団報「ビカボベロ」'99冬号

ビーバー カブ ボーイ ベンチャー ローバー

http://www.asahi-net.or.jp/~UP2J-KNST/bs.htm

ボーイスカウト渋谷5団 1999.1.10発行

目次
渋谷5団のホームページ

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 (プライバシー保護の観点から、作者名や本文を一部削除しています)

'99年度新体制:団委員長;河井宏文

 [  ];在海外
  ロ−バ−隊;山崎昭彦(隊長);田中康俊、中谷正憲、田中隆、黒田一敬、吉田茂、小池順子、
  ベンチャー隊;川越健(隊長);松本秀夫、木下順二、鈴木衡一、柏木信昭、大木貴幸、小谷野達弘、
        島村隆一、大垣 博、藤樫秀雄、藤樫茂樹、宮田太陽、深沢康平、鈴木隆一、石坂健二、
        古俣敏司、鈴木大介、吉村愼太郎、坪谷聖光、森 政晴、木村達彦、山本悟 、岡村和頼、
        芝 輝彦、野間春正、岡野太郎、森本啓司、金田賢一、木村茂理、村上陽一、
        [曽田洋一][萩原拓]
  ボ−イ隊 ;佐竹宣彦(第一隊隊長)、杉山雄一(第二隊隊長);鈴木樹、戸張修、桜井健郎、鈴木伸典、
        新井大輔、天谷太郎、山田幸平、小谷野洋一、本尾敏也、田中 淳、小林 隆、井上富雄、
        柏木昭紀、佐藤哲平、山本啓介、飛鋪和俊、遠山和博、小池潔、西垣隆、神田聡、吉田 淳、
  カ ブ 隊;鈴木敦(第一隊隊長)塚田茂(第二隊隊長);冨崎之夫、梶井克純、松本康夫、吉沢 仁、
        正田 実、大原 透、新井信夫、日隈 励、戸田隆史、村岡太平、大垣恵美子、濱田百合子、
        柏木直紀、渡辺正臣、駒月邦昭、浅岡佐知子、吉沢周子、大淵成子、深沢弥生、荻田あずさ、
        馬淵マドナ、馬淵マリカ、谷口世志子、米沢公子、米沢史子、瀬田昌子、松波千映子、
        小熊坂慎二、近藤直義、松波晴彦、青柳友子、桜井伸也、徳植岩男、福田真衣、渡辺貴子、
        滝沢たか子、大石 誠、谷口 泰、名倉康子、沢口希美子、宮村紀子、窪田由紀子、
        篠原くに子、[山田啓造][冨崎賢]
  ビ−バ−隊;森重博(隊長);森山俊英、米澤英一、岩下 薫、高根敏郎、鴻 直人、野村雅代、
        冨崎悦子、松本千恵子、川越純子、田中久子、松岡あんぬ、林 勇二、黒田和泉、佐竹紀美、
        篠原啓泰、吉沢千恵子、[山田由美子][萩原道子][花原英子]

新任隊長挨拶 若輩ものですが・・・

ボーイ隊 佐竹宣彦

 今年度よりボーイ隊隊長を務めさせていただきます佐竹宣彦です。正直言いまして今回の人事には驚いておりますが、決まつた以上はしっかりと隊づくりに励んでいきたいと思っております。幸い、副長陣には恵まれており、若手、中堅、べテランと、それぞれの持ち味をフルに出してくれているのでとても感謝しています。現在、5団のスカウトの人数は大変多く、地区での活動でも過半数を占めている状態ですので、他の団が羨ましく思う様な5団らしい独自の活動をしていきたいと思っております。今のスカウトが、「この時期にボーイ隊で良かった」と思ってくれる様、又、べンチャー隊に上進してもしっかりと活動していける様、スタッフー同、精一杯頑張りますので、どうか暖かい目で見守っていて下さい。まだまだ半人前の未熟な隊長なので、どうかよろしくお願いします。


新主将挨拶 ローバー主将として

ローバー隊主将:田中 淳

 この度1999年度のローバー隊主将を勤めさせて頂くことになった田中淳です。まだローバー隊に所属してから3年ですが、自分なりにローバー隊の活動を展開していきたいと思います。
 ローバー主将を引き受けるにあたり、ローバーという言葉をもう一度自分の中で考えてみた結果、今年一年自分の目標として「やりたいことをやる」という実に簡単な言葉を揚げてみることにしました。この言葉は一読した限りでは、自分勝手で誰でも実現できるような言葉である感があります。しかし、はたしてこの言葉を忠実に実行している人がどれだけいるでしょうか。心の底ではやりたくない仕事もあるかもしれません。しかし、そんな物でもいかにして自分が楽しめるように変えていくか、という所に実は魅力が隠れているのでしょう。さらに自分が本当にやりたいことを見つけ、それに向かって邁進して行く事がいかに難しいかは、私が言うまでもないことです。
 ローバー隊員には学生もいれば社会人もいます。ビーバーからボーイスカウトを始めた人もいればローバーから始めた人もいます。さまざまな色を持った人たちが集まってきているのです。そうした、みんなの「やりたいことをやる」という大きな目標を揚げ、頑張って行きたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

