コ バ ン ソ ウ (小判草)


イネ科。ヨーロッパ原産。花期は5〜7月。 明治の頃に観賞用として輸入されたもので、庭や玄関先の植木鉢に植えられているをよく見かける。逸出植物の一つで、空き地や公園の隅、ときには道路端などでも野生化したものが穂を垂れているのを見ることがある。

「小判草」の名は垂れ下がった穂の姿形を小判に見立て付けられたものである。写真を見ての通り、確かに形や模様は小判によく似ていて、命名の趣旨は十分に納得できる。だが、色のほうが今一つ。夏の頃は淡緑色で、秋になると枯れて黄色にはなるのだが、残念ながら黄金色と言い難い。もう少し鮮やかな黄色だと文字通り小判のなる草なのだが・・・。