この企画は、ワカサギ釣りの延長線上に持ち上がった。
この年の2月に行ったワカサギ釣りがボウズ(1匹も釣れないこと)に終わり非常に悔しかったからである。
そこで、牛久沼の近くに居を構える鈴木副長にお世話になって牛久沼でのルアーフィッシングに挑むことになった。参加者はワカサギ釣りで惨敗した者全員とさらにスカウト2名、リーダー2名、熊野団委員とその友人のデンマーク人の夫妻で、総勢14名になった。そして、土日ということで参加者が朝、昼、夜出発と分かれてしまった。
また、鈴木副長夫人がペミカン(簡易保存食料)作りに精通していることを聞き、ペミカンの講習会も行うことにした。
21日は、参加者が限られている事もあったので、練習も兼ねて陸から釣りをしたがアタリ(魚がにさわること)もなく、しかも途中から降ってきた雨により、大木副長が風邪でダウンしてしまった。そして、ペミカン講習。この日の夕食のための物と、22日の朝食のための物を作った。この日の夕食は、バターと牛肉で作ったペミカンを使用したハッシュドビーフだった。ご飯で失敗(パワーライス)さえしなければいい出来だった。〔パワーライス=ご飯に強力な粘りがある物(作り方はヒ・ミ・ツ)〕
夜、全員揃い、鈴木副長からルアーについての説明の後、就寝。
22日の朝食は、前日に作った豚肉とラードのペミカンを使った豚汁とその他(その他は何なんだ!)を食べた後、釣りへ。
釣る前に気合い一発の記念写真(写真)。さて、釣りの結果というと全員で(総勢14名)4尾であった。寂しい結果である。ちなみに釣ったのは、スカウトで遠山(2)、柏木(1)、リーダーで大垣副長(1)である。鈴木副長家は全滅、また、某校の釣り研究部部長の実行委員長も丸坊主であった。
これで終わらないのがシニアー隊、ということで97年もこりずに釣りをやる、かもしれない、今後の釣れ具合に乞御期待! P. S. 2/1〜2に行ったワカサギ釣りもボウズであった。
実行委員長:神田 聡
今回の野営にて最大の難所は、強烈な雨男の実行委員長がいたせいかもしれないが、2日目の夜、佐渡にとっては数十年に一度有るか無いかと言われる物が僕らを歓迎した。それは台風で、佐渡の上空を通過していった。その日は何事もなく難を逃れた。(写真3)
3日目は、昼過ぎに東海岸の真ん中 鴻ノ瀬灯台で2班が合流する事になっていたが、両津から来た班(A)は、高波に飲まれながら昼過ぎに到着。一方、小木からの班(B)は安全を考え雨が止むまで待ち出発。夕方になってようやく合流。その後は合同で温泉、パーティーをした。
4日目、昨日の台風とは違い大快晴。(写真4・右)午前中は予定を変更して2班で遊び、午後は再び分離して出発した。この日より全体的に疲れがでて自転車のスピードが落ちた。その中でもA班は小木に無事到着。
5日目、姫崎にて野営をしたB班は寝坊をした。しかし、朝焼けをバックに朝食をとり(写真5)予定通り出発した。予定通りにA・B班が両津で合流。そして東京まで帰ってきた。
今回の野営は、期間は長いようで短かったが内容としては台風直撃、自転車移動と今までにない活動でき良い経験と思い出を作ったと思う。
最後に現在(1月21日)日本海のロシアタンカー重油流出事故によって僕らの見た小木の海に重油が漂着してしまった。これは非常に残念に思った。自然環境の上から見ても早期解決を願いたい。
写真のページ
実行委員長:柏木昭紀
昨年シニア隊は、目標の新生シニアのように新たに誕生した Formula Nippon を観戦に行くことにした。
観戦してみて、Formula Nippon のスピード、迫力に圧倒されてしまった。『これは行った者にしか分からない』と皆で言い合ったくらいだ。
レースとしては、X JAPAN Le Mans の服部尚貴(来期はインディーへ)が優勝した。(写真)
これを見ておたくだと思っているあなた、Formula Nippon を甘く見ては行けない!例えば、来期よりラルフシューマッハ( F-1 チャンピオンの弟)がジョーダンより、中野信治がリジェより F-1 に参戦するなどレベルも高く話題は豊富である。また、レースが嫌いだが女は好きというあなた、自動車レースには各チームレースクイーンがいる。これはレースを見るのと同じくらい面白いかもしれない。 実行委員長:柏木昭紀
『千里の道も一歩から』の人々は、巧いことを言ったものだ!
96年11月、吹き荒れる冷たく凍てつく風の中、我々東京渋谷5団シニアー隊の勇者5名は真夜中の東武動物公園に53.5km先の渋谷を目指して集結した。これから一晩で踏破してやろーと言うのだ。挑戦者は現役選手から登山家しまいには芸術家までという少数精鋭のラインナップでよ〜いドン!リーダーや負傷ハヤブサスカウトのサポートのもとずっと走りっぱなしの人から、キョロキョロ周りを見ながら歩を進める人(写真)、凄いのになると睡眠をとりながら歩く人など、プロセスは様々であったが、皆、楽しく、疲労と戦った。日の出を、ゴールで清々しく迎えた人、後ちょっとって所で迎えた人、あとまだ半分!の人など、同じ日の出がこうも情況によって感じ方が違うのか!と皆、ゴール後口をそろえた。ゴールのタイム差は、あったが全員が踏破。辛かったが、ゴール後の笑顔と達成感、それから頑張った事実は、一生僕らの宝物。
『次なる目標にホップ、ステップ、ジャンプ!!』
実行委員長:近藤直義