ド ク ダ ミ 


 ドクダミ科。本州、四国、九州、沖縄に分布。花期は5〜7月。 独特のにおいがある。薬草としてよく知られ、葉や茎を煎じて飲むと高血圧や動脈硬化に効く。花びらのように見える白い部分は、実は総ほう片で花びらではなく、中央の淡緑色の部分が花である。

 ドクダミの名前は、解毒や痛み止めに効果があるという意味の「毒痛み」が転訛したものとか、あるいは解毒(毒を矯める)という意味の「毒矯め」が転訛したものとか言われている。また十薬(ジュウヤク)の別名があり、馬の病気を十種類も治せるところから付けられたものだとか。いずれも薬効に因んで付けられた名前である。その薬効についてだが、あの独特のにおいの成分には白セン菌を抑える作用があって、生の葉をよくもんで患部に貼りつけるか、またはしぼり汁を塗布すると水虫に効く。でもにおいがねえ・・・