夏のキャンプと報告


      ビーバー 8/7〜9 「滝山城址」 国民宿舎「滝山荘」
      カ  ブ 8/13〜17 山梨県 大久保平グリーンロッジ
      ボー イ 8/1〜8 秋田県 第12回日本ジャンボリー
      シニアー 8/7〜11 秋田県 男鹿半島方面
      ローバー 7/21〜  北海道〜九州1泊2日以上のRS一人旅

ビーバー隊 夏期キャンプ「日々の感想」

 

★ **マサシ            

8月7日 (あめ)          

 やしゅうゲームおしました。ゲームおやったあとに おふろにはいったあとにねました。        まさしより。

8月8日 (はれのちあめ)      

 ハイキングにしゅっぱつしました。ハイキングにかえってきたあと うるさくひるねをせすにあばれました。 まさしより。

★ りさ               

8月7日

 今日いくとちゅうはじめの一ぽでつかれてしまいました。そしてつかれきったので一ぽもあるけないくらいでした。なぜかというと六日までりょこうえいっていたからです。だからいつでもはじめの一ぽでつかれてしまいます。

8月8日 (はれ)          

 今日かえるを川あそびのかえるとちゅうにみつけました。つかまえようとしてもつかまえられなかったのでくやしかったです。しゅくしゃのちかくでくろいとんぼのしんだのとせみの一まいのはねをみつけました。

                   

★ ** りゅうた          

8月7日 (晴れときどき雨)     

 きょう、ぼくは、ハイキングですごくつかれました。だけど、バーベキューがあったからたのしかったです。あと川であそびました。あとスイカかわりもしてたのしかったです。

                   

★ ** ユウ1チロウ        

8月7日 (はれ)          

 きょうはおしろを造りました。やしゅうをしました。おふろへはいりました。

8月8日 (くもりのちはれ)       

 きょうは、すいかをたべました。ハイキングをしましたばったをつかまえました

 

★ **** けん太ろう         

8月7日 (はれ)            

 きょうはびーばたいできゃんぷじょうにつきました。

8月8日 (くもりのちはれ)       

 きょうはあさちょうれいをしてきょうはさいこうーのひでした。よるきゃぷふぁいやーをやりました。

★ **** たかてる

8月8日 (くもり)

 かわであそびました あと ぱぱとままとおねえちゃんとごはんをたべました。

 

★ *** 督

8月8日 (はれ)

 あさ8時にごはんをたべました。ごはんはたまごと、こめと、

★ *** かぶと

8月7日 (はれ)

 きょう、かわあそびをしました。すいかわりもしました。

8月8日 (くもりのちはれ)

 きのうよるのゲームをしました。

 

★ ** 大

8月7日 (はれ)

 今日は、夜に夜しゅうのゲームをしました。あたまが机にぶつかったりして痛かったです。

8月8日 (くもりのちはれ)

 今日は、川に行って遊んだり、すべるさかわたったりしました。とても楽しかったです。スイカ切りは、おのしろかったです。

 

★ ** こうすけ

8月7日 (あめ)

 しゃえいちたんけんで お水にさわって きもち、よかった。

8月8日 (はれ)  

 きょうは、川あそびにいきました。いきものがいっぱいいました。たがめやめだかがいっぱいいました。

★ *** ともひこ           

8月7日  

 きのうおひるねのときうるさかったです。

8月8日 (くもりのちはれ)       

 きょう川で さいしょは いしをなげても あんまりとおくにいってないけどなぜかとうくにいきました。

★ *** じゅんじ  

8月7日  

 じぶんたちでおしろをつくりました。

8月8日 (くもりのちはれ)  

 きょうは、はいきぐでかわえ、いきました。かえるまえにすいかわりおしました。

 ごはんをたべました。

 


