勇者ゆたんぽの冒険(第61話)

　最近荒れ気味の、毎度おなじみ平成ぽんぽこパーティー(池田恵子さん命名)は、今日も今日とて冒険を続けるのであった。

　と、こんな感じ。で、各人の装備は、というと....

ゆたんぽ●隼の剣●光の鎧●勇者の盾●グレートヘルム●星降る腕輪
ほしの●グリンガムの鞭●闇の衣●風神の盾●とんがり帽子●疾風のバンダナ
いやーん●誘惑の剣●神秘のビキニ●魔法の盾●とんがり帽子●銀のロザリオ
ぷりぷり●ドラゴンテイル●魔法のビキニ●魔法の盾●とんがり帽子●ガーターベルト

　何だ。なかなか強そうじゃねえか。今日もいっちょ、こてんぱんにやられに行くか(T_T)。

　幾度となく足を踏み入れたゾーマの城へ赴く一行。もう目をつぶっていても最下層まで行けるってもんだ。回転する床だって指が完全に覚えてしまっているし。人間、こうなったらおしまいである。

　キングヒドラ撃破。

　バラモスブロス、遊び人3人の命と引き換えに撃破。

　ここでゆたんぽはやいばのよろいに着替え、最後の難関に立ち向かった。そして....

　バラモスゾンビをついに撃破!!　よっしゃーっ

　ついにゾーマと対決する時が来た!!

　ここで、すでに5枚近く集まった世界樹の葉を使って遊び人たちを生き返らせるのが本筋なのだろうが、ゆたんぽは躊躇した。今まで散々苦しめられて来た遊び人たちを生き返らせて、何か意味があるの?　戦いが有利になるというの?

　でも....ゆたんぽは考え直した。今まで艱難辛苦を乗り越えて一緒に冒険を続けて来た仲間たちを棺桶に入れたまま、自分1人だけでゾーマと戦うのはちょっと違うんじゃないの?　そうよ。みんな、あたしの大切な仲間ですもの。

　ゆたんぽは1人でゾーマに戦いを挑んだ(編集長、大爆笑)。そして....

ゾーマをやっつけちゃった

ゾーマ「ゆたんぽよ……。
　　よくぞ　わしを　倒した。
ゾーマ「だが　光あるかぎり
　　闇も　また　ある……。
ゾーマ「わしには　見えるのだ。
　　ふたたび　何者かが
　　闇から　現れよう……。
ゾーマ「だが　そのときは　お前は
　　年老いて　生きては　いまい。
　　わははは………っ。　ぐふっ！

　地響きと共にゾーマの城が崩れ始めた。炎が辺りを埋め尽くし、床が陥没して行く。大きな棺桶3つを引きずりながら脱出を試みたゆたんぽだったが、崩れ落ちる床と共に地の底へ飲み込まれてしまった....。