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   2月27日 2006
   今日は、メールのコピーで。
以下、コピー。
BCCで失礼します。
重複して受け取られた場合は申し訳ありません。転送・転載歓迎です。

★緊急のお願いです。青森県知事にあなたの気持ちをメールで送ってください。

 青森県の六ヶ所再処理工場の試運転(アクティブ試験)が3月末にも強行されようと
しています。試運転が始まれば、大気や海に放射能が放出されます。本格運転になれ
ば、通常運転でも、原発重大事故時のおよそ20倍ものプルトニウムが放出されます。
海への放射能放出には濃度規制もありません。国公認で、こんな毒物の放出が行われよ
うとしているのです。海に放出された放射能は、三陸海岸にも到着し、三陸の海を放射
能で汚染することにもなります。岩手県では、アクティブ試験に反対する運動が精力的
に取り組まれています。
 青森県が2月7日に公表した資料では、再処理工場が運転されれば青森県産の米やニ
ンニク等に放射能が混じることを認めています。安全でおいしい青森県産の食材を食べ
続けたいから、アクティブ試験は認めないでと声を上げてください。
 青森県内では、県主催で県民説明会が行われています。しかし、事業主体の日本原燃
や国は「安全です」「必要です」を繰り返すのみです。青森県知事は「決め手は、青森
県産」をキャッチフレーズに、「攻めの農林水産業」を提唱しています。放射能の入っ
た青森県産品が「決め手」となるでしょうか。青森の豊かな農漁業を守るためにも、私
達が安心して青森県産品を食べ続けるためにも、なんとしてもアクティブ試験を実施さ
せてはなりません。放射能汚染を許してはなりません。

3月末までと、わずか1ヶ月ですが、全国から知事にメールを送って下さい。青森県が
ゴーサインを出さなければ(安全協定を結ばなければ)、アクティブ試験は実施できま
せん。
メールは下記から送れます。携帯からもメールを送れるようになっています。
また、送られたメールは、青森県内で反対のためにがんばっている皆さんや、全国の皆
さんと共有できるよう、美浜の会のhpで公表できるようにしています。メール送信の
時に、「美浜の会にコピーを送る」の欄で「YES」を選んでいただければ幸いです。
是非!知事にあなたの声を伝えてください。
メールはこちらから。
http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/mail.htm

岩手県内の反対運動の情報は「三陸の海を放射能から守る岩手の会」HP
http://homepage3.nifty.com/gatayann/env.htm


★リーフレットを活用してください。
 新しいリーフレットを作成しました。A4版裏表のコンパクトなものです。PDFで
ダウンロードできるようにしています。ご自由にお使いください。また印刷物がご入用
の場合は、ご連絡ください。
http://www.jca.apc.org/mihama/

★アクティブ試験を巡る情勢などについては、「ふくろうの会」のご協力で、こちらで
見ることができます。
http://fukurou.txt-nifty.com/pu2/

★3/12(日)映画上映会と鎌仲ひとみ監督の講演会のお知らせ
 できたての映画「六ヶ所村ラプソディー」の関西初公開上映です。当日は、鎌仲ひと
み監督に講演も行っていただきます。映画と監督のお話を通じて、この差し迫る状況の
中で、一人でも多くの方が、六ヶ所再処理工場の問題について考えていただきたいと思
います。大阪近辺の方は、是非ご参加ください。この企画はグリーン・アクションと美
浜の会の共催です。賛同団体、賛同個人も募っています。
 上映時間等の詳細は下記です。
http://www.jca.apc.org/mihama/annai/rokkasho_rhapsody.htm
 「六ヶ所村ラプソディー」オフィシャルブログ
  http://rokkasho.ameblo.jp/ 3/3、4日に、東京・四谷区民ホールで上映会が
あります。東京近辺の方は、こちらへ(主催:グループ現代)
 
