回り道が多かったせいか、ドラクエ史上最も頼りない勇者2人組は意外と金持ちだったりする。さっそく2人は武器屋へ立ち寄りりんご君用に鉄のヤリを購入した。
「これさえあれば、弱いモンスターなんかつんつんしちゃうよね」
つ.... つんつん? 何だか知らないけど、りんご君の言うことは何て可愛いんだろう。ぼくも君につんつんしてほしいな....。
またまたゆたすけの変な妄想が始まってしまった。妄想の描写を続けると、この冒険日記の品位が著しく下がってしまうので、今回はここで止めておこう(じゃあこんなイラスト描くなよ)。
「ゆたすけ君、あんなところに犬がいるよ」
りんご君が指差す先に、1頭の子犬がいた。
「ほら、おいでおいで」
犬はまっしぐらにりんご君の足元へ駈けて来ると、嬉しそうに彼の周りをぐるぐるを走り回った。りんご君は可愛いだけじゃなくて、小動物を愛する優しい心の持ち主なんだなあ。こんな王子、放っておけないよな(どういう意味だ)。
子犬はよっぽどりんご君が気に入ったらしく、いつまでも2人の後を連いて来る。りんご君は子犬を抱き上げると、天使のような笑顔でゆたすけに言った。
「この犬、食べたら美味しいかな?」
「え....」
「やだなあ、冗談だよ」
「だから冒険はどうなったんだーっ」という読者の叫びは編集長の耳には届いていないご様子(笑)。この冒険日記、本当に終わるのかなあ....(^^;)。
ということで、愛は本当に世界を救えるのか!? 次回をお楽しみに....。