重い棺桶をひきずって、ゆたんぽはやっとの思いで地表へ出ることが出来た。その時
空の上のほうで なにかが「勇者ゆたかの冒険」同様、意味も無くアレフガルド中の町/村をルーラで飛びまくり、みんなの称賛の声にトロけそうになるゆたんぽ。ああ、もっとあたしを誉めて。
閉じたような 音がした……。なんと ほしのが 生き返った!
なんと いやーんが 生き返った!
なんと ぷりぷりが 生き返った!
またこのパターンかよ
ラダトームの城へ戻ると、早くも王様のいる部屋で宴の準備が進んでいるという。例によって早いな。
城の兵士1人1人に声をかける勇者一行。最高に偉そうな瞬間だ。今となっては効き目が全く無いバリアーの向こうにいる兵士にも声をかけてやることにした。
「そ それは まさしく 王者の剣!
大魔王に こなごなに されたはずを
ど どうして あなたが?
「と思いましたが よく見ると
はやぶさのけんでは……。
よくもまあ そんなもので魔王を…。
そして、ついに一行は王様の待つ部屋へ。
「ドラゴンクエスト」のテーマが鳴り響く中、世界を救った勇者をたたえる宴はいつまでも続くのであった....。(まだ引っ張るか)