Tetanus On Drugs

なんかもう、ね。ヤバイモノが画面に溢れてるんですけど (笑)

落ちゲーの元祖であり、未だに根強い人気を持つテトリス。実際、GBAでもTETRIS WORLDが発売されている訳ですが、そのシステムのシンプルさとプログラムのしやすさから市販品の他にも数多くの自作テトリスが色々なハードで作られています。GBAだけでもかなりの数がありましたが、今回はそんな中から Damian Yerrick氏 (web) 作の本ソフトを紹介します。

この写真だけ見ると、ゲームとして成立してない (笑)

ルールや操作自体はオリジナルのテトリスと同じで、左右でブロックの移動、Aで時計回り、Bで反時計回りにブロックを回転、上を押すとブロックが一気に落下し、下を押すとゆっくり落ちます。あと、Lボタンでブロックのリザーブ/リリースが出来ます。
さて、数ある自作テトリスの中から何故この1本を選んだかというと、とにかく他とは違ったバカさ加減が何とも言えなかったからです (ぉぃ)。画面写真を見てもらえば分かると思いますが、このゲームでは画面が拡大縮小したり、回転したり、歪んだり・・・とにかくまともにフィールドを見ることが出来ません (笑)。 まさにドラッグの言葉通り、これらの画面効果を止めないで (一応、Rで多少は画面効果を抑えられる) 遊んでたら10分ともたずにトリップ・・・じゃなくて具合悪くなります。もうなんというかね、3D酔いよりも酷い。音楽がまたそっち方面で愛聴されてるようなダウナー系で、もうとても健全な子供のためのゲーム機で遊ぶようなゲームでは無いね、と。まぁ、元々市販されてないし、多分、誰も知らないから大丈夫だろうけど (笑)

もう何が何だか

キー入力のレスポンスは良いし、ブロックが落ちる所にはシルエットが表示されるし、接地してから固まるまでのライムラグもあるし、普通のテトリスとして出しても人気を得られたんじゃないかと思うのですが、まぁ、これはこれでまた新しいユーザーも獲得出来たという点では充分成功したと言えるのかな。ちょっと目新しい点としては、同じブロック、例えばL字ブロック4個で4×4の大きな四角になるように積み上げると、金色の大きなブロックに変化します。このブロックをふくめるカタチでラインを消すと通常よりも高い点数を得ることが出来ます。タイムトライアルや150ダッシュでは是非活用したいテクニックのひとつですね。

まだ見やすい方 (苦笑)

ちなみに、マラソンモード(天井までブロックが積みあがるまで続ける)、150ダッシュモード(15000点取るまでの時間を競う)、タイムトライアル(3分間でどれだけスコアを稼げるか競う) の3つのモードが用意されている他、壁紙 (背景にアニメーション効果を付けたり、ヤバ目のグラフィックを表示したり出来る (笑)) チェンジ機能まで付いていて至れり尽くせりといったカンジに仕上がってます。ゲームだけでなく、演出効果にまでこだわった作りは好感が持てますね。でもドラッグには好感は持てないよ (苦笑)