カブ隊 キャンプの思い出

「最後のキャンプ」 

4デン  ** 撤平

 今回のキャンプは、ぼくにとってカブ最後の夏キャンプだつたので、すごく楽しみにしていました。七時三十分渋谷教会につきました。バスに乗ってみんなでゲームをしたり歌を歌ったりしました。やっているうちに、ちよっとつかれてしまい少しねむってしまいました。起きてみると、もう高速道路をおりていたので、そろそろ着くなと思いました。そして、バスをおりてリュックをとサブザックを持って大久保平グリーンロッジまで歩いて行きました。に物が重くてすごくつかれてしまいました。その後昼食を食べました。すごくおなかがすいていたので、全部食べてしまいました。その後巣作りをする場所を決めました。それから夕食を食べました。夕食は、山のスタミナ定食でした。すごくおいしかったです。そして、スタンツ練習をしました。最初は、すごくスムーズにいっていたけど、後になってやめようとか全然決まりませんでした。その後うわばきを持った瞬間ハチにさされました。ぼくはちよっと泣いてしまいました。けれど十分たったらはれもおさまりました。そして、少しゲームをして遊んで、ねる準備をしました。そして、スカウツウォンをやってねました。

 二日目の朝、点検をして朝食を食べました。朝食は、すごくおいしかったです。その後、巣作りをしました。最初にブルーシートを乗せて木を集めたりするのがすごくたのしかったです。巣作りは、順調に進みました。そして、昼食を食べました。それから、初めておふろに入りました。おふろはなかったけど、すごく気持ちよかったです。それから昼ねをしました。そんなにねむれなかったです。次に夕食をとりました。すごくおいしかったのでけっこうおかわりをしました。その次はきもだめしをしました。リーダーたちが、「こわかった。」と言っていたのでぼくは、ドキドキしました。そして、とうとうぼくの番がやってきました。正面を見ても何も見えないので、すごくびびったけどぜんぜんこわくなかったです。きもだめしも終わりねる準びをしました。それからスカウツウォンをしてねました。

 三日目の朝礼で、表しようされました。ぼくはすごくうれしかぅたです。そして朝食をとってハイキングに行きました。ハイキングの道のりは五キロと聞いてびっくりしました。まず最初に車でふもとまで行きました。それから道を歩いて行くと登山コースというかんばんがありました。そっちの方向に行くと、すごい坂になりその坂を登って行きました。すると、第一チェックポイントに着きました。そこでいったん、休けいをとったり写真をとったりしました。それから出発しました.どんどん行くとすごい岩や坂があったので、歩きにくかったです。けっこう歩いていくと、第二チェックポイントがありました。そこでは、一分間ゲームをやりました。ぼくは十秒もおくれてしまいました。ちょっと残念でした。そして、ちよっと休けいして第三チェックポイントを目指しました。ぼくはすごくつかれてしまい、少しおくれて行きました。だけどがんばってチェックポイントを目指しました。すると、道路が見えてきました。あともうちょっとだからがんばろうとおもいました。第三チェックポイントでは問題がでました。しかし、全然答えられませんでした。気をとりなおして次のポイントを目指しました。家を通過して道をどんどん歩いて行くと第四チェックポイントに着きました。そこでは、暗号を解いてたからものを見つけるというものでしたが、すごくかん単ですぐにみつけることができました。その後昼食をとりました。すごくおいしかったです。そして、ちよっと休けいして帰りました。と、大雨がふってきたので車に乗せてもらいました。帰っておふろに入って昼寝をしました。そして、夕食を食べてから小営火をやりました。その時スタンツを決めました。この日はつかれてぐっすりねむってしまいました。

 四日目いよいよ夏キャンプメインのどろんこ合戦です。初めぼくは、守りの方なのでそんなに動きませんでした。しかしどんどんねらってきたのでひっしに守つてなんとか前半は守りきれました。後半ぼくはこうげきの方になり、どろんこまみれになりつつもどろんこをあてては、ライフをとりました。しかしたから物を全部とられてしまったので、相手のたから物をとることにしました。しかし、こわされたりでぜつぼう的でした。なんとか最後宝物をとってみんな引き分けになりました。それからおふろに入って昼ねをしました。それから夕食を食べて最後のイベント大営火をやりました。スタンツは1回も練習をしていないので少し不安でしたが、四デンは、大成功しました。とてもうれしかったです。大営火も終わりカブ生活ももう終わりだと思うと少しさみしくなりました。しかしまだキャもプは、終わっていないし、お別れでないからがんばろうと思いました。その夜くまだけは、テントでねました。三時ぐらいまで話をしてねました。

 五日目の朝、しゆく舎にもどって着がえて点検をしました。それから朝礼をして朝食をとって、そうじをしました。そうじは自分達が使ったへやでした。すごくきたなかったのでなんどもやり直しをされましたなんとかそうじも終わり閉営式をやり、現地を出発しました。そして、教会に着いて閉会ヤレモニーをしてかいさんしました。ぼくは、くま最後のキャンプがこんなに楽しいキャンプだと初めて知りました。ボーイスカウトに行ってもがんばろうとおもいます。隊長はじめリーダー、どうもありがとうございました。

 

