MR2(SW20)
最終更新日 : 2001.9.28
ブレーキフルードを少し抜き取る レベルがMINくらいになるまで数10ccくらいポンプで抜きます。 ポンプには110円のオイル注しを使いましたが、ちょっと根性が無くて 吸い出しに時間がかかります。まあ、50ccくらいなので、これでもOKです。 ※1輪ずつ、交換しては、ブレーキを空踏すれば 溢れることは無いので、抜かなくても良い場合もある。 パッドが減ってMAX-MINの中間くらいなら、リアなら2輪交換でも平気(^^;) |
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フロント・ブレーキの外観 関係ないけど、ブレーキローターって車軸に固定されていません。 タイヤを外すとガタガタと揺れて、キャリパーだけで止まっている感じです。 |
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キャリパーの部分のクローズアップ 矢印の部分に14mmのボルトが2本あるので外します。 あまり強いトルクで締められてはいないので、簡単に外れます。 でも、うちの安物ラチェットでは、ナメかけてしまいました(^^;) やっぱ、安物工具はダメですね・・・ |
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キャリパーは落ちないように吊しておく ネジを2本外すと、キャリパーは下に落ちてしまいます。 キャリパーにはブレーキラインが繋がっているので、これにストレスを 与えないように何かで吊しておきます。 できれば、丈夫なフックでサスのバネに引っかけておくと良いですね。 今回は何も無かったので、ロープで吊しましたが面倒です。 交換は、パッドについたバネを外し、パッドを斜めに傾けるようにすると 簡単に外れます。パッドの裏には鉄板(シム)が2枚付いているので 付き方を忘れずに覚えておきます。 |
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矢印部分のバネが付いている場所を忘れないように これは純正の内側のパッドです。白っぽい丸はキャリパーのピストンの 跡で、銀色のシムに付いています。この裏側には黒くてスリットの入った シムも付いています。 矢印の場所には、小さなバネが付いています。 パッドが減ったとき、ローターにこすれてキーキーなる物だと思います。 |
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バネを横からみるとこんな感じ・・・ このバネの右端よりパッドが薄くなったら、バネがローターに 接触する仕組みです。頻繁にパッドを交換するなら、別に付けなくても 構わないでしょう。レースなんかで使うときは、半分使ったら、もう 交換してしまう人も多いようです。 右側の部分がパッドです。まだまだ十分に残っていますね! 少し丸くなっているのは、面取りした跡のようです。 面取りは金属製の平ヤスリで簡単にできますが、結構粉が出るので 室内で削るときは注意しましょう。 |
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シムにブレーキグリスを塗る シムにブレーキグリスを塗ります。あまり付けすぎないように、シムの ミゾにこすりつけるように塗っておきます。 ブレーキグリスは、耐熱性の高い物が必要です。一般用のグリスだと 熱で溶けだしてパッドやローターに付いて、ブレーキが効かなくなるかも しれません。自分が買ってきたのは、工業用のモリブデングリスで、 耐圧・耐熱用の製品です。ホントはブレーキ専用品がベストです。 |
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ピストンをウオーターポンププライヤーで引っ込める ほとんどの場合、交換したパッドの方が分厚でしょうから、 このままではキャリパーが装着できなくなります。 そこで、プライヤーでピストンをゆっくり押し込みます。 ここを押し込むと、ブレーキフルードタンクへ逆流します。 フルードを溢れさせないように注意しましょう。 プライヤーは安物で十分でしょう。私のは680円でした(^^;) |
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装着終了したG2パッド シムを取り付けたおかげでパッドの色が全然わかりません(^^;) ま、白色なんで汚れれは、純正と見分けが付かなくなるでしょう。 ドレスアップするなら、シムは無くても平気です。 シムは無き止めと、熱がキャリパに伝わり難くするために付いてます。 ピストンは内側にしか付いてないので、外側のシムは無くても良いかも しれません。シムを付けないなら、グリスアップも必要ありません。 |
リア・キャリパーの外観 リアのキャリパは、矢印の部分にある、12mmのボルト1本だけで止まっています。 キャリパを上に跳ね上げるだけでブレーキを見ることができるのですが・・・ |
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邪魔をする、サイドブレーキワイヤー 矢印のワイヤーは、サイドブレーキのワイヤーです。これが結構堅くて キャリパを上に跳ね上げることを邪魔します。無理矢理持ち上げれば、 なんとか交換可能なくらいは持ち上がりますが、ワイヤーにストレスを 与えそうで気が引けます。サイドブレーキ・ワイヤーを外してしまうのが、 もっとも安心できる方法ですけど、キャリパに隠れて手探り状態での作業になり ちょっと厄介です。 |
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形状が違う、リアブレーキパッド(純正品) リアのブレーキパッドは、外側と内側でパッドの形状が異なります。 大きい方が外側、小さい方が内側です。 フロントのように、パッドにバネを付けなくて良いのですが、実は純正パッドには パッド自体にバネが付いています。G2には、このバネは付いていませんので パッドが無くなる前に交換を心がけておかねばなりませんね。 |
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リアのピストンの押し戻しは、ピストンを回す リアのピストンの押し戻しは、ピストンを回して行います。 回すには専用工具もありますが、ラジオペンチで代用できます。 ただ、ラジオ用の小振りなラジオペンチだと先が細くて扱いにくいです。 ピストンを回すにも結構力が要りますし、大きめのラジオペンチを購入した方が 良いようです。 |
シムの役目
ブレーキパッドにくっついているシムは、ブレーキの鳴きを軽減させたり、パッドの熱をキャリパに伝えにくくすることでペーパーロックを起こしにくくしたりするのに役立っています。シムにはグリスを塗るため、それが断衝材になるため、ブレーキのフィーリングが悪くなります。また、パッド自体に熱がこもりやすくなるのでフェードが起きやすくなる欠点もあります。
シムは要らない!
ブレーキのメンテナンスを頻繁にするなら、シムは無用だと思います。とにかく、シムが付いていると、パッドの脱着が面倒です。頻繁にパッドの様子を見るなら、パッドが無くなってくれば直ぐ解ります。ペーパーロックはDOT4のフルードを入れれば対策できますが、フェード対策はできません。それに、ブレーキタッチが悪くなるのは困りものです。高価なステンメッシュのブレーキラインに替えるより効果がある場合もあります。つまり、社外のパッドを入れてガンガン走る人はシムが無い方が好都合です。でも、ファッションでパッドを替えているだけの人で、自分でメンテしないなら、色々と不都合もあるでしょう。まあ、そんな不都合を気にするような人は、パッドなんか替えないかな(笑)
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リアブレーキのピストンを押し戻すには、ラジオペンチのようなもので、回しながら押し込みます。でも、これが結構めんどうで、あちこち傷だらけにしてしまいました(^^;) これ以上傷つけるのは忍びないので、ピストンを押し戻す専用工具を買ってきました。 これは、アストロプロダクツの、ブレーキピストンキューブというものです。3/8のラチェットを挿して回すことで、楽にピストンを回せるようになります。値段は750円とちっと高い気もしますが、なんだか面白そうなので買ってみました。 短めのエクステンションを付けて使います。ピストンが固着していても軽く回せるので 結構楽です。ラジオペンチを使うよりずっと良いのでオススメ! |