3/12の企画をお知り合いの方に紹介してください。映画のカラーチラシは、3/1
(水)から配布できます。映画館や諸施設、各団体などで紹介していただける場合は、
チラシをお送りします。こちらは無料です。枚数などをご連絡ください。

(このメールは、これまでメール・ニュースをお送りしている皆さん、美浜の会にメー
ルをいただいた皆さんにお送りしています。
今後、メール・ニュースが不要の場合は、お手数ですが、ご連絡ください。)

2006年2月27日
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
530-0047 大阪市北区西天満4−3−3 星光ビル3階 
       TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581
       http://www.jca.apc.org/mihama/
       mihama@jca.apc.org











   2月25日 2006
   
食生活について
   脂肪を減らして、野菜を食べても・・・、
心血管疾患や乳癌・大腸癌のリスクは減少しない
という論文が発表された。

5万人弱の閉経女性を対象に、
対照群を置き、平均8年間にわたって追跡した
米国の大規模介入試験の結果は、
いずれの疾患についても否定的だった。

まず、
致死的・非致死的冠動脈疾患(CHD)、
致死的・非致死的脳卒中、
CHDと脳卒中を合わせた心脳血管障害
の発症率と低脂肪食の関係を調べた。    
結果は、平均8.1年の追跡で、
食事介入はCHD、脳卒中のリスクを有意に減らせなかった。

ただし
飽和脂肪またはトランス脂肪の摂取量が
最も少ないグループに属する人、
野菜や果物をより多く摂取する人では、
CHDリスクに減少傾向が見られた。

同じ女性たちを対象として、
低脂肪食が浸潤性大腸がんの1次予防に有効かどうかを評価した研究では、
8.1年の追跡期間中に
大腸がんを発症した女性は480人。
介入群201人(発症率は年間0.13%)、
対照群は 279人(同0.12%)で、
ハザード比は1.08(0.90-1.29)となり、リスク減少を示せなかった。

さらに、
乳がんと低脂肪食の関係を調べた研究では、
8.1年の追跡の間に
浸潤性の乳がんを発症したのは、
介入群655人(0.42%)、
対照群1072人(0.45%)
ハザード比は0.91(0.83-1.01)で、非有意だった。

ただし、
サブグループ分析で、
ベースラインで脂肪摂取量が多く、
その後、指示をよく守った女性でハザード比が小さく、
乳がん細胞のエストロゲン受容体が陽性で
プロゲステロン受容体が陰性だとリスク減少は有意 であった。

つまり、もともと、対象になった多くの女性は、
すでに低脂肪食で野菜を多く摂取していたので
差が出なかったみたいである。

飽和脂肪酸やトランス脂肪も同様である。

一見したら、これらの努力は無駄に見えるデーターであるが、
実は、対象とする母体がすでに、
これらの努力目標に達していただけのようである。

また、
野菜、特にアブラナ科のキャベツやブロッコリーの摂取は
肺がんを予防する。
これらの野菜はイソチオシアネートを豊富に含む。
イソチオシアネートについては、
動物実験で肺がんに対する化学予防効果が確認されている。


ハワイの先住民は、主食のタロイモを手放した。
その結果、
心臓病罹患率は米国平均の2倍、糖尿病は7倍に跳ね上がった。
米国本土は、先述のように健康志向の食事になっている。
米国先住民(ナバホ族)に「先祖伝来の食」を食べる実験を行うと
驚くほど健康が回復し、プライドも回復した。

「伝統的地中海食」は世界を代表する健康食である。
ギリシャのクレタ島には、
2万5000年前から栽培が続いているブドウ畑がある。
基本的な食事は、
カロリーの約60%を果物、葉野菜、ナッツ、根菜からとり、
脂肪の約80%はオリーブオイルから得る。
この食事形態が、4000年間、変わっていない。