「夏キャンプのできごと」

一デン  ** 智和

 8月13日山梨県の塩山大久保平に行きました。行きのバスでいろいろなゲームをやりました。しかしとても暑くてバスで酔ってしまいました。山梨県の甲府盆地はぶどう園ともも園があってとてもおいしそうでした。盆地はとても暑いと思っていましたがそうでもありませんでした。バスを降りた場所から荷物を大久保平グリーンロッジまで運ぶのがつらかったです。夜、とても暗かったのでびっくりしました。

 2日目に巣作りをしました。きのう、巣作りの場所を見る時にすごくいい場所を決めました。その場所は、どろんこ合戦の時に、敵が投げるどろや人が入らないようにもとから小さな木がはえていて、その間に枝をはさんで枯れ葉をその上にたくさんおいて中も見えないということになっているのだが、その、設計通りとすこし変わったがとても作るのがむずかしかったです。何日かかけても完全にはできませんでした。1デンの基地は、まわりにちょうど木がたくさんあったので、テントの形になりました。今回は、絶対に入賞できると思いました。その後に、シャワーを浴びました。おとうさまが洗ってくれました。とても気持ちよかったです。

 3日目、山にハイキングに行きました。小野寺パパがすごくおもしろかった。もし熊がでたら、僕に戦えと命令し、自分はおおかみがでたら話すといっていました。お弁当の時、僕の楽しみにしていた梅風味の味つけいわし缶が他のデンにいってしまったが、代わりに牛タンを食べられたのでラッキーだった。この日はとても疲れました 

 4日目は、待ちに待ったどろんこ合戦の日でした。準備の時に、小野寺パパが突然リュックの中からザイルを出して、

 「ザイル使ってもいいんですかぁ?」

と言ったので、みんな笑った。

 いよいよどろんこ合戦が始まりました。作戦は、2デンと5デンと組んで攻めあわないで、的を3デンと4デンにしぼるという作戦で、1回戦はみごと1デンが勝った2回戦目は、後半で、今がチャンスという時、僕は走って行ったら何かにつまずいて何かを頭にあててしまいました。そうしたらすぐリーダー達が来て、塩山病院へ連れて行ってくださいました。どろんこのままだったので、看護婦さんに「きたないねー」と、言われてしまいました。麻酔を打ってから7針もぬいました。

 今回は、みんなにめいわくをかけてしまったので、くまになったら人にめいわくをかけないようにしたいです。とても楽しかったです。

 

 「キャンプの思い出」        

4デン ** 恭佑 

 僕は8月13日から17日まで、カブの夏キャンプに行きました。教会からバスに乗って塩山グリーンロッジに行きました。バスをおりてロッジにつくまで少し歩きました。はじめてグリーンロッジを見た時ドキドキしました。ロッジの中は広かったです。食堂もありました。山の中は、お天気がかわりやすくて、晴れたと思ったら雨がふりだします。食事が終わってスタンツの練習をしている時、おなかがいたくなりました。ねる時はすぐにねむれました。2日目は、巣作りをしました。落ちている木をあつめてつみかさねたり、落とし穴を作りました。山田君のお父さんが手つだってくれました。いい巣ができそうでした。夜、きもだめしをしました。ロッジにつくまでこわかったです。ねる時、おなかがまたいたくなって、ねたりおきたりしました。夜中の2時半くらいにとうとう目がさめてしまいこまりました。朝おきたら、なんだかとてもまぶしく感じました。朝ごはんを食べてハイキングに行きました。チェックポイントは4かしょありました。ちょう上でおべんとうとかんづめを食べました高い所から下を見ると、とってもけしきがきれいで、来てよかったと思いました。帰り、第1チェックポイントで休んでいる時、大雨がふりました。つか田隊長が車で迎えに来てくれました。ビショぬれになりました。

 4日目は、巣のある場所へ行きました。さいごの仕あげです。ごはんをたべてどろんこゲームが始まりました。せめたりまもったりした宝物を4デンは、みっつとったところで全部のデンがせめてきて宝物はとられてしまいました。もう少しだったのにちょっとざんねんでした。キャンプファイヤーは4デンはきちんとできました。とても楽しかったです。とても長くかんじたけど次の日は、かえる日です。昼は、バスをおりて外で食べました。とてもおいしかったです。おなかがすいていたのですごくおいしくかんじました。バスの中でねてたらもう東京でした。大原君もねてました。

 キャンプはつらくていやだったけど、つらいばかりじゃなかったと思いました。しぜん生活のたつじんになれそうな気がしました。


ボーイ隊 ジャンボリー紀行文

ヤマバト班 山崎真二郎

☆ 8月1日 (土)出発日

 ドクン、ドクン。今まで静かだった胸が急に高鳴り始めた。5団の集合場所の教会に行く為、荷物を手にしたからであろうか?。初めての事なので、きっと自分の想像以上に緊張しているのだと思う。僕はこの激しく高鳴る胸を押さえ、父の車に乗せてもらい、教会へと向かった。教会に着いてしばらくして地区の集合場所、乗泉寺へと向かった。ここで、ジャンボリー行動用の班に分け、バスに乗り込み、秋田へと向かった。

