機関紙   ■手作り機関紙研究会
情報化時代といわれて久しいですが、それは、情報をどのように入手し、加工し、自分のものにするかという視点でとらえられてきましたが、これからは、自らどのような情報を発信するかが問われてきています。そういう意味で、PTA新聞やミニコミ紙などの編集者は、情報発信の最先端にいるということになります。しかし情報の発信には、商業新聞が長い間かけて培ってきたノウハウが必要です。手作り機関紙研究会は機関紙編集者のお手伝いをします
機関紙研究会ライン
  ★編集委員会をつくろう
 幅広い年代層に読んでもらえる機関紙を作るためには、作り手も年代層を幅広くして、バラエティに富んだ紙面をつくることが大切です。そして編集長を中心に編集会議を持ちます。記事を4〜6本入れて、ラフスケッチを3つ程度作ります。レイアウトを決め、どこに何の記事を入れるのかを決めてしまいましょう。トップの見出しの本数は、記事は何行にするのか、カコミは何字詰め、何行にするのか。決めることはたくさんあります。
★紙面のレイアウト
 レイアウトは、紙面を縦位置に。記事も縦組みしましょう。これが日本人にあっているのです。奇抜なレイアウトは読者にとって見にくいものです。記事は右上から左下へ、川の流れのごとく流します。企画ものは、毎回決まったところにあると、読者は安心します。また、視覚的バランスも大切です。レイアウトの禁じ手が6つ程あります。ハラキリ、両流れ、見出しの直列や並列等といったものですが、これは機関紙講習会等で手ほどきを受けることが必要です。
★興味を引く記事
 新しいこと、読者に近いこと、有名人や知名人、進展生があるもの、変わったことなどが読者にとって興味の引く記事です。あなたの身の回りを探してみましょう。次にどういう順序で書くか ということですが、作文のように時間の流れに沿って書くのではなく、大事なことを先に書く逆三角形の記事にしましょう。いい記事は読みやすいもの。声を出して読んでみましょう。詰まるようでは、再考が必要です。
★カット集や器材を上手に使う
 ビジュアルな紙面作りにはカットが必須です。しかし、カットも記事のうち。穴埋めでは使えば、読者はそれを見抜いてしまいますから注意して使いましょう。また、ひと味違う紙面づくりには、手作り機関紙編集者のために作られた専用の用紙「版下用紙」が不可欠です。専用のペンやスクリーントーンもあれば、さらに楽しい紙面ができます。
★編集者の虎の巻
 機関誌づくりの編集者の苦労を軽減してくれる用品があります。機関紙がフルコースの料理とするならば、前菜やスープ、デザートといったものを、出来合いのものを使うという方法です。これさえあれば、苦労は半減し、かつ、機関紙の内容もぐんとよくなります。機関紙広報研究会発行の「エディター」がそれです。お求め希望の方には手作り機関紙研究会が斡旋いたします。
★講習会講師を派遣
 機関紙づくりのノウハウは「手作り機関紙講習会」で身につけることが早道です。編集の苦労を半減してくれる便利な用品を紹介してもらえるだけでなく、編集仲間をつくることができるというのも大きなメリットです。手作り機関紙研究会では、新しくPTA新聞等の編集担当者になられたみなさんのお手伝いをします。講習会講師の派遣及び「エディター」の購入等のご相談は、E-Mail uw8y-kym@asahi-net.or.jpへお気軽にどうぞ。

目次にもどる目次へ