我々日本人も、
自分たちに最も合っている伝統的な食を手放すべきではないのだと思う。





    2月18日 2006
    
運動時には、胸を保護した方がいい
    「脳震とう」は聞いたことがあっても、
「心臓震とう」という言葉は、あまり知られていない。

スポーツ中に子どもが突然死する例があり、
その大半は〓謎の死〓とされてきた。
しかし、その中には、
「心臓震とう」が原因のものが多く含まれている可能性がある。
「心臓震とう」とは、
普段、健康でも胸に軽い衝撃を受けただけで
心臓が細かく痙攣して、心室細動を起こし、
突然死するというものである。

心停止は、医学的には2つの状態を指している。
この2つの状態に共通していることは、
心臓のポンプ作用が停止している状態を指していることである。
すなわち、心臓から血液を送り出していない状態である。
一つは、心停止であり、
もう一つは、心室細動である。
心室細動は、心臓が細かく痙攣して、
血液の拍出がなくなった状態である。


骨の柔らかい子供では、
胸への衝撃を引き金に「心臓震とう」が起こりやすい。

症例が100件を超す米国では
下手投げの球がグローブをはねて当たっただけで発症した例もある。

この「心臓震とう」は、 
日本では、医学教育の対象外で、大半の医師は知らない。

〓謎の死〓に
昨年2月の仙台地裁判決が光を当てた。 
公園でキャッチボールをしていた9歳男児の球がそれて、
約20メートル先の10歳男児の胸に当たった後、急死した事故で、
判決は「心臓振とう」が死因と認定した。
暴投した側は6000万円余りの賠償を命じられて控訴したが、
二審で昨年12月、和解した。

この「心臓震とう」は、 
野球などのボールが当たった場合が大半で、
中にはけんかの仲裁で胸にひじが当たって発症したケースもあった。
国内でも同様の症例が14件確認されている。

発症後10分間で救命は絶望的とされ、
3分以内にAEDを使うことが必要である。
AEDは、体外式電気的除細動装置の略で、
心室細動を起こした心筋に、直流電流を流して除細動する装置である。
使用に際して、医師などの資格は要らない。
コンピューターが、自動的に判断して
心室細動なら電流を流してくれる。
そうでなければ、電流は流れない。

ただ、効率よく安全に使うノウハウはある。
1.施行者以外は離れる。(感電しないように)
2.胸を露出させて、2つの電極が心臓を挟むように
  (胸の前面の中心からやや右と左胸側面下側)
  (だいたいの場所は、AEDの機械に図で示してある。)
3.失敗に終わっても、再度同じことを繰り返す。
4.この間も心臓マッサージは、行う。
5.電極を当てる部位は、よく拭いておく。

日本高野連などは、全国の球場にAEDの設置を要望し、
昨年11月の調査によると、全国370球場のうち、
56球場で既に設置された。

AEDは、空港など公共の施設で設置されだしている。





    2月14日 2006
    
放射能2倍の米って!
    元気が2倍になるとは思えない。
どう考えても、喰いたくない!
ましてや、家族には食べさせたくない!

2月10日 青森県への要望書提出行動の報告の一部を紹介する。
(要望書:六ヶ所再処理工場のアクティブ試験をけっして認めないでください)


    青森県は1月24日に
「六ヶ所再処理工場の操業と線量評価について」を出し、
再処理工場が稼働すれば、
青森県産の米1sあたり、
毎秒90個の放射線が(炭素14から)出るという予測を公表した。
青森県の原子力安全対策課副参事(課長代理)の阿部氏は、
「青森県の皆さんが食べている米には、
 自然放射線として炭素14が既に90ベクレル入っています。
 倍になるだけです」    と平然と答えた。
それに対して
「それは自然放射線の分であって、全国の米にも入っている。
 青森の米には余計に入ってくるということでしょう」と問うと、
「地域として評価すると倍ぐらいです。今食べている分の倍です」と繰り返す。