 宮城辺りから小雨がパラツキはじめ、いやな予感がし、雨が降らなければ良いなと思いながら、眠りに落ちてしまった。

☆ 8月2日 (日)到着日      

 「あ〜足が重い!」これが、この日の第一声であった。AM6:00、バスの中である。外を見ると雨が降っていて(予感が当たった!)雨具を用意した。会場への山道を登っていくと、前方にそれらしきものが見えてきた。その時、僕の胸の高鳴りは一層増して高くなっていた。が、外のどしや降りを見ると、その高鳴りは、不安へとかわっていった。バスを降り、バスから荷物を取り出したはいいもの、サイトに着くまでに、これでもか!!と言うほど、びしよ濡れになっていた。コンテナーからの荷物運びは特に重く、辛かったが、雨が止みかけてきたので助かった。しかし、何故こんなことしなければならない?という気持ちはあった。設営は雨の中で、建てた事の無いテントだった為、予想以上に難しく、困難であった。しかし、この中で建てたテントは、辛くも非常に印象深いものとなったし、良い体験となった。テントが建ち、しばらくたつと、1時間前が嘘のように晴れ、テントの外から歓声が聞こえてきた。なにかと思い見てみると、「スポーツチャンバラ」をやっていて、僕も混ぜてもらった。これは、顔以外はどこを打っても1本なので、簡単だと思っていたのだが、相手も同じ条件なので、意外に難しいという事が分かった。中々勝てず、イライラしてしまった。

 夕飯には、カレーライスがでてとても美味しく、移動のつかれをいやしてくれる物であつた。又、寝るのを早くし、疲れをとる様に言われ、起床時間が30分繰り下げになり、僕は寝袋に包まり、さつさと寝てしまった。

☆ 8月3日 (月)ジャンボリー初日

 ゆっくり寝ようと思っていたのに起床1時間前に起きてしまった。この日は朝から天気が怪しく、午後に降ってきそうな感じであったので、午後の「開営式」ができるか不安であった。午前中は、特にやる事も無く、スポチャンをやつていた。午後に小雨がぱらついてきていたが、開営式の頃には無事にやんでくれた。終わった頃には暗くなっており、サイトに戻るのが嫌になってしまった。帰る時に梶井さんが、韓国人とネッチリングを交換していて、僕はとても羨ましく、後で絶対に交換してもらおうと思つた。

☆ 8月4日(火)ジャンボリ−2日目

 今日は、遂に初めての選択プログラムの日。僕は角館歴史探訪コースに向かった。AM5:30起床で瞼がまだはっきり開かないまま集合場所へ向かった。ここでバスを待っている間に、ネッチリングを交換したり、住所を書いてもらったりした。

 バスの中の3時間は眠りに落ちてしまった。バスを降りると、西宮家に向かつた。ここは、武士のたまり場のような形で、今は、蔵が駄菓子屋になっていた。他のボーイスカウトの人とも会い、毎回「こんにちは!」。とても気分の良いものだった。 

 安藤家を見たあとに武家屋敷に向かつた。ここは、佐竹家の鎧や武具が飾ってあり、戦国好きの僕にとって大変興味深いものだった。しばらく見学をして歴史探訪は終わった。サイトに帰ると、ディスカッションも行い、友好の輪が1つ広がつた気がしたし、「これぞジャンポリー!!」と思った。

☆ 8月5日(水)ジャンボリ−3日目 

 「ジ〜」朝、いつものようにテントのチャックを開けると、朝日が眩しく、その影にうっすらと、隣の人が起きているのが見えた。外に出ると、集合がかかった。何かと思うと、明日の選択プログラムのチケットについてだつた。うちの班はスポチャン大会で優勝したので最初に選ぺる。班員一致で「マウンテンボード」となった。午後にはジャンボリー大集会。僕たちの班は、班長が当たりくじ?を引いたので「ヨサコイソーラン」を踊る事になっている。本番近くになると緊張して、順番待ちがつらいものであった。音楽が流れだし、皆一斉に飛び出した。ぼくは「恥を忘れ、いい意味で壊れろ!!」という隊長の言葉通りに踊った。壊れてみた。うまくいった。「ジャーン!」終わった。多分、皇太子様と半径2.30m以内に入る事はもう無いと思うが、踊りという形で少しの間でも入れたのはすごく嬉しく、感動した。

