が感じられるのが特徴かと。そのため、入り心地はいいですが、段々と温まってきてお湯の力を感じるようになってきます。典型的なホテカラ湯で、適度な湯疲れ感もあります。このテの泉質の温泉では「大江戸東山温泉」以来の良い湯使いかと思いました。浴後は高張泉らしく肌が張る感じ+シトシト感。
臭いはミシンor墨系のアブラ臭が明瞭。その裏に微アンモニア臭も感じられました。私が嗅いだ限り、例の消毒素様の臭いは臭わず。味は唇につくとまではいきませんが、ダシの効いた上品な塩味が明瞭。
残念なのは、外が工事中のためたまにアスファルトの臭いが浴室に流れ込んで来る事かな?

新しく作られる露天が温泉使用になるのか、未確認ですが、又、雰囲気もガラリと変わりそうなので再訪したいですね。料金的にも細かく設定されていていいと思いました。

ナトリウム-塩化物-強塩泉(中性、高張性) pH 7.8 37.2度 270L/min動力 成分総計 17.98g/kg Na^+ 6440 K^+ 170 Mg^+ 107 Ca^+ 224 Fe^+ 7.04 NH4^+ 90 Cl^- 10500 Hco3^- 234 Br^- 55.5 H2sio3 116 HBO2 11.5 Co2 25.0 (H13分析)

http://www.yu-land.net   


赤湯好山荘 投稿者:YEBISU  投稿日: 7月21日(水)21時46分46秒

 鳴子の湯巡りをした日は降ったりやんだりしていた雨でしたが、「ゆさや」に泊まった翌朝はやむ様子もなく、また「滝の湯」でけっこう疲れたので、それ以上鳴子湯巡りするのはやめて帰路につきました。
 でも、そのまま東京の家に戻るわけはありません。どこかで寄り道を…。どこにしようか? 矢吹の「いやさか」にしようか、新野地温泉「相模屋旅館」にしようかと迷いましたが、「相模屋旅館」の前を素通りして少し先のダート道を下ったところにある「赤湯好山荘」にしました。ここがよかったんです、ほんとうに。

 内湯が赤い湯。露天が薄く白濁した緑ばん泉です。どちらもいいお湯でまったく違う泉質なので、両方楽しめるだけで凄くお得ないい施設ということになります。
 内湯の赤湯、といってももちろん黄泥色の濁り湯です。このタイプのお湯は視覚的に楽しめることと、いつかはとんでもなくよいお湯に出会えるような気がして積極的に入るようにしています。でも、正直なところ、今までこれといったお湯に出会ったことがありませんでした。今回ようやく念願成就といったところです。

 その内湯は、鉄錆び臭が強烈で甘い匂いといってもいいくらいの濃厚さになっています。黄泥色に濁っていますが、鮮度が落ちているという感じはありません。けっこう熱いお湯のようで、湯口にホースが差し込まれ、加水しているようでしたが、全然気にならないほどの良好なお湯です。浴感が絶妙で、恍惚としてしまいます。
 浴槽は4人でいっぱいの小振りなもので理想的といえます。建て屋はチープな掘っ立て小屋のようなもので風格はありませんが、年期が入っており、これも鄙び系といえるでしょうか…?
 残念なのは団体の湯治客が宿泊しており、ひっきりなしに人が入ってくるので写真が撮れなかったこと。クマオさんなら撮ってしまうんでしょうが…(笑)。平日の昼だったので、てっきり楽勝と思っていました。ここは湯治客に人気のある宿なんだそうです。

 露天は微白濁、微硫黄臭、はじめて嗅ぐ温泉臭(まったく形容が思いつきません、ごめんなさい!)の緑ばん泉。これもなかなかのお湯です。大きなドラム缶のような、それとも宇宙船のような形をした脱衣室に笑っちゃいますが、素朴で開放的な素晴らしい露天です。
 東京からだとちょっと遠いですが、これから何度も訪問したいところです。

http://www.mixpink.com/spot_folder/akayu_folder/akayu.html
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/ma0011/T-Fukushima04.htm
http://www.yumeguri.com/tabi/03112/akayu.html
編集済


Re:お返事 投稿者:YEBISU  投稿日: 7月21日(水)20時57分37秒

>めがねさん
 鳴子は電車が通っているので、鬼首にも行きたいなどと言わなければ、クルマより電車がいいかなあと再訪プランを考えてしまいます。なにしろ、多種多様な泉質は魅力です。
 鬼首ですが、すぱ鬼首の湯もお湯は悪くなかったですよ。強烈なツルすべというほどではありませんでしたが…。

 >かっぱ天国
 めがねさんが未入湯だったとは意外です。たしかに、あそこのお湯は箱根湯元の日帰り施設としては貴重な掛け流しで、泉質もなかなかというかんじでした。でも、雰囲気がちょっと暗いのと、設備の割りに高めの料金、それにかっぱが迎えてくれるB級感が(一般の)評価が高まらない原因かと思います。箱根物価なんで相対的には安いとも言えるんですが…。設備については、手を入れるとよくなるという印象はありますよね。
編集済


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