関西の参加者は、
「『今食べているものの倍になる』と聞いたら
 関西の消費者は青森産は買わなくなると思います」
と消費者の立場から反論した。
すると阿部氏は、
「既に自然放射線から90、それと同等が加わるので倍になる。
 見た目は倍ですが、
 国の評価では再処理工場から放出される全ての放射能を含めても
 0.022ミリシーベルトの被曝にしかならない」と
たいしたことはないと強弁した。
参加者からは、
「ご飯茶碗1杯で1秒間に5〜6個の放射線が出ることになるがそういうことか?」
と確認すると、「そうです」と認めた。

青森県は、
青森産の米には他県の米と比べて2倍も放射能が含まれることを公認した。
三村知事は「攻めの農業」を掲げている。
「他県より2倍の放射線が出る米」をキャッチフレーズに
「攻めの農業」を推進していくのだろうか。
米だけではない、リンゴからも魚介類からも放射線が出てくる。
三陸の豊かな漁場も取り返しがつかなくなる。
大量の放射能を放出しなければ運転できない再処理工場が、
人々の生活にどのような影響を与えるのか、
その姿が青森県が公認する中で見え始めてきた。

そもそも、
「0.022ミリシーベルトの被曝」の意味がよくわからない。
胸のレントゲンを1枚撮ると、0.1ミリシーベルトの被爆である。
一般人では、
年間に1ミリシーベルト以下の被爆が安全基準となっている。
(ただし、この場合、自然被爆と医療の被爆を含めない。)
5年間に100ミリシーベルトの被爆があると、
1%の人が、放射線に起因する癌になる。

この「0.022ミリシーベルトの被曝」とは、
いったいどの様にして導き出された被曝量なのだろう。
再処理工場の隣に住んでる人?
それとも、再処理工場からもっとも離れた場所に住んでる人?
毎日、2倍の放射線を出す米を食べている人?
それとも、食品からの被曝は計算外?
被曝の期間は?一年間?一日?はたまた、ずっと被爆し続けてるの?
もし、1年間の合計なら良いけど、
常に被曝し続けているのなら大変な被曝である。

そして、倍の放射線が出る米やリンゴを食べ続けても
この被爆でおさまるの?
当然、このような放射性物質を、
昆布などヨードの形で摂れば甲状腺に蓄積するはずだけど、
そっちの方は大丈夫なの?
チェルノブイリでは、甲状腺癌が多発している。

どう考えても、そういったものを食べ続けたら、
被曝量は多くなるはずだし、被曝線量の蓄積が起こるはずである。
ただで済むとはとても思えない。

「0.022ミリシーベルトの被曝」という言葉は、
具体的なようで、
実は、まったく具体的な説明になっていない。
わざと一見具体的(本当は違う)数字をあげて、
説明したふりをして、ごまかしているとしか思えない。

今回だけは、ごまかされてはいけない。
だって取り返しがつかないから・・・。

そうなってしまったら、
大間のマグロも食い納めって訳である。
(1回しか食べたこと無いけど、ウマかったなぁ!)





    2月13日 2006
    
魚をたべまひょ!
    魚を多く食べる人ほど
心筋梗塞などの虚血性心疾患になる危険性が下がる。
1日に約180グラム食べる人は
同20グラム食べる人の4-6割に危険が下がる。
危険が下がることは、以前から言われていたが、
この傾向は、魚を食べる量と比例しており、
虚血性心疾患になる危険性は、
食べる量が多くなるほど減る傾向にあることがわかってきた。
1日約20グラムと最も少ないグループの危険性を1とした場合、
約180グラムと 最多のグループは、虚血性心疾患全体で0.63に、
心筋梗塞と確定診断されたケースに限ると0.44に、それぞれ低下した。
ちなみに、
刺し身一切れは約15グラム、1人前は約80グラムにあたる。

