鳳来湖の岩場を愛するクライマーの会

2003年11月20日作成


第4回 鳳来会議の議事録 (概要)

【議題】






1.これまでの活動の経過と今後の問題
2.美化活動(ルート整備)
3.マスコミ(ルートの発表等)
4.地元への対応
5.クライマーへの対応
6.会計
7.人事

 

これまでの活動の経過と今後の問題

南裏(健)「鳳来でアクセスに関する問題が起きた当初の活発であった活動が、現在停滞気味である。また、岡崎市への交渉も活動当初から滞ったままで、現在も行われていない。このような状況でクライマーに対して『自粛』を呼びかけ続けるのは会としてどうであろうか?」という問題が提起された。
これに対し、
◆活動の停滞については、
小粥「メンバーの転勤、家庭の事情等で活動に参加出来るメンバーが減った」
◆岡崎市との交渉に対して、
大岩「立ち入り禁止の規制について、本当に登りたいクライマーは個人でも交渉には行ける」「他地方の岩場では、登攀区域を残したまま登攀を続けているエリアもある。クローズド・エリアを受け入れるというのも一つの手段」等の意見が出された。
★結論
・これまでの活動を通してクライマーのマナーも向上しており、地元からの理解も深まってきている。今後も清掃等の活動を続けていくとともに、岡崎市への交渉を再開する。岡崎市への交渉は南裏が中心となって行う。
・「〜愛する会」としてはこの交渉をサポートするべく、これまでの成果等をまとめ、交渉する際の資料とする。
・交渉の期限は来年の秋の清掃山行までとし、何らかの成果が出なければその際に改めて活動の見直しを行う。

 

美化活動(ルート整備)

現在滞っている美化活動について、有償ボランティアの採用、JFAへの委託も含めて考えてはどうか? という問題が提起された。
★結論
・活動当初のようなハイペースでの整備活動は不可能であり、危険性の高いルートから随時整備を行う。整備が必要なルートを列挙し、そこから整備を行っていく。
・美化委員であったメンバーが継続的に整備を行っていくのが困難な状況であるため、有償ボランティアの採用を検討する。
・有償ボランティアの採用に際して、すでに実績があるJFAの例を参考に、報償の条件等の原案を作成し検討する。

 

マスコミ(ルートの発表等)

小山田大氏のボルダーの課題がロック&スノー誌に掲載された。この掲載に際して若林、鈴木(邦)等に掲載に関する確認があったが、愛する会に対して、公式にはアプローチはなかった。南裏の要請で小さく注意事項は誌面に掲載されたが、クライマーに注意を促すにはほど遠い内容であった。
今後もあるであろうマスコミへの露出について、なんらかの会としての統一見解を持つ必要があるのではないか? という問題が提起された。
これに対し、
木織「雑誌発表によって、クライマーが増加し問題が発生する可能性があるというネガティブな面だけをとらえるのでなく、クライマーへアナウンスするよい機会であるととらえてマスコミを利用していくのも一つの手段である。これは、他の活動についても同様である」
奈木「問題発生以降、新しく開拓を行うことが困難な状況になりつつあるなかで、開拓を自粛しているクライマーも多い。小山田氏のボルダリングの課題が今回発表されたが、今後ルートあるいは課題を発表していくことに問題はないのか?」等の意見が出された。
★結論
・会としての統一見解(マニフェスト?)を作成しマスコミ各社に送付し、「〜愛する会」としてスタンスを明確にする。
・マスコミに露出の多い、小山田氏等のクライマーにも活動への参加(または協力)をお願いする。

 
地元への対応

・トイレの問題(高橋担当):地元の動向をみて今後の対応を検討していくが、積極的なアプローチは行わない。
・清掃山行の継続:清掃山行等の活動を通じて、地元住民のクライマーに対する理解度は深まってきており、今後も継続して清掃活動を行っていく。
 
クライマーへの対応

・一部ヌンチャク、ギアの残置が行われてきているが、あくまでも鳳来はヌンチャク、ギアの残置は行わないことを原則とする。
・山岳における救命講習を実施する。南裏氏を講師に招き、山岳救命講習を行う(来年、春ごろを予定)。必要であれば静岡の鴨下氏に救急救命講習をお願いすることも可能である。
・クライマーの増加に伴い、安全な登攀、ギアの回収ができていないクライマーも増加している。これに対しては随時注意を促していく。
 
その他

(1) 会計
代表と会計管理を兼任していた若林から、池田へ会計業務の引き継ぎが行われた。後日、池田から会計報告を行う。(現在の予算残高24万円程度)
(2) 人事
メンバーの個人事情の変化に伴い、愛知県で活動に参加できるメンバーが減少してきている。愛知県在住者のクライマーの増員が必要ではないか? という問題が提起された。
★結論
・愛知県のメンバーを増員する。この他地域でも参加を呼びかける。
 
** 以上終わり **

議事録(1)へ

INDEX

HOME