2014.7
福祉機器が拓く未来

  1. 論文はなく、インタビューとレポートなどで構成されている。月刊福祉では珍しい福祉用具の特集。けっこう取材などをしてよくまとまっている。
  2. この手の話になると、ロボット工学やカメラやセンサーなど多彩な理学系の研究が関わるが、研究と開発が一体化されたものである。
  3. また障害者や高齢者だけではなく、介護する人の腰痛対策のために福祉用具の活用などがコーディネートされる場合がある。またどのような動作夜会助別のリスクなどのモニタリングなども必要になっている。これなども福祉用具を適切に使うために必要なことである。また適切な福祉機器の使い方を啓蒙することも大事である。スライデイングボードやリフトの実例もあり。
  4. また癒しとしてのロボットのペットとメンタルコミットメントについても面白いレポート。アニマルセラピーとして実際のペットを飼うとなんだかんだ言って1千万の費用がかかる。その意味で人形:ロボットでも十分に効果があったなどインタビュー形式で述べられている。案外、情動的にも訴えるものがあるらしい。後はそのロボットペットを介護者がどう使うかということである。上手く使うと例えば帰宅願望の強い認知症の方にも効果があるとのこと。
  5. パワーアシストや災害用ロボットなども開発が進んでいるとのこと。パワーアシストは、介護者や障害者に装着して歩きやすくしたり、持つ時に楽にできるようなものが秘匿一般化されているが、ベッドや車椅子などにも使われていた。
2014.11.4

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