徒然なるままに、書き綴っておりまする。
とはいっても、駄文なのですが...
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07/27 TUE | 大聖堂の鐘が響く朝 |
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この日の目覚めはドゥオモの鐘の音でした。長時間の移動で疲れきった身体が癒されていくかのように響いてきました。目覚めた瞬間から「異国にいるんだ」と思わせてくれるとは思いませんでしたね。素晴らしきかなフィレンツェの朝。 しっかり目を覚ますためにもシャワーを浴びてからイタリアに着いてから初めての朝食。日本のホテルでもよく見かけるビュッフェ形式でしたが、イタリアでの作法が良くわからずとりあえず席で待つことに。すると給仕さんが近寄ってきて「カフェ? テ?」と聞いてきました。「カフェ」と返答すると、ニコッと笑って「朝食を取りに行ったらどうだい?」というような感じでビュッフェの方に手を向けました。これでやっと安心して席を立ち、いつものように皿を手にして朝食を盛り付けました。並んでいるおかずはやはりイタリア、ハムとチーズが中心です。そして何より日本と違うのが、フルーツがたくさん置かれていること。周りを見るとフルーツをたっぷり盛っている人もいて、何だか食文化の違いを感じました。 食後の休憩の後、フィレンツェといえば…、のドゥオモに足を運んでみることにしました。冒頭でも書いているように、私たちの泊まったホテルは鐘が聞こえるほど近くにあるため、路地を少し歩くだけで広場に出ることができました。出た瞬間、目の前に巨大な建造物が現れ、そのあまりの大きさに目を見張りました。あまりに大きいため、デジカメのフレームにも収まりません。こんなときに広角レンズがあると良いのになぁ、と思いつつできるだけ引いて何枚か撮影しました。撮影後はこの素晴らしい光景を目に焼き付けるため、しばし鑑賞。辺りにはやはり観光客が多く、同じような思いの人がたくさんいました。こんなものが街中にあるなんて素敵ですよ。日本とは大違いです。 一通り広場を見終わった後、クーポラに登るべく待ち行列に参加しました。並んでいる間も街並みや人を見ては嫁と談笑していました。炎天下を30〜40分待ったところでやっと中に入れるようになりましたが、注意書きをよく見ると「階段で460段ほど登ることになりますよ」と書かれていました。う〜ん、さすがはドゥオモのクーポラというわけか… 運動不足の身体にムチを入れ、せっせと上を目指していると途中で外を見ることのできる小窓を発見。覗いてみるとこれまた良い眺め。途中でこれなら最上部はさぞかし素晴らしい景色だろう、と気合を入れなおしてさらに登ると、クーポラ内部を見渡せることができる場所にたどり着きました。天井には素晴らしい絵が描かれ、窓はステンドグラスになっています。あぁ、どうしてこう素敵に作ってしまうのかしら、イタリアの人って。なんだかよくわかんないけど、キリスト教バンザイって感じ。 その後はさらに頂上目指して狭い階段を上がって、やっとのことで外に出るとそこにはあの「冷静と情熱のあいだ」で見たフィレンツェの街並みを一望することができました。この眺望を見るための上り下りは大変ですが、フィレンツェに足を運んだ際は見ておくべき場所の1つには間違いないですね。特に「冷静〜」を知っている人にはオススメです。 ドゥオモを後にし、街並みを見ながらランチを求めて共和国広場まで移動しました。当初狙っていたレストランはバカンスシーズンということでお休み。それでも、適当に入った店が意外と美味しく、イタリアの食事レベルの高さに驚かされました。もしかしたら、店の人の陽気さと人懐っこさがそう感じさせたのかもしれません。イタリア人は客商売に向いている人種なのかも。 食後はポンテヴェッキオ(ヴェッキオ橋)に向かうべく歩き出しました。途中、ジェラートを買い食いしたり、新市場で寄り道しイノシシと記念撮影をしたりと好き勝手。あぁ、なんという開放感… やはり旅はのんびりと自由にしたいですね。ツアーだとどうしても束縛されてしまいますよね。まぁ、その分余計なことを考えずに済むのですが。 橋に着いて見るとやはり観光スポットであるせいか、かなりの人がいました。橋の中央部で記念撮影を行い、そのまま人の流れに乗りつつ渡りきり、くるっとターンする形で別の橋から中心部に戻ってきました。