団報「ビカボシロ」'96夏号

ビーバー・カブ・ボーイ・シニア・ローバー
ボーイスカウト渋谷5団
http://www.asahi-net.or.jp/‾UP2J-KNST/bs.htm
1996.10.06発行
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渋谷5団のホームページ

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新年度にあたって

団委員長 富崎之夫

 また新しい年度になりました。渋谷5団は渋谷カトリック教会のボーイスカウトとして、カトリック精神に基づいたスカウト活動を行っていくと言っていますが、それはどのような活動なのでしょうか。確かにミサに出たり、教会行事に積極的に参加することは大事です。しかしそれだけでしょうか。私たちは、「神と国とに誠を尽くす」と誓いますが、具体的には何をしたら良いのでしょうか。人間は、自分の力だけではなく、いろいろ、いただいたものによって現在があるわけですから、親や周りの人からいただいたものに感謝することから始めるのが良いのではないでしょうか。CBSのミサの中で井原神父様が、「ドイツでは『私は良いスカウトになります』と言うことは『人の下に自分を置きます』という意味だ。」と教えて下さいましたが、各々が謙虚になって、全てのものに感謝する人になり、それをスカウトに伝えていくように皆で努力しましょう。

 今年度は40周年の団ボリーがあります。多数のご家族の参加を得て、楽しい団ボリーにしたいと思いますので皆様のご協力をお願いいたします。


新年度体制


団委員長;冨崎之夫        ( );在海外

ローバー隊;山崎昭彦(隊長);田中康俊、田中隆、黒田一敬、中谷正憲、吉田茂

シニア隊; 松本秀夫(隊長);川越健、大垣博、大木貴幸、木下順二、村上陽一、

       鈴木衡一、柏木信昭、芝輝彦、鈴木隆一、石坂健二、古俣敏司、坪谷聖光、

       宮田太陽、鈴木大介、森政晴、木村達彦、吉村慎太郎、野間春正、

       岡野太郎、藤樫秀夫、森本啓司、金田賢一、木村茂理、

       (萩原拓)(曽田洋一)

ボーイ隊; 吉沢仁(第一隊隊長);佐竹年一(第二隊隊長);鈴木伸典、小谷野洋一、

       鈴木樹、新井大介、佐竹宣彦、杉山雄一、岡村和頼、山本悟、戸張修、

       田中淳、天谷太郎、藤樫茂樹、本尾敏也、井上富雄、小林隆、吉田淳、

       桜井健郎、(小池潔)

カブ隊;  山田幸平(第一隊隊長);梶井克純(第二隊隊長);松本康夫、鈴木敦、

       戸田隆史、柏木直紀、濱田百合子、小谷野達弘、大垣恵美子、谷口泰、

       大原透、大淵成子、新井信夫、冨崎賢、塚田茂、村岡太平、渡辺正臣、

       荻田あずさ、日隈励、駒月邦昭、吉沢周子、馬渕マドナ、浅岡佐知子、

       正田実、宮田弥生、大石誠、深沢康平、桜井伸也、渡辺貴子、沢口希美子、

       篠原くに子、馬渕マリカ、谷口世志子、名倉康子、(山田啓造)

ビーバー隊;森山俊英(隊長);岩下薫、高根敏郎、吉沢千恵子、野村雅代、森重博、

       松本千恵子、米沢英一、花原英子、島村隆一、冨崎悦子、佐竹としみ、

       松岡あんぬ、篠原啓泰、黒田和泉、豊田菜穂子、中島和歌子、川越純子、

       田中久子、(山田由美子)(野口均)(萩原道子)(小池順子)


新年度に寄せて


ビーバー隊 隊長 森山俊英

 この1年の活動は、カトリックボーイスカウトの一員としてどうあるべきか子供達と一緒に考えていきたいと思います。また、発団40周年を迎える年に隊長として活動に従事できることを感謝し、24年間お世話になった恩返しをさせていただければと考えます。


カブ第一隊 隊長 山田幸平

 このたび、カブスカウト隊第1隊隊長という大役を務めることになりました。私も渋谷5団に入団してから二十数年ついにこの時が来たなというのが今の正直な気持ちです。今年は21名の上進者を迎え、50名という人数になり、組数も7組編成にしてのスタートとなりました。50名という人数をどのようにしてまとめていくか、50名の個性をどの様にして引き出してのばしていくかを考えると不安でいっぱいですが、自分のこれまでの経験と知識を生かし、50名全員が立派なスカウトへ成長してくれることを夢見て、がんばっていきたいと思います。どうぞこれからも皆様のあたたかい応援、ご指導よろしくお願いいたします。

