勇者ゆたすけの冒険
●第19章●
「正しい武器の使い方」


 前回妄想の中で空へ駆け上がってしまった変態勇者(笑)の、いつ終わるとも知れない冒険譚はまだまだ続くのでありました。


 回り道が多かったせいか、ドラクエ史上最も頼りない勇者2人組は意外と金持ちだったりする。さっそく2人は武器屋へ立ち寄りりんご君用に鉄のヤリを購入した。

「これさえあれば、弱いモンスターなんかつんつんしちゃうよね」

 つ.... つんつん? 何だか知らないけど、りんご君の言うことは何て可愛いんだろう。ぼくも君につんつんしてほしいな....。

 またまたゆたすけの変な妄想が始まってしまった。妄想の描写を続けると、この冒険日記の品位が著しく下がってしまうので、今回はここで止めておこう(じゃあこんなイラスト描くなよ)。

ゆたすけ君、あんなところに犬がいるよ」

 りんご君が指差す先に、1頭の子犬がいた。

「ほら、おいでおいで」

 犬はまっしぐらにりんご君の足元へ駈けて来ると、嬉しそうに彼の周りをぐるぐるを走り回った。りんご君は可愛いだけじゃなくて、小動物を愛する優しい心の持ち主なんだなあ。こんな王子、放っておけないよな(どういう意味だ)。

 子犬はよっぽどりんご君が気に入ったらしく、いつまでも2人の後を連いて来る。りんご君は子犬を抱き上げると、天使のような笑顔でゆたすけに言った。

「この犬、食べたら美味しいかな?」
....」
「やだなあ、冗談だよ」


 「だから冒険はどうなったんだーっ」という読者の叫びは編集長の耳には届いていないご様子(笑)。この冒険日記、本当に終わるのかなあ....(^^;)。

 ということで、は本当に世界を救えるのか!? 次回をお楽しみに....。

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