鳳来の岩場を愛するクライマーの会

2009年3月8日作成


《11回・8年目を迎えた鳳来の岩場清掃実施》
『Rock&Snow』No.42(2008年12月)掲載記事


11月2日朝の清掃集会で
 

11月2日、鳳来で毎年恒例の岩場清掃が実施されました。
朝の集会は、例年よりも30分早く、8時30分から始まりました。「鳳来の岩場を愛するクライマーの会」(以下「愛する会」)代表・田中周兵、副代表・南裏保恵が、清掃の主旨、ゴミ分別の仕方などを説明し、地元である鳳来・川合区長の山本さん、新城市教育委員会スポーツ課の小倉さんから、クライマーの清掃に対する感謝と激励の言葉をいただきました。

このほか、今年はクライマーへの重要なお知らせ事項があり、岩場へギアや荷物を残置しない「残置禁止」のルールを、事故防止の観点から一部緩和したい旨が伝えられました(別項、第2ページを参照)。本来ならインターネットなどで事前に周知を図るべきでしたが、準備がギリギリになってしまい、清掃集会で初めて公表することになってしまいました。一部の人からは「クライマーへの説明が不十分」など不満の声も聞かれました。

集会は30分ほどで終わり、クライマーはゴミ拾いをしながら個々の目的地に向かいました。夕方、各クライマーが集会会場に持ってきたゴミを、「愛する会」メンバーが分別を確認して、とりまとめ作業を行ないました。今年のゴミは少なく、可燃ゴミ・埋立てゴミ合わせて25袋。このほか、テレビ、タイヤなどの粗大ゴミ、不法投棄ゴミも集まりました。これらのゴミは、休み明けに新城市が回収・処分してくださいました。集会への参加者は目測で約60人、岩場へ直行してゴミ拾いをした人が約30人と推定されました。

この日は地元の清掃日でもあり、毎年、川合区との共催の形でクライマーの清掃が行なわれています。年1回ではありますが、8年間欠かさずに、多数のクライマーが集まって行なわれてきたことは、地元の皆さんもしっかり見てくださっているでしょう。また、事故を起こさない努力をしていくことが、地元の信頼を得るために非常に重要だということを、あらためて確認しておく必要があると思われます。

川合区はじめ、後援をいただいた新城市教育委員会、愛知県山岳連盟、そして毎年参加してくださる多くのクライマーのみなさんに感謝しています。

(記=当サイト管理人)
 

 
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