その足でS・M・N駅に向かいつつ、途中リチャード・ジノリで記念のエスプレッソカップを買い物。このカップはそのまま持ち帰ると大変なので宅配便で送ってもらうことにしました。 駅に着くころにはもうすでにクタクタ。それもそのはず、丸一日歩き回っているんだから。そんなクタクタな状態にも負けず、嫁さんは駅近くのインフォメーションで知ったこの日の晩にホテル近くの教会で行われるコンサートに興味津々。あまりに行く気満々だったので、ホテルで仕切りなおして、ちょっと早めの夕食後に足を運んでみることにしました。となれば、一刻も早くホテルに戻って、と思ったのですがあまりにくたびれているので、駅にあったバールで一休みしてからホテルに戻りました。ホテルに戻ってフロントで教会の場所を聞くとともに、美味しい食事ができる店を教えてもらい、その上で予約までしてもらいました。やはりイタリア人は親切です。まぁ、ホテルマンだからかな? 部屋でちょっとだけ休憩し、いざ夕食へ。店はホテルから歩いて10分くらいの場所にある「ナタリーノ」というリストランテ。「ドレスコードなしで」という注文どおり、気軽に入れる感じの店でした。店に着くとまだお客さんは誰もいない状態でやっているかどうか不安だったのですが、「ブルネレスキで予約してもらった上野です」と伝えると席に案内してくれました。ここでもいろいろ親切に教えてくれて非常に良い気持ちで食事をすることができました。が、イタリアでのまともな夕食はこれが初めて。おかげでペースと量がわからず、案の定食べ過ぎてしまいました。でも、味は抜群! たぶん次に行くことがあったとしても、立ち寄ること間違いないですね。 食後は予定通りに教会へ。あまり聴く人いないんじゃないか?と思っていたら結構入っており、空席は数えるほど。ミニコンサートなので歌い手(♀)、伴奏者(♂)、それぞれ1名ずつ。それでも、小さな教会なので音量は十分だし、臨場感も抜群。なかなか良いひとときを過ごすことができました。まぁ、半分くらいは寝ていたような気がしますが。終了後は余韻に浸りつつホテルへと戻り、疲れていたのもあって、あっという間に眠りにつきました。 | |
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07/26 MON | 異国への逃亡 |
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生まれてこの方、日本から外へ出たことがなかった私が、ついに「新婚旅行」という名目で海外デビューすることになりました。行き先はイタリア。当初は挙式をした「エノテーカピンキオーリ」の本店(フィレンツェ)でのディナーを目論んでいたんですけど、先方が一足早くバカンスに入ってしまい断念。あぁ、もっと早くにアポを取り、調整していれば… ケンイチ、まったくの不覚です。 で、出発すべく朝も早くから成田空港へ。何かと手続きが多く面倒だと思っていたけど、空港での国内線との違いは出国手続きがあるかないかというだけ。まぁ、その前段階としてパスポート取得や保険の手続き、各種買い物などの事前準備があったわけなんですけど。 手続きや実家への連絡、細かな買い物を終えた後は、待合所で搭乗時刻まで待機。その間はガイドブックや会話集などに目を通し…、と言いたいところなんですけど、思いっきり頭文字D@ヤンマガを読んでいました。嫁さんからはちょっとだけ白い目で見られましたが。 (^-^;) そうこうしているうちに時間となり機内へと入りました。 席は窓側からA:嫁さん、B:私、C:空席(!)。この空席のおかげでかなりお気楽な旅になりましたね。見知らぬ人が隣りにいると何かと気を使ってしまうし、トイレにだって行きにくいですから。 しばらくするといい香りが漂ってきて辺りがざわつき始めました。そう、機内食(夕食?)のお出ましです! 今回は「アリタリア航空」の「ハネムーン・サービス」を利用したので他の人とちょっとだけ違ったものになりました。とはいえ、より上質になったかというとそれは違うような気もします。でも、初めて食べた国際線の機内食は満足できるレベルでしたね。もしかしたらイタリアの航空会社だけあって料理には力を入れているのかも。 食後は機内を暗くしてお昼寝(?)タイム。朝早くて寝不足だったせいもあって思い切り寝ることができました。