紫禁城というのは・・・

紫禁城

Produced by (c) 東映動画
1991.07.16 発売 (\.3500)

上海に端を発する麻雀牌を使った純思考型のパズルゲーム。ただ他の同種のパズルに比べて知名度はかなり低いようです (FCとかでもリリースされていたような気がするのですが)


画面は2種類切り替え可能

同じ模様同士の麻雀牌を2つ以上くっつけて消し、出口の扉までのルートを作って脱出すればステージクリアとなります。ゴールまでのルートを作れば良いので画面上の牌を全て消す必要が無い (逆にいえば必要な牌と不要な牌を選別するのが難しい) のが、今までのパズルとちょっと違うかな?でも、麻雀牌は倉庫番よろしく1つずつ押すことしか出来ません (まぁ、パズル操作の王道ですか)。
そうそう、もう一つのルール=邪魔牌の存在があります。これは通常の牌と違う牌 (字牌) で、通常牌が触れると邪魔牌に変わってしまって動かなくなってしまうというモノ。通常牌と邪魔牌を同時にくっつけたとしても邪魔牌の方が優先されてしまうのが厄介です。


縮小表示可能なのはグ〜

パズルを解くのに便利な機能として、Undo機能があります。一手だけでなく十手まで戻すことが出来るのがミソ。メニュー画面だけでなくBボタンを押すだけで利用出来るのが良いですね (無限Undoならなお良かったのですが)。また、メニュー画面では画面が縮小表示され構成が一目瞭然。この状態で動かせればなお良かったのですが、パズルを解くのに便利であることに変わりは無いでしょう (ちなみに、通常の画面ではAボタンを押しながら十字キーを押すと画面をスクロールさせることが出来ます (一覧性が低いのであまり役に立たないけど)
また、直接パズルを解くのには関係ありませんが、上の画像の様に中国風の画面と西洋風のキャラクタ表示を随時切りかえることが出来ます。個人的には中国風のキャラの方が好きなのであまり切り換えることはありませんが (西洋風のキャラは盾に描かれた数字が見にくい)


何て書いてあるんだろう (`_` )?

ステージは全50面で、10面クリア毎に右のようなグラフィックが表示されます。ステージは先に述べたメニュー画面で全セレクト可能で、特にパスワードなどのコンティニューはありません。すぐに答えが分かってしまうモノから思考錯誤の上にやっとクリアというモノまでステージ数に関係無く並んでいる様なので何処から始めてもOKでしょう。
全ての牌を使わなくて良いというのが、なんとなく『四角い部屋を丸く掃く』という感じがしてスッキリしないところもあるのですが、結構頭を使うのは確かです。ランダム性が無く (1度クリアしたらオシマイ) 末永く遊べるゲームではないのでオススメ度は低いですが、パズルとしての評価は中の上くらいはいくでしょう。パズル好きなら1度遊んでみては?


お買い得度:★★★☆☆(3)
定価ではちょっと・・・1度クリアしたらオシマイだしね