カブ第二隊 隊長 梶井克純

 新しい1年がスタートするにあたって、私たちカブ隊は50人のスカウトを抱える大所帯となり、どこの組織でも子供人口の減少を憂える中で、誠に喜ばしい限りです。それ故に、私たち指導者の責任の重さを感じております。新しい体制で9月の上進式からスタートしたわけですが、カブ隊は登録上2隊編成となり第1隊隊長として山田幸平さんが引き受けて下さることとなりました。彼の若い力を期待いたします。また新たに大淵成子さんが指導者として参加していただけることになりました。長年カブ隊副長としてお世話頂いた森重博さんがビーバー隊へ、また無理を押してお願いして昨年太田5団から移籍して頂いていた杉山雄一副長がボーイ隊へそれぞれお移りになるのはカブ隊としては残念ですが、今後もカブ隊のご支援をいただけるという事なので一安心しております。お世話になりありがとうございました。今年度は40周年という記念の年でありカブ隊が大きくなれたことに感謝しながら、指導者は心を一つにしてより多くの思い出をスカウトたちの心の中に焼き付けるために努力いたしたく頑張ってまいります。今年度も宜しくお願い申しあげます。


ボーイ第一隊 隊長 吉沢仁

 今年のボーイ隊は、先日の上進式で誓いをたてた13名のスカウトを迎え、スカウト51名、リーダー17名でスタートしました。
 今年度は、『創意工夫』を一年間のテーマに揚げ、スカウトたちが、班・隊活動において自分たちで考え、楽しみを見つけていくような活動をしていきたいと思っています。
 スカウトより活動内容として『進級』・『野外料理』・『無線免許』・『つり』・『オーストラリア6泊7日』等の希望が出ています。平均年齢33歳の17名のリーダーたちが『創意工夫』し、この希望をかなえて(ちっよ難しいものもありますが)いきたいと思います。
 また、今年度は、40周年という記念の年でもあり、団ボリーがスカウトたち全員の心に残るようなキャンプにしていきたいと考えています。
 私個人としては、40周年という重要な年に、隊長をやらせていただけることに戸惑いやら喜びを感じておりますが、久しぶりに20歳台の隊長なので、この若さを生かし、スウトたちに体当たりで向かっていきたいと思います。
 宜しく御願いいたします。

ボーイ第二隊 隊長 佐竹年一

 本年度BS隊第2隊長に就任することになり身の引き締まる思いでおります。
 長年副長として携わってまいりまして、初めて副長になった時のスカウトが大学生、社会人となり、目のあたりにスカウトの成長を見る事が出来、感無量です。
 今後も吉沢総隊長と、より密にスカウトと一緒に進んでいきたいと思います。
 まず、私たち指導者がスカウト活動を楽しみ、その中でスカウトと一緒に勉強してまいります。父兄、スカウト、指導者、この三者が一つにならないと何事も良い方に行きません。
 どうぞ宜しく御協力下さいますよう御願い申し上げます。


シニア隊 隊長 松本秀夫

 H8年、年度テーマはベンチャー隊に移行するに当たり、新生シニアー隊として、1年間を過ごして参りました。新しく取り入れた事は3カ月〜6カ月に渡る中期プロジェクトの導入でした。それはベンチャー5年を意識した試行的プロジェクトの導入であり、いままでの単発プロジェクトの連発から少し長く考えて行うプロジェクトの導入でした。
 結果的には、中期プロジェクトの場合途中経過からのステップアップと結論、次への課題の導き出しが難しいと実感いたしました。しかし、これも二度三度マスターすれば、手の中に入るのだと確信しております。
 さて、H9年度の年間テーマは40周年団ボリーに向けて「AW40」と定めました。AW(アウ)のAはactive(活動的、敏活な)Wはwild(野性的、自然のまま)40は40周年という意味です。やはりシニアーは、活動的な挑戦を野外に求め進んで行かねばならず、その為に心身ともに健やかに、育って行かねばなりません
 私もシニアー隊隊長6年目として、40周年にて、美しくバトンタッチ出来る様、活動を進めていきたいと考えております。本年もシニアー隊に暖かい御声援の程、宜しくお願い申し上げます。


