☆. CN-07:ヘルメット .☆

(HELMET)

- S56.02.21 Released (\.5800) -

ペンチ、スパナ、トンカチ、バケツなどの工具が何の脈略もなく空から大量に振ってくる。その合間をぬって作業員を左側の玄関から右側の作業場にかけ込ませるというゲーム。右側の作業場のドアは時間によって開閉しており、如何にタイミング良く外に飛び出して (左側の玄関でグズグズしていると自動的に外に放り出されてしまう) 作業場に駆け込ませるかが高得点のカギでした。

このゲーム、何とファミコンが出る数年前に既に裏技 (当時は必殺技 と読んでいましたが) というものを持っている事で有名 (他には学研インベーダーの裏技も有名ですね)。当時、子供たちに大人気だった漫画ゲームセンターあらし (作:すがやみつる)でも取り上げられたほどです。

裏技の入力コマンドは、まず時計モードにして TIME を押しっぱなしにします。すると、工具は秒単位で動くのに対し作業員はずっと止まったままになります。しばらくそのままにし、工具が頭に当たって作業員が地面に倒れたら TIME を放します。

直後、作業員が地面に倒れて消えた瞬間に TIMEGAME A (あるいは GAME B) を同時に押し、その状態で右ボタンを押し、TIMEGAME A を放すと、作業員の分身 (ゴースト) が現れるというもの。このゴーストは実際の作業員が玄関にいない時には、上から振ってくる工具が当たってもミスとならない (でも、作業場に飛び込むとちゃんと得点が入る!) という素晴らしいもので、実際の作業員が重ならない限りいつまでも画面上に存在するものでした。

また裏技とは違うテクニックもあります。G&Wは GAME ボタンを押している間はハイスコアが表示されるのですが、機種によってはこの時にキャラクタを操作ボタンで動かすことが出来ます。で、まさにヘルメットもソレで、GAME ボタンを押しっぱなしにしてキャラクタを作業場のドアの前まで移動してから GAME ボタンを離すと、楽に点数を取ることが出来るのでした。

マンホール同様、アラーム鳴動時に出てくるアラームおじさん(作業員?)はイマイチ。画面に溶け込んでないというか、あまりにも唐突すぎる場所に出るのであまり好きじゃなかったです (ゲーム自体は好きでしたけどね)