2006年05月05日 更新

 西洋風あんパンです

現在フランスやアメリカなどの西洋で、ダイエット食品として「あんこ」が話題になっています。海外から来た食べ物で日本人が取り込み発展させた料理は、カレー、豚カツ、天ぷらなどいろいろありますが、その中で団子に使うあんこをパンに入れて焼くことを発明した明治時代のキムラ屋パンやの創業者のアイデアはすばらしい物です。
パン生地がうまく出来るようになれば、2次発酵する前にいろいろな物を入れるとレパートリーを増やすことが出来ます。今回ブドウパン用の生地を流用してあんパンを作りました。一次発酵までの作り方は同じです。


 材料  5人前  一人前 257Kcalです
小麦の強力粉 100g 薄力粉 100g オリーブオイル 30g 砂糖 50g 塩 5g ドライ・イースト菌 6g (小さじ2杯) ぬるま湯(35〜38℃)50ml ミルク100ml あんこ(市販のこしあん) 50g

1.イースト菌を発酵させる。
コップにぬるま湯50mlいれて砂糖を10g加え ドライイーストを加えて 30分ほどおきます。ぷくぷくと小さな泡がでてくればイースト菌の発酵が進んだ証拠です。もしこの段階で泡がでてこない場合は、イースト菌を新たに購入するなどしてください。

2.パン生地をこねる
1)ボールに小麦の強力粉をふるいにかけていれて溶かしオリーブオイル大さじ1杯 砂糖、塩、ドライイーストを発酵させた液を加えて木ベラで混ぜます。
2)ミルクを少しずつ加え混ぜながら錬り込んでいきます。
3)ボールにまつわり付かなくなったら、手に取り半分に折りたたみ、重ねてつぶして半分に折りたたみたたくようにして5分ほど続けます。
  生地の表面がなめらかになり、しっとりとしてきたら完成です。

イースト菌の発酵状態 このように泡がでてくれば問題有りません 電気炊飯器を使った一次発酵の様子

3.一次発酵
1)もう一度ボールに戻して表面が乾かないように、綺麗な布巾をぬらして良く水を切りボールにかぶせます。
2)電子レンジの発酵モードで60分発酵させます。
  電子レンジの発酵モードが無い場合は、炊飯器の釜にお湯(35〜38℃ほど)をはり、生地を入れたボールを浮かべてください。
3)生地が約2倍くらいに膨らんだら一次発酵完了です。

4.二次発酵
1)一次発酵した生地を取り出し、つぶします。(ガス抜き)
2)コッペパンの様に長目に延ばして5つに分割して丸めて平らに延ばします。
3)広げたパン生地の中央にあんこを乗せて、延ばしながらパン生地であんこを包みます。
4)形を整えて、包み込んだ合わせ口側を下にして丸く形を整えてください。
5)クッキングシートを敷き、膨らむことを考慮して隙間をあけて均等になるように並べます。
6)綺麗な布巾をぬらして良く水を切り上にかけて、電子レンジの発酵モードで60分発酵させます。
7)生地が膨らみ2倍ほどに膨れたら、表面にオリーブオイルを塗り準備完了です。

二次発酵後の状態


5.焼き
1)オーブンを200℃に設定して余熱しておきます。
2)余熱が終わったら、二次発酵させたパン生地を入れて15〜20分ほど焼きます。表面がきつね色に焼き上がったら完成です。
3)焼き上がったパンを取り出し、表面にオリーブオイルを塗り乾燥を防ぎ、型に入れたままさまします。
4)充分さめたら型から抜き出して完成です。


西洋風あんパンです。


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