途中のどが渇いて目を覚ましたのですが、キャビンアテンダントが水を持ってきてくれたのでのどを潤すことができました。ただ、イタリア人(?)なので意図を伝えるのにちょっとだけ戸惑いました。英会話できる人がうらやましい… その後、もう一度機内食(朝食?)が出て、それを食べ終わって一息ついたところでローマ・フィオミチーナ空港に到着。あぁ、ついに異国の地に降り立つ時が! と思ったけど、実際には乗り換えがあるので、空港から出ることはなかったんですけどね。 乗り換えまでかなりの時間が空くので一度ゲートから出て、空港内を探索することにしました。最初はすれ違う人誰もが敵に見えるほど緊張していましたが、危険な感じが薄れてきたので一息つくためにカフェでお茶することにしましたが、お茶をするにも一苦労。やはり言葉が違うのって大変ですね。日本ではなんてことないことが言葉が通じないことで途端に難しくなります。おかげでエスプレッソを頼むのに5分以上かかってしまいました。まぁ、文化の違い的なものもあったんですけどね。 カフェで時間を潰した後は乗り換えの手続きのために移動。待合所で待っていたのですが、搭乗時刻が近づいてもなかなか案内が始まりません。不安に思っていると搭乗口受付の人がどこかに行ってしまいました。 (+o+;) これにはさすがにどきどきしました。アナウンスは流れてないし、画面での案内表示も特に変わったところはありません。何がどうなっているか知りたくても、片言の英語しかできない私。仕方がないので周りの動きを観察していると、日本人の女性が「単なる遅延らしいですから落ち着いて座っていて平気ですよ」との優しい声。いやぁ、あんた最高だよ、と思いつつ座っているとやっとのことで搭乗案内が始まりました。腰を上げようかと思っていたところに、先ほどの女性から目で合図があり、安心して列に加わりました。結局30分以上遅れてフィレンツェに向けて出発しました。 フィレンツェに着いた頃には電車もバスもなくなっており、選択の余地無くタクシーでの移動となりました。こちらのタクシーは危険が付きまとっている印象が強く、どきどきしながら乗り込みました。途中、わけのわからない場所に連れて行かれないように地図を見ながら位置を確認。特に問題もなくドゥオモ近くの「ホテル ブルネレスキ」に到着。わけもわからず運賃の支払いを済ませ、ホテルに入ると日替わり直前にも関わらず、にこやかな表情のベルボーイが現れ、中に荷物を運んでくれました。もしかしたらあまりに遅いので心配してくれていたのかも?なんてことを思いながらチェックインを済ませて部屋に移動。荷物を開いてシャワーを浴び、寝る準備ができたと同時に深い眠りに落ちたところで、長い1日が終わりました。 | |
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07/04 SUN | 夏のバーゲン真っ最中! |
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で、日曜日。昨日買えなかった水着や衣類を買うべく、「プランタン銀座」に足を運びました。ちょうどバーゲンが開かれていて、店内には「SALE!」の文字がそこかしこに躍っていて、お得感漂う空間となっていました。綺麗な水着が並んでいる水着売り場でもキャンペーンが行なわれていて、多くの女性でごった返していました。嫁さんは数ある水着から悩みに悩んでいくつか選び、試着室に持ち込んでミニファッションショー。あれこれと意見を交わし、再検討することに。売り場内でさらにいくつか選んで2回目の試着。この2回目の試着で無事に決定となりました。その後、自分の水着を適当に選んで(笑)終了。 次に閉店セール中のメンズ売り場で、私のジャケットやらTシャツやらを店員さんの意見を聞きながら半額以下で買い込むことに成功。ここまででかなり疲れてしまっていたので、「サロン・ド・テ・アンジェリーナ」でお茶。今回はモンブランは頼まずに本日のデザートを頼んでみることに。すると出てきたのは写真とまったく違ったもの。思わず「これ頼んでないんですけど」と店員さんに確認してしまいました。聞いてみると、写真はあくまでも一例なんだとか。それならそう書いていてくれれば良いのにねぇ。こういった店にしてはサービスが良くないなぁ。まぁ、美味しくないわけではなかったので不問にしておきますけど。