鎖帷子(くさりかたびら)を装備しレベルも上がったゆたすけは、まるで早くも天下を取ったような顔で一路勇者の泉を目指すのであった。
勇者の泉へいったんサマルトリアの城へ戻り鎖鎌(くさりがま)をゲット。これでりんごとは比べ物にならないほど強くなっているに違いない。そういえば、何となく背が伸びたような気がする。やっぱりムーンブルクの王女よりは背が高くないと、もしもの時に恥ずかしいもんな。
よくぞ まいられた!
そなたの 身体を この水で
清め 偉大なるロトの
みちびきを 願ってしんぜよう。
ロトの守りよ
勇者と ともに あらん!ところで もしや
サマルトリアの 王子を
おさがしか?
じいさん、話が長いよ
ひとあしちがいであったな。
王子は ロトの血を引く仲間を
もとめて……。
今頃は ローレシアの城に
向かっているはずじゃ。
それを早く言えっての
何となく、本当に何となくなんだけど、サマルトリアの王子がいるような気がするリリザの町を通り過ぎ、ゆたすけはローレシアの城へ。
さきほど サマルトリアの王子がもう、絶対ここにいる違いないという確信に近い思いを胸に、ゆたすけはリリザの町を通り過ぎ(笑)再びサマルトリアの城へ。
ゆたすけを たずねて来たぞ。
しかし そなたが
サマルトリアへ行ったと 知って
また もどっていったようじゃ。
そりゃいつの話なんだよー
まだ りんご王子とくそー。素直にリリザの町に行っておけば良かったー。
会えぬのか?
ここには もどっていないぞよ
"ぞよ"って何? "ぞえ"じゃないの?(それは鈴木蘭々)
大方の予想通り、今日はここまでです(笑)。次回、全読者が待ちわびたりんご君がいよいよ登場します!!
ということで、愛は本当に世界を救えるのか!? 次回をお楽しみに....。