    この研究では、
魚の種類や、身に油が多く含まれているかどうかについては、
触れられていないが、
魚に含まれる不飽和脂肪酸が強く影響していると考えられる。

    冬は特に魚に脂肪が乗っていておいしい季節である。
ここで気にかかるのは、
海洋汚染のために、
水銀などの有害物質を魚と一緒に摂ってしまうのではないか?
ということである。

    出来れば、
食物連鎖の底辺に近い魚(イワシや、キビナゴやキンメモドキ?やスカシテンジクダイ?)
を食べるようにした方がいい。
食物連鎖の頂点に近い魚(カジキや鮫、イルカなど)は、
生物学的濃縮のために、
高濃度の汚染物質がたまっている可能性が高いから、
日常的に食べると、
今度は、こちらに汚染物質の生物学的濃縮が起こってしまうからである。

    でも、毎日いわしってのも、
なんだかなぁ!
それに、いわしって、ニオイがちょっと、苦手・・・。
アジは好きなので、
このあたりで手を打ちますか・・・。

キンメモドキは、何処かの誰かさんしか食べないですよね!

    
この、ゴチャッといるのがキンメモドキ。


  
こっちのゴチャッといるのが、スカシテンジクダイ。

どちらも、ハタやカスミアジの餌になってしまう。


    そういえば、明日はバレンタインデー。
チョコを買って、イラクの白血病の子供を救うお手伝いはいかが?
イラクの白血病の子どもに医薬品を送っている民間団体
「日本イラク医療支援ネットワーク」(事務局・長野県松本市)は、
1口500円の募金に応じてくれた人に
チョコレートをプレゼントする運動を展開している。


イラクでは湾岸戦争後、
白血病の子どもが急増している。
(これは、アメリカ軍が使った
 劣化ウラン弾が原因であると強く疑われている。)
そして、
抗がん剤は高価な上、冷蔵して届ける必要があり、慢性的に不足している。

チョコレートはイラクの子どもが描いた絵のカードとセットで、
募金500円のうち400円が薬代に充てられる。
 

     同ネットワークは
「化学療法は平均3年続けなければならない。
 400円は1日分の薬代に相当する。
 より多くの子どもが継続して治療を受けられるよう
 協力してほしい」と話している。

   募金申し込みは14日まで。
その後はホワイトデー向けに募金運動をする。
問い合わせは事務局、電話0263(46)4218。






    2月 7日 2006
    
いただきます。
    「ついに日本人もここまで落ちたか!」と思った。
去年の秋に、某ラジオ番組で
「いただきます」を言うか言わないかで論争があったのだそうだ。

内容は次のようなものである。
ある小学校で母親が申し入れをしました。
「給食の時間に、うちの子には『いただきます』と言わせないでほしい。
 給食費をちゃんと払っているんだから、言わなくていいではないか」

この意見に対して、否定的な意見が多かったのは救いであるが、
「肯定的な意見も珍しくなかった。」というのに驚いてしまう。
さらに、

「食堂で『いただきます』『ごちそうさま』と言ったら、
 隣のおばさんに『何で』と言われた。
 『作っている人に感謝している』と答えたら
 『お金を払っているのだから、店がお客に感謝すべきだ』
 と言われた」との内容である。

 
また、申し入れを支持する手紙も数通あった。
学校で「いただきます」を言う際、
手を合わせることに「宗教的行為だ」、
と疑問を投げかける人もいるのだそうだ。

   何ともさみしい話である。
「いただきます」が
お金を払ったとか、払ってないとかいう問題に
すり替えられてしまうことが情けない。

僕たちは、「いただきます」を誰に向かっていっているのか?
もちろん料理を作ってくれた人にも言っている。
でも、それだけではない。
僕たちに食べられてしまうことになった命や、
その命が育つ過程で、犠牲になった諸々の命や、
自分自身も含めてその命もはぐくんでくれた自然や、
米や野菜を作ってくれた農家の人や、
それらを運んでくれた運転手や
その道路を造ってくれた作業員や
流通の安全をを支えてくれる道路公団や警察の人や
太陽の恵みや、地球の恵みや
宇宙のすべてに「いただきます」と感謝しているのである。

