あんまりグラフィックも上手くないんだなぁ、これが (苦笑)

MAGICAL DROP

Produced by (c) アルトロン
1999.03.05 発売 (\.3980)

Produced by (c) DATA EAST
2000.--.-- 発売 (\.4500)

日本では結構有名でファンも多く、WSやネオポケではリリースされているというのに、何故かGBでは海外版しか発売されていないという不思議なソフト。その理由は未だに定かではない。つーか、開発元のデコが消えた今となっては確かめようも無い (苦笑)


キャラクタは揃っているようですが・・・

他のアクションパズル同様、同じ色のドロップを縦・横に3つ以上くっつけると消滅するという至極簡単なルール。ただし、消滅動作が発動するのは縦に3つ以上並べた時のみで、それに繋がる横のドロップが消えるという意味です。横一列に3つ以上並べただけでは全く何も起こりません。ドロップは、Aボタンで吸い込み (続けて吸い込むことは可能ですが同じ色じゃないとダメです)、Bボタンで吐き出します (マネーアイドル・エクスチェンジャーと同じですね)。もちろん、このゲームの特長である後づけ連鎖と呼ばれるシステムも健在。これは、ドロップが完全に消える前に別のドロップを消すもので、他のゲームではツミコミとかを考えてしまいますが、このゲームの場合にはとにかく間断無く消していけば連鎖という考え方らしいので正確に素早くキー操作が出来れば連鎖で高得点が望めるようになっています。個人的には、連鎖というよりもコンボといった方がしっくりくるような気がするのですが (笑)
ちなみに、連鎖は画面左上に xxRCT と表示されます。ま、位置的にも大きさ的にも見てる余裕無いと思いますが念のため。


孤独な戦いが続く

さて、GB版ではオリジナルで人気のストーリーモードがありません。なんと、1人で淡々と消し続けるモードと2人対戦モードしか用意されていないのです (マイガッ!)。しかも、GBの画面の関係上仕方の無いことですが、ドロップがとても小さく、さらに色使いが悪いので色の判別が難しくなっています。緑とオレンジだと思うんだけど、特にこの2つは何がなんだかサッパリ分からんです。いつも思うんだけど、何で見やすい色で作ろうと思わないのかなぁ?背景が黒なんだから、当然白とかもありだろうし、カタチに変化を付けるってのもありだと思うんだけどねぇ。あと、スペシャルドロップ (繋げて消すと、画面中の同じ色のドロップが消えるなどの特殊効果アリ) も出てくるんだけど、やっぱり小さくて判別が難しい。ぷよぷよとかもそうなんだけど、元々スケールが違うモノを無理矢理ゲームボーイにしようとしてるんだから、そのまま移植したんじゃ見辛くなるって事は分かりきってるはず。ユーザーは遊ぶ為にゲームを買ってるのであって、プレイする為に慣れが必要だの、明るい所で遊べなど強制されることは望んでないはず。そんなことさせられるくらいなら最初から他のコンシューマ機で遊ぶってもんです (笑)


何やら発動した模様 (笑)

実はオリジナルのマジカルドロップ自体をあまり遊び込んでないので比べて評価することは難しいのですが (アイテムの効果とか、演出で出てくるグラフィックとかが良く分からないっつーか、オリジナルのマジカルドロップ自体が作品によってルールが変わってたりするし (笑))、システム自体は簡単なのである程度までは誰でも進めることが出来るはずです。ただ、テクニックを覚えているかいないかで壁を越えられるかどうかが決まるというか、その壁を越えるのが結構難しいです (私自身がそこまでやり込んでいないだけとも言えますが)。個人的には、この手のゲームは家庭用の大きな画面で遊んだ方が良いような気がします。元々、そういうレイアウトを元にデザインしてるんでしょうしね。そうでなければ携帯機に移植するに当たりそれなりのアレンジを施すべきではないかと。少なくとも、GBでスケールダウンしただけの移植というのはする必要が無かったような気がします。海外ではWSやNGPは無いので仕方なくGB版を発売したとも考えられますけどね (ぉぃ)。元は悪くないゲームだけに至極残念ですね。


お買い得度:★★☆☆☆(2)
見にくい画面に少ないモード等、不満は多い
オリジナルの良さをもう少しでもアピールしてくれれば・・・