回天特別攻撃隊

終戦後、自決した隊員

 

橋口  寛    大尉・海兵72期

        昭和20年 8月16日  平生 /搭乗予定だった回天操縦席に二種軍装で座り

                         拳銃で胸を二発撃って自決

 遺詠

  匂ひては御代を護らむその花の 荒ふる神と散りしその後

  吾も又君が代の為踏石と 微笑み朽ちむ狂人の道

  秋を待たで枯れゆく島の青草は 皇国の春に甦らなむ

  矢弾つき天地そめて散るとても 魂かえり魂かえり皇国護らむ

  みいくさのふるはぬ夕べ甲板に つるぎをとりて涙を拭う

            君が代の唯君が代のさきくませと 祈り嘆きて生きにしものを

.            後れても後れても亦卿達に 誓ひしことば忘れめや

 

松尾  秀輔   少尉・海兵74期

        昭和20年 8月25日  大神 /練兵場に正座し手榴弾を左胸に抱き自決

 

回天特攻隊

更新日:2007/05/16