お茶の後は、嫁さんのワンピースを購入。他にもサンダルなんかも買いたかったのですが、おなかも空いてきたということで、後日改めて買うことにしました。 で、夕食を食べることになったわけですが、これだ!という店が思い浮かばなかったので銀座コアビルの「ブックファースト」で情報収集。結局斜め向かいのニューメルサ7Fにある「寺方蕎麦 長浦」に行ってみることにしました。店に入ると非常に良いそばつゆの香りが漂っていて、「これはかなりのものだ」と嫁と盛り上がってしまいました。今回頼んだのは私が三麺五菜、嫁が二麺三菜コース。どのおかずも美味しかったのですが、やはりそばつゆを使った煮物が群を抜いてました。また、そばについてもコシがあるけど、ノド越しが良いという非常に美味なものでした。若干割高ですが、それに見合ったものでしたので満足できました。 そういえば、帰りの電車で面白いことがありました。たくさん買い物した荷物を網棚に載せて立っていたのですが、そこからちょっと離れた場所が空いたので座りました。自分たちから見えているし、持っていかれる心配もないだろうと放っておきました。途中で乗ってきた家族がその荷物の下に座ったのですが、乗客が少なくなってきたところで急にそわそわ。明らかに荷物に対して何らかの感情を持っている様子。まぁ、いざとなったら声をかければ良いかと、さらに静観していたのですが、小学校高学年くらいの娘さんが荷物に手を出し始めたのと、「何だかノドがピリピリする…」などということを言い出した(笑)ので、荷物を回収することにしました。まさか離れた場所にいた人の荷物とは思っていなかったようで、気まずそうにしている家族がちょっとだけ気の毒でしたが、嫁と二人で帰り道で笑ってしまいました。まぁ、時期的にテロも考えられるんだろうけどさ。 | |
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07/03 SAT | 泣いてしまいました |
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この土日は久しぶりに両日ともにお休み。ここ2ヶ月は仕事の関係でどちらかしか休めていなかったから… 普通に休めるって素晴らしいことですね。 で、土曜日は「ららぽーと」に行って映画鑑賞&海外旅行に向けての買い物。映画は「海猿」を見てきました。原作がマンガだというのは知っていたんですけど、読んだことはなかったんですよね。いわゆる「人気コミックスの映像化」というファン目当てのものなのかと内心思っていましたが、不覚にも涙してしまいました。周りにもそういった人を見かけたので、私の涙腺が弱いというわけではないようですが。 映画で涙したのは、邦画の「踊る〜2」以来でしょうか。最近の邦画はここで泣け!というような作りを踏襲している気がします。洋画だと「気が付いたら涙していた」という感じがするのですが、邦画は「そんなに心を揺さぶられたら泣いてしまう → 泣いちゃった」という感が強いんです。もしかしたら言葉が音として入っているという違いもあるかもしれません。英語が堪能なら洋画も同じように泣けたりするのでしょうか? そう思うと、ちょっと損してたりするのかもしれません。まぁ、「泣ける作品=良い作品」ではないとは思いますが、泣いた作品はやはり心に残ります。この「海猿」も「DVD出たら買っちゃおうか!?」などという気持ちになってしまったくらいですから。もしくは原作全12巻を古本屋とかで仕入れたりとか。まぁ、もう少しだけ落ち着いてから検討してみたいと思います。 で、もう一方の買い物はというと、スーツケースや収納グッズを買ってきました。何度か海外旅行を経験しているうちの嫁さんの意見により、スーツケースは信頼性の高い「Samsonite」製のものになりました。というのも、海外の航空会社では日本のものと比べて荷物の扱いが乱暴らしく、スーツケース自体の破損などもあるらしいので。内容物が壊れるのはたまに聞きますが、スーツケースが壊れてしまうのってなんだかなぁ、という感じです。スーツケースを手に入れた後は、その他の収納グッズなどを買って買い物終了。予定していた水着や衣類などは日曜日に回すことにしました。 | |
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