勇者ゆたんぽの冒険
●第26話●


 バラモスはおろかやまたのおろちにさえもまだまだ遠い、ドロンズよりも話の進まないパーティー一行は、未だにレベルアップに励む毎日。早く話を進めたいんだけれど、話を進めるためにはレベルを上げなきゃならないという葛藤を胸に(本当はそんなに深くは考えていない)ゆたんぽは今日もがんばるの。

 昨日までサマンオサ周辺で無用な殺生を繰り返していたんだけど、ここに来て今のレベルではサマンオサの敵がキツイということに(今更のように)気がついた一行は、スーの村へ移動することにした。ここは海沿いということもあり、陸地にマーマンが乗り上げて来たり、海上にゾンビが現れたりと、生態系がちょっと変。

 それにしても、こんなんじゃ埒があかない。ここで勇者は、パーティー全員のレベルアップをあきらめ、ランシールの神殿にある試練の洞窟で己の肉体を鍛え上げることにする。

 この間の冒険で取り忘れていただいちのよろいを見付けたりして、ちょっとラッキー。レベルも1つ上がって、ちょっとハッピー。

 よし、このペースで行けば全員のレベルを上げられる。神殿に戻ったゆたんぽはパーティーの並び順を変更し、遊び人ほしのを1人で洞窟へ送り込むことにした。

ほしの「うーん うーん……
  うっ! か からだが うごかない……。
ほしのは かなしばりに あったようだ!
ほしのは しびれて うごけなくなった!
ぜんめつした!
  ええーっ


 とりあえずすごろく券が20枚ほどたまったので、第3のすごろく場でアイテム収集&ゆたんぽのレベルアップを目指すことにする。

 パーティードレスマジカルスカートちいさなメダルすばやさのたねドラゴンテイルを手に入れた上に、1回でゴールしてしまった。

 おれだって、やるときゃやるんだ。(何度も言うようですが、勇者ゆたんぽは女の子です)

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