ローバー隊長 山崎昭彦

 自分自身のリーダー経験を振り返りつつ現在のローバー活動を見るならば、「よくやっている」の一言に尽きます。甘いとお叱りをいただくかもしれませんが、率直にそう思っています。自分自身の学業・仕事をおろそかにせず、各隊へのリーダー奉仕を行い、ない時間をやりくりしながら、ローバースカウトとしての独自の活動を模索する姿は、「最近の若者は…」という枕詞を忘れさせるほど頼もしいものです。
 渋谷5団はこれまで、いつの時代にも「スカウトのために」「スカウトを中心に」活動するリーダーに恵まれていました。そして、そのように活動すること自体が「自分のため」であるというスカウトとして当たり前の理念が、当たり前のように浸透しています。しかしこれは決して容易なことではなく、人の心の中のどこかに、「自分は奉仕をしてやっているのだ」という驕りが出てきてしまうものです。ところが、5団にはそれが感じられません。それは、歴代の各隊隊長を始め諸先輩が、日常の活動を通してローバー諸君に「望ましい奉仕者」の後ろ姿を見せてくださっているからであり、あらためて御礼を申し上げます。
 シニア隊がベンチャー隊へと衣替えする時期が迫り、ローバー隊としても、隊活動の内容や運営の仕方など、真剣に見直す時期に来ています。ローバー憲章や隊費の問題など、新しく考える課題もあります。いずれにしろ、来年の40周年団ボリーをすでに視野に入れているローバー諸君ですから、若い感性と明快な実行力で、新しいローバー隊を作り上げてくれることと信じています。
 教会を大切に考え、5団らしいしっかりした縦のつながりを大切にする限り、彼らローバーには明るい未来が広がっていると思います。至らないところの多い若者たちですが、皆様にはどうぞ「その場で」「直接」「忌憚のない」ご意見をいただければ、なお充実したローバー隊になると確信しています。引き続きご指導くださいますよう、お願い申し上げます。


ローバー隊新主将として

ローバー隊主将 岩下 薫

 ”ひとりひとりから作るローバー”を今年のモットーにしたいと思います。
 ここ数年間残してきた大きな足跡(アメリカキャンプ、震災ボランティアなど)に惑わされず、もう一度基本に戻って今後の基礎を作る一年にしたい。一人一人が意見を出し合って活発な活動をつくる。固定メンバーではなく、女子隊員や新しいメンバーをどんどん活動の中心にひきこんでいく必要があると思います。お客様はいりません。来るものは拒まず(去るものは逃がさず)です。皆さんの周りにヒマそうな大学生、野外活動が好きそうな若人がいたら紹介してください。


今年度シニア隊方針決定

上半期上級班長 近藤 直義

 8月31日に行われた昨年度の反省会を兼ねた隊会議において今年度のテーマは『AW40th』と決まった。このattractiveなテーマの由来は、今年度の目標である「活発に、野性的に40周年」を見れば理解していただけると思う。つまり、今年度の目標の英訳;active & wildの頭文字を採り、シニア隊らしく簡潔に表現してみたのである。また、加えて来年迎える40周年団ボリーが更なるステップとなるようにしたい。その様な意気込みが端的に示されたテーマとなった。
 昨年度はテーマ「新生シニア」の下、数々の改革が成され、活動量も大幅に増えた。今年度は、その様な生まれ変わったシニア隊の自発性を更に生かし、昨年度の反省と併せて発展を糧としたい。
 また、多くのスカウトの要望により加えられたプロジェクトの中には、「味を極めるシリーズ」「搾乳」「ペットボトルロケット計画」などのユニークなものもあった。そして、40周年団ボリーに向けてスカウトがデザインするシニア隊独自のウィンドブレイカーの制作、スカウト作詞作曲の隊歌などが年間プログラムとして推進されている。団ボリーでは、高度な技術を持つシニア隊の一面を披露できると思います
 実行委員長を中心にスカウト自身で企画・計画し実行に移し、反省して次につなげる」という一連のシニアリングのプロセスを大切にし、三人の新入隊員を加えた新生シニア隊で今年度も楽しみつつ経験を重ね遇進していきたいと思います。


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