☆ 8月6日(木)ジャンボリ−4日目

 この日は、選択プロ最後の日。いつもの様に軽〜い朝飯を食べていると、ふと、ちやんとした物が食べたいと思ってしまった。何はともあれ出発。今日はマウンテンボードである。乗り方、曲り方、止まり方を説明してもらい、ついに滑る!。慎重に体重をかけていき、下まで何とか滑り降りる事が出来た。「これだけ?」という気はしたが、楽しかったからいいやと思い、下山。午後は、将棋の駒ネッチリングを作り、パイオニア章の修得課目もGETした.今日は、自分達のテントで寝る最後の日という悲しい日だ。防水を整え、このテント最後の夜をこころして眠った。

☆ 8月7日(金)ジャンボリ−5日目

             (最終日)

 この日は、朝から土砂降りで、閉会式は中止になるだろうと思った。昨日の夜にやっておいた防水を強化し、テント内で皆で話していたが、この中で撤営をこなす事に。ひたすら雨に打たれながら、テントを崩し荷物を防水した。しかし、後の方で晴れてきたので、スピードを上げてテントをたたみ、しまう。そして、すべての班が終了。雨が降ったり止んだりという形になった時に、ナント閉会式を行う事に。雨具を着てアリーナで見ていたが、寒さと濡れ具合に耐え切れなくなり、帰る事に。サイトに戻りリーダーサイトヘ飛び込んだ。雨具や靴を干していたら、リーダーからポテトチップスの配給があり、格別に美味しかった事を覚えている。その後23:20まで、ずっと話していたが、さすがに眠くなり、寝てしまった。

☆ 8月8日(土) 帰省日

 この日はなんとAM4:00起き!。何となく朝からだるく、調子悪いなと思っていたら下痢になってしまい、リーダーサイトの撤営だというのに大変な事になってしまった。朝飯も喉を通らず、リーダー達に心配をかけてしまい申し訳なく思ったが、荷物を運び終わり、しばらくすると直ったので、無事にバスに乗る事が出来た。バスの中では、東京25隊の人達から帽子にサインをしてもらい、僕の名前が分からなくなる位に書いてもらった.これは良い思い出になると思うし、いつでも思い出す事が出来ると思う、最後に別れる時は辛かったけれど「又会おう!!」と約束したから不安はなかった。少し目の前がボヤけたが耐えた。気が付くと5団の解散場所に着いていた。両親が来ている。解散・・・車へ駆け込む。疲れがどっと出た。帰ると、食べて寝るで1日が終わっでしまった。

   ・・・・おしまい・・・・


50キロハイクの意味と感想

ベンチャー隊  関水 和則

 今回、僕が50kmハイクに参加した理由は、自分のベンチャースカウト生活での、一つの経験として、足跡を残したかったからだと思います。記録を目指したり、体力づくりのためという理由が全くないわけではありませんが、何よりも50kmという、今まで考えもしなかった距離を歩ききる。そんなイベントを越えて、それを自分のこれからの自信につなげる。というのが今回の僕の目的、歩いた理由です。

 歩ききった感想としては、とにかく完歩できて良かったということです。他の方々に1時間も遅れを取ってしまったのが少し残念でしたが、タイムについては来年以降に頑張るとして、今回は本当に完歩できて良かったというのが率直な感想です。

短くてすいません。

 

ベンチャー隊  平井 優

 僕は、50kmハイクを完歩して、まず、僕は1人では完歩できないと思った。それどころか僕はこの50kmハイクに出ることもないと思った。僕は実を言うと、下見のときからずっとサボることばかり考えていました。そしてゴールしたときはそんな気持ちはゼロになっていました。いつもの僕はヘラヘラしていて、ぜんぜん、気力がないのに、高井戸あたりから気持ちはぜんぜん違っていて、もうガムシャラに走って、もう「何としても、10時間以内についてやる!」と思っていました。(関水君のことはぜんぜんそっちのけで………)そして、ゴールしたときは、うれしくてしょうがありませんでした。すごく、達成した、という気持ちがとても大きかったです。あと、一緒に歩いてくれた関水君に「ありがとう」といいたいです。そして何年も出席していなかった僕に、全然さりげなく話しをして くれた皆さんにも「ありがとう」といいたいです。でも、もうやりたくない……

            (本音)です。

◎50kmハイクをする意味:

 o忍耐や努力で、自分を磨くことだと思う。

 o対人関係を深める。

 o達成感を味わう。

 

コウモリ班  山本 剛志  

 50キロハイクを歩く前は、全然想像もつかなかったのですが、教会に向かっている途中にそれが見えました。

 50キロというのは車があれば、2時聞もあれすぐいけると思っている自分に、果たして、物に頼らずにどのくらいの速さで着けるのかを見てみたい。簡単に計算で、もとまりそうなものですが、人間には体力というものが存在します。そして、勇気と根気というものも存在します。その三つが折り重なって、人はやっていけるのだと思います。

