勇者ゆたえると七人の侍(誤)
●第21話●
マーニャ・アタック!!


 いよいよ冒険日記も佳境に入ってまいりました。皆様いかがお過ごしですかな(丁寧なんだか横柄なんだかよく分からない挨拶)。今回から新たな章に突入します。今度はどんな内容になるのか、まずはお手並み拝見。


第四章 モンバーバラの姉妹
またの名を「ゴングロ姉妹のコギャル日記」

 ってゆーか、あたしマーニャ。踊り子。彼氏募集中、よろしく、みたいな。

 妹のミネアは占い師で、これがまた妹のくせにしっかりしてるんだなあ、とか言って。

 あたしとミネアにはお父さんがいたんだけど、ってゆーか誰にでもお父さんはいるぞって感じなんだけど、お父さんは錬金術やってて。錬金術? はぁ? みたいな気もしないこともないんだけど、コーミズ村周辺ではけっこう有名で。

 だけどそのお父さんが、バルザックっていう超ウザイ弟子に殺されちゃって、うちらは敵討ちをするために旅を始めたわけ。まあいまどき敵討ち? はぁ? みたいな感じかもしれないけど。

 とりあえずコーミズ村を出て、にぎやかなモンバーバラの劇場であたしは踊ってる。ミネアは占いで日銭を稼いでる。ってゆーか「日銭」なんて言葉、いまどき使わないよね。日銭? はぁ? みたいな。

 劇場にはエロい男たちがじゃんじゃん来る。もしかしたらバルザックがのこのこお出ましになるかもしれないし、本人が来なくても、バルザックのことを知ってる人が来るかもしれない。だから踊ってるんだ。それに、あたし踊り子だしね。ぬはは。

 だけどバルザックについての有力な情報がなかなか入って来ない。北にあるキングレオのお城で革命があって王様が殺されたとか、新しい王様は錬金術と称しておそろしい実験をしているとか、うちらにはあまり関係のない話はたくさん聞けたんだけど。このままじっとしてても何も始まらないので、うちらはモンバーバラを出ることにしたのだぴよ〜ん(普通の説明が続いたので無理に語尾を変化させてみた)。

 コーミズの村はさすがジモティだけあって、宿屋にはロハ(こんなこと言うのは40〜50歳以上だけ)で泊めてもらえるんだ。あたしとミネアはかよわい乙女だから(ぐふふ)、村の周りで身体を鍛えて、レベル上げとお金儲けをしてたってわけ。

 どうしてもっと早くこういう情報を聞いていないのか意味不明なんだけど、お父さんは結局、錬金術で金を作ることはできなかったんだって。だけどその代わりに進化の秘法とかいうデラすんごい発見をしたっていうからビックリ。でも進化の秘法? はぁ? みたいな。

 関係ないけど、あたしもミネアも日焼けにはかなり気合い入ってるわけ。みんなは知らないと思うけど、この日焼けにはランクがあって。そんじょそこらのガングロと一緒にしないでくれ、っつーか。よろしく、みたいな。


活用形

 じゃ、これで。次はミネアの出番ってことで、乞うご期待とか言って。


 冒険日記ってこんなんで良かったんでしょうか。自分で書いてても、とっても不安です(笑)。

 ということで次回もみんなで一緒に冒険しましょう。

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