鳳来湖の岩場を愛するクライマーの会

2002年12月1日作成


《第5回 鳳来の岩場周辺清掃登山》
2002年11月3日(日)実施


▲小滝橋下でのゴミ集め作業
 
クライマーによる鳳来湖周辺での清掃・ゴミ拾いの集まりは、今年で3年目になります。
昨年、一昨年は、春と秋の年2回行いました。2年間の活動を経て、岩場や周辺の山林などの汚れが比較的少ないこと、また、クライミングをめぐって特に大きな問題点も発生していないことから、今年は年1回の実施とさせていただきました。


乳岩口
午前9時からの集会に先立って、大岩あき子さん(当会メンバー)、若月和美さん(横浜市)のお二人が、乳岩口駐車スペースに立って、岩場ヘ向かうクライマーたちに清掃への協力を呼びかけてくださいました。
午前6時半、二人が乳岩口に着いたときには、もう来ているクライマーがいたとのこと。7時にははやばやと駐車スペースがいっぱいになってしまいました。ほとんどはクライマーの車でした。
乳岩口に止められる台数はせいぜい19台程度で、満杯になったら、小滝橋下(徒歩20分強)に停めていただくようにお願いしています。今では大多数のクライマーが現地の駐車事情を理解していて、自主的に小滝橋に移動したり、仲間でピストン輸送するなど協力してくださいます。
ハイカーのかたにも事情をお話ししましたが、こちらから強制することはできず、何人かのかたはその場に車を置いて行きました。小滝橋下に移動していただいたハイカー(車4台計8人)は、大岩さんがたでピストン輸送してあげたそうです。
肝心の清掃のほうは、岩場へ向かうクライマー、明神山方面へ向かうハイカーの皆さんにゴミ袋を手渡して、ご協力をお願いしました。8時半ごろまでに袋を受け取ってくださったかたは、クライマー、ハイカー合わせて70〜80人にのぼったと思われます。
乳岩口から入るクライマーのほとんどは、鬼岩かガンコ岩を登るのが目的です。この方面では、岩場周辺はもとより、登山道にもゴミは少なかったということです。
 

▲特別参加のロン君親子です
 
▲駐車スペース周辺にはいつもゴミが多い
 

小滝橋下
午前9時より、宇連ダム手前の小滝橋下駐車スペースにて、清掃・ゴミ拾いの集まりをもちました。
集まったクライマーは約70名。愛知・静岡両県はもちろん、首都圏や近畿からも多数のクライマーが集まりました。一般のクライマーに混じって、プロガイドやインストラクターをなさっている著名人のかたも見られます。
ゴミの仕分けや、粗大ゴミ、不法投棄ゴミなどについて、係の者が注意点を説明したあと、ゴミ袋と金バサミを持って、さっそく駐車スペース周辺からゴミ拾いを開始しました。小滝橋周辺はポイ捨てのゴミが多いポイントで、どんどんゴミが集まってきます。
しばらくして、クライマーは目的の岩場ヘ、三々五々散っていきました。
私が向かったパラダイス方面も、山道、岩場とも、ほとんどゴミはありませんでした。今年は渇水で鳳来湖の水が干上がっていたため、釣り人があまり入っていないのでしょう。昨年までは多かった湖岸の空き缶、弁当のカラ、トイレ跡のペーパーなどが、ほとんど見つかりませんでした。
さわやかに晴れ渡った秋空のもと、地区のかたがたも、親子で繰り出しておられました。
夕方、ふたたび小滝橋下に関係者が集まって、ゴミ点検、仕分け整理を行いました。遅くまで岩を登ってきたクライマーが、薄暗くなってからもつぎつぎとやって来ては、ゴミ袋を置いていってくださいました。ほとんどのかたが「ゴミはほとんどなかったよ」と言っていました。
集まったゴミの量は、昨年秋の清掃時に比べ、7割ほどに減りました。
集会に出た人と乳岩口からの直接入山組とを含めると、参加者数は約150人(推定数を含む)と、昨年の約5倍にのぼりました。その反面、集まったゴミは少ないという、喜ばしい結果に終わりました。


清掃報告(2)へ

INDEX

HOME