 最初の方は絶好調だった私も、足をつってしまった約20キロ地点からそれが見えてきました。約20キロ地点で体力は限界に近づいでいました。何度も何度もそれから、足をくじいて(つって)は、心までくじけそうになってしまいました。保とうとして居るはずの理性は眠さで弱まっていきました。歩いても歩いても、チェックポインのチの字も見えないような気もしていました。そうした中の、この50キロハイクで、私は何かを得たい気持ちになりました。

 今までの自分に磨きをかけたい。完歩したい。そう思うようになると、足の痛みが増したような気がします。苦痛に耐え、第三チェックポイントまで何とか、足を引きずるような気持ちで到着しました。そこで西垣さんに会えたのは、幸運でした。一緒に歩くことで、自分がだらけているところをみられたくない気持ちや、負けたくない気持ちが芽生えました。西垣さんは、僕が辛そうにしていなくても、辛いということは承知の上でした。何度も、何度も僕は励まされました。麻酔を打ったような脳にもその言葉は、奥まで浸透していました。

 このように、歩いている間に思ったことは様々でした。あらためて、家に帰ってから思うと、行く前は50キロハイクに出るのは嫌でした。しかし、未知の体験をすることを惜しんではいけない、拒んではいけないと昔、親に言われたことを思い出して、自分に鞭打って行くことにしました。 今では後悔という字を書くのも嫌なほど 満足しています。

 ここで、まとめさせて頂きますと、他の人とも同意見かもしれないのですが、僕の 本当の心の内から出した言葉だと、「自分への挑戦と仲間との友情又はライバル意識、の総合連結」です。

  感 想 

 試験の合間でとでも緊張していたのと、余り余裕な時間がなかったことを除けば、いえ、除かなくてもすばらしい経験になりました。特に、足をつった後、くじけそうになっても何とかですが、完歩できたこと。そして、50キロを自分の足で歩けたことにとても満足しています。そして、こんなところで申し訳ないのですが、協力していただいた団委員長、隊長、副長、そしてスカウトの皆さんに深くお礼を申し上げます。

貴重な経験をありがとうございました。


「隼挑戦キャンプを終えて」[報告書より]

◎おわりに     

ハヤブサ班  西垣 昌徳

 隼挑戦キャンプの内容はとても充実していて満足な時間をすごすことができたと思う。キャンプをもう一度改めて見直してみると、無事に乗り越えることができた理由は、自分の技術の向上によってだけでなく、今までの積み重ねの上に成り立った実力を出し切ることによってだと思う。

 キャンプを通してビーバーから続けて来ているボーイスカウト活動の1つ1つが大切な意味を持っていることを実感できた。そして、これからもボーイスカウト活動を続けて行くにあたっての気持ちに喝を入れ直してくれたと思う。さらに、このキャンプで、私は技術だけでなく、心の面においても進歩することができたと思う。それは、孤独という特別な状況に耐えることができたからだ。昔は気が弱く、暗闇が嫌いで、ボーイ隊の頃も肝試しが大の嫌いだった。それがキャンプ中では、外にテントなしに1人で熟睡し、活動中は孤独という状況にも関わらず、のびのびと活動を楽しんだ。そして日常生活の中でも、自分に冷静になり、行動に責任が持てるようになった。つまり、私はこのキャンプで心も強くすることができたのだと思う。この心の強さとボーイスカウトの技術で、ちかいを守り、より多くの人々への手助けをしていけたらいいと思う。そして最終的に、そのことが社会の役に立つことができれば、すばらしいと思う。

 最後に、私を支えて下さった川越隊長、リーダー、お手伝い下さった河井団委員長、黒田ローバー隊リーダー、小谷野、近藤両カブ隊リーダー、そして土地を貸して下さった地主の方に感謝したいと思います。

 

◎おわりに               

コウモリ班  河井 久直

 私は、自分がこれまで身に付けてきたスカウト技術を試すとともに、活動に対して気持ちの上での余裕を持てるようになるために、隼挑戦キャンプを実施した。

 そのキャンプを終えた今、私が感じていることは、自分が少しずつ成長しているという事だつた。

 シニアー隊に入隊した時、企画書、計画書の書き方を知らないため、自分が本当にやりたい事を具体的に表現し、実際に活動に結び付ける事ができなかった。しかし、今は、自分で『保存を考慮した自作の調理済み食品の研究』をしたいと強く思い、企画、計画し実際に活動して、その結果を報告することがでさた。また、活動環境の不便さを自分で見付け、それに適した物を作ることによって、その環填をより快適に過ごせるように、日々改善することができた。