そんなことが、見えなくなってしまった人が
日本にも出てきたことが悲しい。
僕は、某国の一部の人を軽蔑している。
それは、国が強大になり、おごり高ぶって、
「何でも「金」や「権力」で解決できる。」
と思い上がって、
本当に無理矢理にそうしようとしているからである。

本当に大切なものが見えなくなった人達だからである。

まさか、
日本にもそんな人が出現してくるとは、
夢にも思わなかった。
こんな事は、親から子供に教える以前のものである。
教えなくても、
子供は自然にそのことを身につけるものだと思っていた。

教えなきゃいけない時代になったのだろうか???






    2月 3日 2006
    
イソフラボンに関して
    イソフラボンは大豆などに含まれる物質で、
骨粗しょう症などに予防効果があるされている。
大豆イソフラボンについて、
食事以外のサプリメント(健康補助食品)で摂取する場合、
食品安全委員会の専門調査会は、
1日の上限の目安を30ミリグラムとする案をまとめた。

  「エッ?」 
というのが、第1印象であった。
だって、僕なんか豆腐が大好きで、毎日食べている。
昼食は、ほぼ毎日、豆腐と納豆である。
近頃は、寒いので「湯豆腐」の日もあって、
そんな日は、昼も夜も豆腐である。
製造法などで、若干の誤差はあるが、
豆腐半丁(150g)にイソフラボンは約30mg含まれている。
30mgなんて、毎日、かる〜くオーバーしている。

「いけないの?」
というわけで調べてみたが、
なかなか 、いけない理由が見つからなかった。
体に良いというのはいっぱい見つかったが、
商売目的のサプリメント屋のコメントでは
アテにならない。

そして、たどり着いたのは、以下の発表である。

イリノイ大学アーバナ・シャンぺーン校で行なわれた研究である。
イソフラボンは、エストロゲンと構造が似ており、
アメリカでは、
更年期障害などのホルモン補充療法の代替えとして、
自然な治療法として販売されている。
ところが、
「この一部分の純度のみが高められたイソフラボン含有製品には、
 ホールの大豆食品と同じような健康上のメリットはないかも知れない。」
というものである。
さらに、
「50才以上の女性に発生する乳癌は、
 エストロゲン依存性であり、
 過度に加工されたイソフラボン製品の消費は危険かもしれない。」
と結ばれていた。

この発表にはさらに続きがある。
「マウスにイソフラボン・ゲニスタインを
(これがどうやらイソフラボンの生成された成分のことのようだ。)
いろんな化合物と同時に投与した場合は、
乳癌は大きくも小さくもならなかった。
いろんな化合物と同時に投与する場合とは、
最小限に加工された大豆粉で、
アジアで食べられている大豆食品に近い。」

そして、
「より純粋な形のイソフラボンを含む大豆製品は
腫瘍の成長と関連があると考えられてきた。
これらの製品は
イソフラボン含有サプリメントに使われている物質と同じものであり、
多くのアメリカ人が消費しているものである。」

というものである。


調査会では、
日本の大半の国民は、
一日70mg以下のイソフラボンを摂取していて、
特に健康被害は出ていない。
このことから、
安全に摂取できる総量を70-75ミリグラムと推定し、
平均的な食事では、
豆腐や納豆などの食品から1日16-22ミリグラム摂取していることから、
サプリメントなどでさらに30ミリグラムを摂取しても、
安全な量を超えないとした。
さらに、
「食品からの摂取で上限を超えても、
ただちに健康被害が発生するわけではない」としている。



ようするに、
精製されたイソフラボン・ゲニスタイン(サプリメント)は、
摂取しない方がいいという話


だと理解している。

という訳で、
明日からも、お昼御飯は、豆腐と納豆!

