●天下の豪商淀屋

江戸時代を代表する天下の豪商、淀屋。淀屋は大坂を拠点に活躍しましたが、実は八幡市との関係が以外と深いのです。このホームページでは特に八幡市における淀屋の足跡を尋ねていくことにします。

●闕所 闕所(けっしょ)とは、江戸時代の財産刑のひとつで、「御定書」には、罪人の財産を没収する闕所と罰金を科する過料があった。闕所は、武士や町人を問わず、付加刑として科せられた没収刑で、死罪以上の生命刑及び遠島・重追放に対しては田畑・家屋敷・家財が没収された。中追放に対しては田畑・家屋敷が没収になった。また、軽追放に対しては田畑だけが没収となった。しかし、私利私欲による犯罪に対しては、江戸十里四方追放や所払いでも、田畑・家屋敷の闕所が付加された。闕所になった品々は、入札などの手段をもって売り払われた。こうして得られた金銭は、道や橋を架けたり、牢屋の普請等に使われた。(『徳川幕府事典』による。)
豆知識


●歴代の淀屋

初 代 常安
二代目 玄个庵(言當)
三代目 箇斎
四代目 个庵(重當)
五代目 辰五郎(廣當)




淀屋辰五郎 淀屋辰五郎実記

江戸時代の豪商、淀屋。その足跡は八幡市内にも多く残る。その初代常安から闕所となった五代辰五郎まで、その生涯を明治初期に著された伝記を底本に紹介する。