 雪という厳しい自然環境の中で、2泊3日誰にも頼らず自分1人で過ごしたことによって私は、多くの事を学んだ。気温の変化がはげしい野営地で、自己の健康管理の仕方、物事に対処するに当たっての先見性、慎重さ、判断力、思考力、など自分1人で過ごしたからこそ、より多くの事を学び、考える事ができたと思う。また、このプロジェクトを最後までやり通したということから、物事に対する粘り強さが付いたと思う。

 以上のことからも、技術的にも精神的にも私は自分自身が成長したと思う。私は、技術的にも精神的にも成長することによって、活動に対して気持ちの上での余裕が持てるようになると思う。今後、私は気持ちの上で余裕を常に持ち、いつも笑顔で活動し、他の人々を助け、皆をまとめていくように心掛けたい。そして、隊の一員としてだけでなく、社会の中の一人として自分の存在を生かしていきたいと思った。

 


[海外からのお便り]

その1: 7月にお父様のお仕事で、パリへ行かれた成宮賢一くんは、日本連盟からの国際紹介状でフランスのボーイスカウトに入団手続きをし、活動を始められたとのお手紙を頂きました。数十年前になりますが、5団にフランスのボーイスカウトで活躍された竹内 務・尚さんと言う兄弟でリーダーをされた方が居られました。(お父様は、初代団委員長をされた方です)フランスのボーイスカウトは、とても活動的でユーモアに富んだ悪戯がとても上手だという事をよく話してくれました。また、実際にやって見せて下さり皆で大笑いしたのを思い出します。竹内さんは、今はフランスに居られます。成宮くんもたくましくなって帰られるのを楽しみにしたいですね。ご活躍を、お祈りします。

 

その2:今年の夏にニューヨークへ転勤になった桜井俊郎・純子ご夫妻から、5団のホームページを見ての感想が寄せられました。

「こんにちは。団友会の桜井俊郎と純子です。夏にニューヨークへ引っ越したのをきっかけにインターネットを始めました。

 ブラボーであります。全く素晴らしい。参加させて頂いた団ボリーや最新のクリスマス会の様子がこんなに簡単に見られるなんて、驚きですし、すごく嬉しいことです。ご担当の方々、本当に有り難うございます。吉田茂さんや大垣博君のページ、これから楽しみです。スカウトのNY遠征等がありましたらお手伝いします。是非お声を掛けて下さい。5団をいつも応援しています。では又。98.12.20」

 世界を巡るインターネット。世界にひろがる5団の仲間。これからが楽しみです。


[指導者研修修了者]


[RS100キロハイク]

第32回ローバー100キロハイク(11月14日〜15日)

 参加並びに完歩者

 o田中 淳くん o松波千映子さん [22時間19分]

 

 


「一年を振り返って」

団委員長 河井 宏文

'97年10月に、冨崎団委員長から引継ぎ、はや一年と少々が過ぎてしまいました。何かアッと言う間の様に思われます。でも、改めて振り返って見ますと、この活動が多くの方々のご奉仕によって支えられている、ということをつくづく感じることが沢山ありました。 週末の活動の他に、ボーイスカウト・教会・渋谷区関係の行事など年間を通して20ぐらい催されてきました。皆様は何らかの形でこれらにかかわってきました。

 つい先頃の、12月の教会大掃除では保護者の方々を含め五十数名が参加され、見る見る内に綺麗になる様は本当に楽しく思え、力も入ってしまいました。団の人々だけでなく、ガールや教会の方々とも交流し教会を中心とした1つの家族という思いを強く感じました。

 団のレベルで、ガールを含めたスカウトのレベルで、教会そして渋谷区という地域のレベルで奉仕活動を通して連帯感が育っていけばより良い活動になっていくのではと思います。これからの1年共に楽しく活動に励みたいと思います。よろしくお願い致します。


「B−Pのことば」

 ひとたび君が他の人びとに奉仕する立場に立ったならば、君は真の成功−−すなわち幸福−−へ昇るはしごに足をかけたことになる。

 

     Once you have put yourself in a position to do service

     for others you have stepped onto the higherrung of the

     ladder that leads to real success − that is happiness.


 編集後記: 12月の発行予定が大変遅れて申し訳ありません。また、原稿依頼に多くの方々のご協力有り難うございました。

 ローバー100キロハイクにつきましては、RS機関紙に詳しく報告されております。是非お読みになられることをお薦め致します。

 今回もカットを山本様にお願い致しました。暮れのお忙しい中、有り難うございました。

 新年草々、正月気分も一掃し、広報係一堂に会し頑張りました。楽しくお読み戴ければ幸いです。

広報係一同


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渋谷5団のホームページ