チャン、チャン!





    2月 1日 2006
    
歯のバンク
    といっても、歯を銀行に預けても利子は付かない。
親知らずを抜いたり、歯の矯正のために健康な歯を抜く機会があるときに
知っておいてもいいかもしれない。

ティースバンクとは、
何らかの理由で抜かれる健康な歯を、
自分のために冷凍保存しておいて、
虫歯や事故などで歯を失ったときに、
解凍して再利用するのである。

このシステムは2004年4月1日に、
世界で初めて広島大学で事業化された。
ティースバンク事業を運営するのは、
同大学発のベンチャー企業、スリーブラケッツである。

  あくまでも、保存の対象になるのは、
健康な状態で抜かれた親知らずや小臼歯である。

以前から、親知らずを抜いた場合、「即時自家歯牙移植」といって、
即座に必要な部分に移すという技術は確立されていた。
保険適応にもなっているくら いポピュラーな方法なのだそうだ。
しかし、この場合、
抜いた歯は、1時間以内に移植しないと
歯の生着に必要な「歯根膜」という組織が機能しなくなることや、
移植 が必要になった時期には、
すでに移植する歯は抜歯されてなくなっている事が多く、
実際に治療を受けられる患者さんは少なかった。

移植された歯は、インプラントの歯と較べて、
普通の歯の噛みごたえがあるということである。

歯の再利用の仕組みは、以下のような次第である。
親知らずや矯正治療で抜いた歯をティースバンクに預ける。
磁場を使ったプログラムフリーザーで歯を凍結し、
次いでマイナス150度で長期にわたって保存する。
預けられた歯を、虫歯などで歯を失ってしまったときに
解凍され、抜けた部分に移植する。


ただし、預けることができるのは、
移植による生着が可能な健康な歯に限られる。
具体的には、
上下の親知らずや、歯列矯正のために抜歯される上下の小臼歯
が保存の対象になる。


実際に事業の中心役を担っている
河田俊嗣氏(広島大学病院口腔健康発育歯科矯正歯科講師)によれば、
親知らずは、第1、第2大臼歯の部分に、
小臼歯は、下顎の前歯以外なら、歯の形を整えることで
どこの部分にも再利用が可能なのだそうだ。


歯根膜の組織からは、
神経や血管が再生するので、
普通の歯と同じような噛みごたえが約7割は戻る、と言われている。


また、インプラントは骨の一部と癒着するため、
年をとって細菌感染などのトラブルが生じたときに、
歯を除去しにくいという欠点がある。
だが、自分の歯な ら緊急事態のときに
簡単に再抜歯ができるという点もメリットである。
もっとも、歯周病で歯を抜かなければならなくなった時は、
インプラントも移植も適 応は難しい。

解凍し、移植した歯は、
動かないように3日間ほど強く固定した後、
1カ月間ほどワイヤーによる固定を行 う。
また、歯の移植後1カ月目には、
歯髄処置が必要な場合もある。
結果、全く違和感なく噛めるようになるには
2〜3 カ月間ほどかかるようだ。
 

料金は、
歯1本あたりティースバンクに20年間預けるのに9万円、
解凍して移植するときに10万円、
ほかに血液検査の2万円など、合計で約20万円と少しかかる。
 

広島市以外に住んでいる人以外でも、
東京都、大阪市、愛媛県松山市、広島県呉市、広島県福山市、名古屋市などでは、
提携医療機関を紹介してくれるそうだ。


スリーブラケッツのWebサイト: http://www.teethbank.jp/

   そういえば、転んだりして歯が折れたときなどは、
歯をティッシュにくるんで歯医者さんに持って行くのは、
歯の組織が乾燥して、手遅れになる。

口に入れたまま、歯医者さんに行くか
(のみこまないように!)
生理食塩水で洗って、生理食塩水につけて持って行くのがいい。

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