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薬・検査・治療/ゲンタマイシンの治療


薬・検査・治療

ゲンタマイシンの治療

ゲンタマイシンはどうかな?で、いい方の耳の聴力が正常ならば、ゲンタマイシンの治療はいいかもしれない、、、と書きました。
私はゲンタマイシンの治療をしたのと同じような状態なので必要はないと思っています。

両耳状態なので、片側である事が前提のゲンタマイシンは私にはダメなのですが、今のレベル、いい方の聴力が正常のギリギリ前後ぐらいの低音難聴レベルならば、自己責任と覚悟を決めればいいかもなんて思っていましたが、考えがあまかったようです。
いい方の聴力が正常のギリギリ前後ぐらいの低音難聴レベルだとすでに両耳だと考えた方がよく、将来いい方の耳の聴力の悪化も予想されるので、この治療は選択するべきではなさそうです。

ゲンタマイシンは、片側の耳だけにメニエルの症状がでている人が対象になります。1957年に始まったそうですが、最初のころは内耳前庭機能の廃絶を目的としていました。

ゲンタマイシンはマミノグリコシド系の薬の中でも半規管に影響し、蝸牛には影響しないと言われているようですが、前庭機能を廃絶する程度にまでゲンタマイシンを投与すると聴力も悪化するようです。めまいに対する効果はかなり良くて個人差も大きくはないようですが、聴力に対する影響は最悪聞こえなくなるぐらいになって非常に個人差は大きいようです。なので、病気が進行して難聴が進んだ人とか、遅発性内リンパ水腫の同側型の人に行われていたそうです。

最近では、ゲンタマイシンを少量、様子を見ながら投与すれば聴力が悪くなりにくかったり、
前庭機能が残っているぐらいの状態でもめまいのコントロールがよくなっているのがわかってきたり、
内リンパ水腫ができるのを抑制しているという働きがあるらしい事がわかってきました。
このゲンタマイシンの治療は回転性のめまいに対する治療です。
ゲンタマイシンによって前庭機能が低下するとふらつきがでる事があり、特に高齢者は代償が働きにくいので避けた方がよさそうです。また、投与の終了後も障害が進行する事もあるらしいので、より慎重にするべきなのかもしれません。尚、この治療によって、反対側の耳への影響はないようです。

でも、でも、少量投与で聴力への影響が少ないならば、、、されどさらなる覚悟をすれば、、、いいのかも?と思ってしまいますが、、、効果も今ひとつでしょうか?、、(^^;;

いずれにしても、私の場合には前庭機能はすでに低下してめまいも軽くなってるから必要はないのでしょう。
病状で適切な時期に適切に使用すれば、けっこういいかもしれないと思います。